これまでも、ウイルス性の病気が流行ったことは日常にあった。
でもそれはかかった人は休んで、かかってない人は通常通りということだった。
子どもの頃から「風邪をひいた人は休む。そうでない人は学校に来る」ということを当たり前に見てきたもんね。
ところが今回、当たり前と思っていた概念が覆って、
「かかった人もかからない人も等しく休むべし」
という体験を知った。
いやホント初体験ですよね。
かかってない人も自覚がないだけで感染していて人にうつすから(そんな人本当にいるの?)、出歩いたら感染する可能性があるから。
だから元気でピンピンしていても、病人と同列に休むべし。
今回の騒動には人によってそれぞれ感じるものがあると思うけど、私が一番感じたのは怖いとかそういう感情より、この経験したことのない体験の驚きだった。
ここまで言うのなら、このウイルスにはこれまでにない「何か」があるのだろうか?
それって何?
わからないのか、それとも何か隠していることがあるの?
確かに諸外国を見ると死亡率が高い。
あんなタフそうな欧米人が桁違いに亡くなっている。
そんな強力なウイルスなのに、でもこんなに人口の密集した日本が、患者数も死亡者も今日の時点でもやはり2桁も違う。
2桁……
なぜ?
そんな中、日本も自粛を始めたけど、自粛しても感染者数は減らない。逆に増えた。
日本は爆発的感染があって自粛したのではなくて、「これ以上増やさないため」に自粛した。
自粛しても増えるのはなぜ?
「自粛しなかったらもっと増えた」の?
どこかの「このお陰で、もっと増えてたところが軽く済んだのよ」みたいに聞こえなくも( ̄∇ ̄)
じゃあ自粛してなかったらどのくらい増えたの?
曖昧な返事じゃ困るのである。
中にはもしかしたら、ただキャーキャーと怖がって自粛していればいい人もいるかもしれないけど、生活も将来も賭けて歯を食いしばって自粛してる人もいるのである。
そして自粛したって補償がまるでない。
これはゼロ円と補償金額で何桁違うの?
6桁?7桁?…
なぜ?
「怖い」より、今回私はなぜ?が多すぎる。
「自分は無自覚か軽症でも、ウイルスをまき散らしている可能性」という。
どっちやねーーーん?!
「インフルの20倍の毒性がある怖ろしいウイルス」と「かかっても無自覚か軽症」が実に都合よく、同時に使われる不思議。
そんな強いウイルスが、なんで「無自覚か軽症だから知らないうちにまき散らす」になるの?
そんな人によって極端に分かれるのだろうか。
それはなぜ?
それは日本の場合?
どこの国の場合?
ノーベル賞科学者が、ウイルスの解明なり収束に数カ月か一年かかるといえばそれは事実だろうし反論はない。
でもそれに合わせて数カ月でも一年でも自粛できる人なんてどのくらいいるの?
「頑張っていきましょう」と言われればそれは「補償を頑張ってください」と政府に言ってほしいなあ。