絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2022年7月17日(日)絵本ゆっくりコース・荒井良二さんの授業内容

2022-07-19 16:17:08 | 絵本ゆっくり塾

本日の絵本ゆっくりコースは、荒井良二さんの今期最後の授業でした。

本日が最後の授業で、8月16日(火)〜8月28日(日)まで、修了作品展が開催されます。

「みんなどんな作品なの?タイトルは何ていうの?」

「絵本を一冊作ると、いっぱい気づきがあるよ。客観視して観れるからいいよね」

修了作品展の絵本の話をして、本日の授業が始まりました。

 

本日のミニ絵本作りのワークショップは、

不便なこと(便利じゃないこと)を考えて、2コマ、3コマ程度の短い絵本を作ります。

不便なことを書き出しました。

・エレベーターの無い高層住宅

・車が通れない道

・電気のない夜

・不便な乗り換え(トランジット)

・お湯の出ないシャワー

・底のない靴 など

車が通れない道なら歩くしかない。 車ではなく別のものなら通れる?と考えていきます。

回り道・迂回をすることが、絵本ぽいのです。

今回のテーマは、不可能を可能にする。

「不便の利」不便なほど絵本につながるアイデアが浮かびそうですね。

では始めましょう。

荒井良二さんは一人ずつに声を掛けながら、アイデアを聞いていきます。

  

 

笑えない現実も絵本的な発想で有りになります。

例えば、戦争反対の絵本だとしても、

「戦争反対」を使わずに、比喩的に何かに置き換えて書くといいのでは。

荒井良二さんの絵本には、直接的に伝える事はなくても「戦争反対」や「平和」を伝える絵本がたくさんあります。

 

アイデアがどんどん浮かんで、2冊目を描いている方もいました。とても楽しそうです。

 

 

 

 

 

2コマ、3コマで完結出来るので、頭の体操として普段から考えてみるのもいいでしょうね。

あっという間に3時間が過ぎました。

 

本日は修了式も行います。

修了証をお渡しして、その後は皆で食事会をしました。

今期はコロナ禍だったこともあって、ほとんど食事会も出来なかったのですが、

最後にゆっくり話も出来て楽しい時間でした。

そして、皆さんがマスクを外した顔もあまり見たことがなかったので新鮮でした。

修了展は8月16日(火)から始まります。

皆さんの作品を楽しみにしています。

 

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絵本とイラストを学べる「絵話塾」からのお知らせです。
 
7月の絵話塾のガイダンスを下記の日程で行います。
 
各回5名で興味のある方は、ギャラリーVie絵話塾までお問い合せください。
 
皆さん待っています!
 
7月 23日(土)…11:00~
  24日(日)…14:00~と17:00~の2回
  30日(土)…11:00~
  31日(日)…14:00~と17:00~の2回
 
よろしくお願いいたします。
 
 
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神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
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2022年7月16日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2022-07-16 18:10:55 | イラストじっくり塾
本日は寺門孝之先生の今期最後の授業です。

課題「紅白○○合戦」を発表して講評をいただきました。

「紅白○○合戦」といえば、年末に放送される「紅白歌合戦」や運動会を思い出します。
紅白はおめでたい時に使われますが、「紅白○○合戦」になると、おめでたいけど対立をはらんでいる。

皆さんはどんな「紅白○○合戦」を考えてきたのでしょうか? 
では発表していきましょう。


・だるま
・ボーダー
・雪合戦とほっぺ
・妖怪
・紅白饅頭
・運動会
・紅白饅頭

 

 

 

インパクトのあるイラストやストーリーを感じるイラストなどがありました。

寺門先生の授業は3回ありましたが、回を重ねるごとにシンプルになって、迷いがなくなったイラストになっている方が多いですね。


後半は、寺門先生に訊きたいことを質問していきました。

色の組み合わせをどうされているか?という質問に、
歌舞伎を観て、着物の表地と裏地(重ねている着物)などの配色を、勉強されたそうです。

あと売り込みはされたのですか?という気になる質問もありました。

どういう風に絵を描かれているのですか?という質問には、
実際に筆を使って見せていただきました。(絵の具は使っていません)


優しい天使の絵から想像できない力強さでエネルギーを感じました。


2023年3月25日(土) 湊川神社 にて 「神戸AWAI能+」が上演されます。
少し先ですが、とても楽しみですね。





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2022年7月13日(水)絵本わくわくコース・太田朋先生の授業内容

2022-07-13 18:18:25 | 絵本わくわく塾
本日の絵本わくわくコースは、太田朋先生の今期最後の授業でした。

課題の「エピソード絵本」の発表です。

 

自分のエピソードを絵本にするのですが、子どもの頃の記憶や心の中で思っていること、
子育てで思うこと、愛の物語など、それぞれの思いを作品にされていました。



それぞれが「エピソード絵本」を発表するのですが、聞いている側も懐かしく感じたり、
心の中に響いてきたり、絵本の中に入ってワクワクドキドキしたり、楽しく面白い作品では笑い声がこぼれたりと、
皆さんの経験を少し体験できた時間でした。

作者は分かっているから、つい省略してしまいがちですが、説明だけではなく、
どう感じたのか自分の言葉で書くといいですね。
絵本にする時に大事なことは、文章を入れるスペースを考えて絵を描きましょう。
そのために構図を変えた方がいい場合もあります。

発表した後は、絵本を手に取ってじっくりと見ていきます。



残りの時間で簡単なワークショップをしました。
ポストカードサイズの紙に何かを描いて、別の人がその紙に描き足してイラストを完成させます。
ある形がどんなイラストになるか楽しみですね。

 

  

楽しいイラストが完成しました。
太田朋先生、今期も楽しい授業をありがとうございました。

ちょうどWAKKUN先生もいらしたので、集合写真を撮りました。




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2022年7月9日(土)イラストレベルアップコース・サタケシュンスケ先生の授業内容

2022-07-12 20:13:48 | イラストレベルアップコース
本日、8回目で、サタケ先生の授業は最終回です。
授業前の教室では、今日も生徒の皆さんが熱心に、サタケ先生からアドバイスをもらっています。



今日のお話のテーマは、“良い絵とは?” 一体どんな絵でしょう?
広告として使われるような商業的効果の高い絵、取説などの情報として生活に不可欠な絵、
人の心を動かす絵、自己表現としての絵 …
自分が絵を描く、描きたいと思う理由、目的は何でしょう? いま一度考えてみてください。

サタケ先生も、最初は自己表現であり、人の心を動かしてこそ良い絵なんだと思っていました。
ですが、インパクト重視で肝心の中身が伴わず、表面的であることに気づきます。
今までの絵は、自分の中のモヤモヤだったのかも … と。
それがいけないというわけではなく、実際に人の絵を見て感動することも、もちろん多くあります。
でもサタケ先生の場合は、自己表現よりも誰かの要望に応えたりすることの方が向いている、ということに気づき、
それから、描く絵一つひとつに目的が生まれ、明確に絵を仕事にしたいと思ったそうです。

その後、サタケ先生が仕事にするために意識して変えてきたことが4つあります。
①自分のスタイルや個性を見て! という主張から、目的に合わせた表現へ。
目立つことが仕事に繋がるわけでは無く、むしろ逆効果であると気づき、
“仕事の絵は、作品ではなくあくまでも商品” と、過度な個性は封印したことで、
その結果仕事の幅が広がり、クライアントの数が増えました。



②表現方法を、依頼に合わせて柔軟に変化させ、引き出しを増やすこと。
色数やタッチを変える、キャラ風にデフォルメなど、同じ絵でも媒体によって、見せ方や表現方法で描き方を変えます。
“色んな提案をしてくれそう、と思われるように、バリエーションを増やした” 結果、
さまざまな案件に対応できるようになり、仕事の相談件数が増え、リピート率も上がりました。



③顧客の先にいる、真のターゲットを意識すること。
商品を手に取るのは子どもでも、それを選ぶのは親ということを意識しました。
“本当に届けたいターゲットは誰か?をより意識” することで、
可愛い雰囲気のオーダーであっても、可愛くなり過ぎないように気をつけて、大人にも受け入れられる仕上がりにします。

④どんな仕事でもやりますと言うスタンスから、私はこんな仕事がしたい! と声に出して言うことへシフト。
SNS、ポートフォリオなどで、ことある毎に好きなこと、関わりたいことを口にしていきます。
“私はこんな仕事がしたい!が常に伝わるようにした”
ターゲットを意識して、したいことをアピールしましょう。どこでどう繋がるか本当にわかりません。

この4つを意識することで、絵を仕事にするという目的を実現していきました。
リピートされ、先に繋がる仕事をしていく、そのための “いい絵” に必要な考え方を、ここまで話してきました。

では、自分がどういう風にして良い絵を描いていくのか、絵の上達に必要なことについて、4つ
①引き出しを増やすためのヒント。
②暮らしの中で、自分の目で見て心を動かすこと。
③いつもの絵の変化のさせ方。
④描くことの習慣化のコツなど。

気負いなく今すぐに始められることや心構えを、サタケ先生の経験や仕事を例に、教えてもらいました。



最後に、イラストレーターに必要な力は何でしょう。
画力の高さ? 時代に合ってる? コミュニケーション力?
いろんな定義はありますが、職業イラストレーターに求められるのはバランスです。
クライアントに伝えたいことを、簡潔によりよい表現を導き出して描けること、
必要に応じて緩急、メリハリがつけられること、なおかつ好感が持てるもの …
画力は継続する事で上達していくし、個性も自然と出てくるものなので、焦らなくても大丈夫です。
後は、独自の視点を持つこと。それを絵に込められるかで、差別化されます。
何を見て、何を選び、何をして過ごして行くのか、授業はここでお終いですが、ここからが本当のスタートです。
「これからも力になりますので、ぜひ頑張ってください! 」と、サタケ先生からの熱いエールをいただきました。



その後は皆さん休憩時間も惜しんで、サタケ先生の元へ駆けより、質問していますね。本当に、熱心です!



それでは後半は、皆さんに持って来てもらった絵を、一人ずつ見ていきましょう。



LINEスタンプは作っていて大変だけど面白いですね。自分らしさも出ていて可愛いです。文化の違いの描き分けは、海外案件にも繋がります。



やはり、目で見て描いた絵は唯一無二ですね。大きく見せられるのも、アナログの良さです、キャンバス映えしますね。



おじさんを、こんな風に描けるのは武器ですよ、この最小限の線の量がベスト!ちゃんと似ているところも良いですね。

等々、他にもたくさんの作品がありました。今日見た絵、お互いの成長をここから見ていきましょう。
ここでのこの出会いを大切に、これからも、ここから一緒に …!!! ありがとうございました。

サタケ先生の授業がお終いで、どことなく寂しげだった生徒さんたちも、
先生や仲間との絆ができたことで、良い表情で今日の授業を終えました。
サタケ先生、お疲れ様でした。本当にたくさんのことを学ばせていただき、ありがとうございました。
生徒の皆さん、これから夢に向かって頑張ってくださいね!


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2022年7月9日(土)イラストじっくりコース・福田利之先生の授業内容

2022-07-09 19:26:10 | イラストじっくり塾
本日の福田利之先生の授業は「関節くきくき玩具」を作るワークショップをしました。



割りピンを一人5個使って、関節が動くような玩具を作るのですが、
人間や動物の関節と考えず、動いて生かされるモチーフなら何でもいいです。



何かを作るときに悩むと思うのですが、視点を変えて考えてみると、何か違ったものが生まれますよ。
視点を変えては画材を変えてと捉えてもいいですね。

さぁ、始めましょう。

 

「関節くきくき玩具」と聞くと、関節に意識をしてしまいますが、
関節にこだわることなく、自分のオリジナリティを出せると、面白い作品が出来そうです。



普段、使わない画材や表現方法を試してみると、思わぬ発見や手応えに出会えると思います。

そろそろ出来上がったので、発表しましょう。




「顔はめパネル」をする人たち。くきくきのイメージから外れた面白いアイデアです。

まだ誰もやっていないジャンル(土俵)を見つけたらラッキー。
この先「割りピンイラストレーター」っていう方が現れたら嬉しいですね。



本日で福田先生の授業は最後でした。
いつも楽しいワークショップをありがとうございました。



絵本とイラストを学べる「絵話塾」からのお知らせです。

7月の絵話塾のガイダンスを下記の日程で行います。

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皆さん待っています!

7月 16日(土)…11:00~
  23日(土)…11:00~
  24日(日)…14:00~と17:00~の2回
  30日(土)…11:00~
  31日(日)…14:00~と17:00~の2回

よろしくお願いいたします。


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