絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2024年11月9日(土)ドローイングコース・イヌイマサノリ先生の授業内容

2024-12-12 18:31:27 | ドローイングクラス

ドローイングコース2回目の今日は、メリケン波止場方面へスケッチに行きました。

まだ全員そろっていないので、みんなが揃うまでの間、 ウォーミングアップで、イヌイ先生をモデルにして描きましょう!

ショールを纏って本を持つポーズです。描く時間は15分。

久しぶりに描いてどうかな?みなさん家でも描いていますか?

 

では 全員揃ったので、港(メリケン波止場)に行きましょう。

今日は良い天気でとっても気持ちよい小春日和です。

港にはポートタワー、川崎ワールド、オリエンタルホテル、噴水、 船など、絵になる風景がたくさんあります。

目標は、テクニックではなく、楽しんで描けるかです。

僕もその辺りで描いているから、 わからないことがあれば聞きにきてくださいね。

お茶しながらでも良いので楽しく! では3時に教室集合です、解散~!

 

みんな、それぞれにピンとくるものを探しに行きます。

あちこちで、イベントが行われていたり、メリケンパークは賑やかです。

 

生徒の皆さんは、港をぐるっと散策しながら、たっぷり2時間描いて、教室へ帰ってきました。

今日は良い天気で本当に気持ちよかったですね、ではみなさんの絵を見ていきましょう。

 

ややこしい建物なんかは、ミスしても良いから、全体を捉えてあげましょう。

消しゴムは、使うと後が残ったり、勢いがなくなるので、ぼくは使わないんです。

細かいところは、自分で作っちゃうこともあります。

その方が見た時に、説得力があるし、パワーが宿るんです。

自分の絵、描き方は、場数、枚数をこなしていけばわかってくると思います。

 

イヌイ先生の作品

 

皆さんはまだ、描きたりてない感じだから、まずは描いて描いて描き込んで、 それから、削ぎ落としていけば良いので、いろいろやってみて、試してみてください。

だんだんと見えてくるはずですよ。色使いでも、普段使わない色を選んで使ってみたら良いし、 それで、この組み合わせ良いな、が見つかるのも、違うなぁっていうのも収穫。

うまくいかないのも、成功なんですよ。そうやって、だんだんと自分の色味を描いて見つけてください。

 

ドローイングは、デッサンのようにアタリをとらないで、歪んだら歪んだで、エイッと行っちゃったら良い。

ちゃんと描かないといけないなんて思わないで。今までやってないことをやったら良いからね。

 

今日はいろいろ描いてきたけど、難しかったですか?ポートタワーとかね、形を取るのに時間がかかっていたから、家でも、短時間で、1枚で良いので、もっと絵を描きましょうね。

お風呂あがりの1枚なんてどうでしょう。そして、描いたらまた、見せてください。

次回は、神戸動物王国です。早めに行って描くのもOKです。楽しみですね!


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2024年12月4日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2024-12-12 15:08:04 | 絵本わくわく塾

本日は、高科先生の2回目の授業です。

始めに、はやしますみ先生の新刊のお話がありました。

先日出版された、はやしますみさんの『クマダさんのどんぐりコーヒー』(アリス館)は、はやしますみ先生が15年ほど前、絵話塾に通っていた時、高科正信先生の課題で書いたお話を絵本にされたそうです。

高科先生は、絵話塾の修了作品展を毎年見ていて、良いなと思う作品は、背景をしっかり描いていて、クスッと笑える場面があるもの。と、おっしゃっていました。

今回のテーマは「生きる絵本〜くすりと笑うこと〜」

くすりと笑える絵本を紹介していただきました。

・『みんなくいしんぼう』 長新太 (福音館書店)1978年

長新太さんの絵本は、面白いだけでなく、読み手にとっては、軽い力になれる絵本なのだと思います。

 

・『ともだちは緑のにおい』 工藤直子/文 長新太/絵 (理論社) 1988年

ライオン・かたつむり・ろば の友情物語です。

その中の『てつがくのライオン』と『えいえん』を紹介されました。

工藤直子さんは、生き物の目の高さでお話を作っていて、難しいテーマも分かりやすくお話を作られています。

 

・『つきよ』 長新太  (教育画劇) 1986年

とても静かな、でもなんだかおかしいお話。

 

長新太さんは、ほんの少し生きる力を分けることが出来る作家です。と、高科先生はおっしゃっていました。

 

その他に紹介した絵本

・『ほんやのおじさん』 

  ねじめ正一/文  南伸坊/絵  (福音館書店・こどものとも) 2011年

・『あたごの浦』 

  脇和子/再話  脇明子/再話  大道あや/絵  (福音館書店) 1993年

・『ふうふうぽんぽんぽん』  水谷章三/文  杉浦範茂/絵  (童心社) 2000年

 

次回は「伝える絵本~愛するということ~」がテーマです。

 

後半は、原稿用紙の書き方の説明がありました。

皆さんの課題を見て、原稿用紙の書き方が分かっていない方が多かったです。

題名は2行目、作者名は4行目、書き始めは6行目です。

絵本のテキストを書く場合は、絵本にはめくる行為があるので、ページが変わる時に、何行か空けて書くといいですね。

高科先生の書いた原稿を見ながら説明をしていただいたので、参考になり分かりやすかったです。

課題を書くときは、下書き→書き直し→清書というように、3回は書き直してほしいです。

 

では、次回の課題です。

3つの言葉をつなぎ合わせて題名を考えます。

○○は△△の✕✕ といった感じです。

例えば『ともだちは海のにおい』 

今回は対象年齢が自由です。枚数も自由です。

絵本のテキストではなく、短いお話を書いてください。

提出は、1月22日(水)

 

 


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