珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

楽しい仕事2

2024-11-26 | 精神世界
私の仕事を見る子供の視線がおもしろい。
大人は「あ、掃除ね」とチラ見して、心ある人は感じのいい挨拶をしてくれたり、お礼の言葉を言ってくれたりするけど、幼児くらいの子は決まってじーっと観察を始める。
まだ「掃除をしている」なんていう概念がなくて、うちでお母さんが掃除機をかけたりしているのは知っているかもしれないけど、何やら長い棒のようなものを持って(ホウキやモップ)廊下やエントランスをウロウロしているのが、不思議で気になって仕方ないらしい。

一つの物件で1歳くらいの男の子がいつも食い入るように私を見つめるので、微笑んで手を振ると、向こうも無言で手を振ってくれた。
以来、会うと必ず見つめ合って手を振り合うようになった😍  
(ちなみに1歳にしてめちゃイケメン♡)
「いつも謎の道具を持って謎の動きをしている生き物は、自分に反応して手を振る」とインプットされたようだ。
これが幼児の目にうつる世界で、彼は私にも私の動きにも何のラベルも貼らないで「ありのまま」を見ているのだと思う。

ありのままを見ると、世界は信じられないほど生き生きとしており、その味わいから目を逸らせないそうである。
海外旅行とか、見慣れない風景の町へ行くと「知ってる、わかってる」が少し収まって、「ハッと見入るような感覚」になるけど、ずっと遠い昔、忘れてしまっただけで、私たちはそんな世界を見ていたのだ。
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