単純でおもしろい実験。
目を閉じて「今、どんな考えが浮かんでくるだろう?」と頭の中に思考が浮かぶのを見張ってみる。
現れたら捕まえてやるぜ、みたいな感覚で息を殺して待つ感じ。
でも別に、ゴキブリやヘビやネズミが現れるのを警戒しているわけじゃないから、緊張もしないし恐怖心もない。
「今に在る」ってこうすれば簡単に体験できる。
すると「…………………」と、本当に思考は止まる。
なるほど。今にいると思考ってホントに黙るんだ~?と思う。
これをちょくちょくやって、なんかちょろちょろ出てきたら、いいも悪いもなくふうんと眺める。
だって自分じゃないんだから、いいとか悪いとかどうでもいいというか、何か言ってるわ~と真に受けないで眺められる。
そうして勝手に流れる思考を、自分と同一化しないで他人事のように見ているうちに、自然とヘタレていく。
流れてくるのも勝手なら、ヘタレていくのも勝手で、自動思考ならぬ自動消滅ですね。
消えていいんですよ、もともと幻なんだから。
呼吸法とか一生懸命やってる人が多い中で、こんな軽いノリでいいんだろうか?と思うけど、エックハルトさんは「やり方は複数あって、どれか一個でいいんだよ~」と言っておられたので、参考までに私はこんな感じ。
(「沈黙」とか「空間」からも入口があるそうで、それは私には難しすぎた)
あくまで私の場合は、これで過去や先のことが何も気にならなくなったのは確か。
甲斐バンドのHEROが大好きだったのもよかったのかもしれん。