カジキタドリーム≪宝塚歌劇団OGと市民による ミュージカル&レビュー≫

12/22(日)2時~スタジオChristmas☆彡稽古奮闘中(@^^)/~~~

「戦闘配置につけ!」

2020-02-28 15:36:33 | カジキタメンバー稽古日誌
アフリカ人役、実際アメリカ人のエイです。
今週のお稽古で戦いの場面の練習が始まりました。局長、ではなく、船長の指示を聞いて、「ハッ!」などと言いながら戦いに走って行くことから、前回の新選組のお芝居が思い浮かびますが、今回の作品の雰囲気は全然違うので、前と同じにならないように気をつけなければ、と思いました。

今回はコメディでキッズ向けの作品なので、(ネタバレはしませんが)普通は武器でない物を武器として使ったりして、あまり怖くしない不思議な戦いです。まだ台本持ちの練習ですが、皆さん色々と叩かれたり、縛られたりしていました。





ちなみに、今度のお芝居は様々な国の人達が一緒に船に乗っている設定ですが、その中で私はアフリカ人です。職場(学校)では、生徒の書いた英作文で「アフリカなどの貧しい国」というような表現がよく出てきて、その度に「アフリカって、国じゃなくて大陸だし、全員貧乏というわけではない!」と指摘していますが、アフリカの多様性に興味を持ってもらえるようにいつも使っている豆知識の例があります。(すみませんが、豆知識の紹介です:)

映画業界で作品の数から考えるとアメリカのハリウッドが世界3位って、ご存知だったでしょうか?1位はやっぱり人口の多いインドのボリウッドですね。では、2位は何処でしょうか?…ノリウッドという、ナイジェリアの映画業界です!ノリウッドの映画を観ると、アフリカ大陸はもちろんですが、ナイジェリアという一つの国の中でも色んな文化や言葉があることがわかります。公用語は英語ですが、500以上の言葉が話されているそうです!

公用語だけで11の言語もある南アフリカのコメディアンの話によると、南アフリカでは複数の言語を話せるのは普通で、共通の言葉がない相手と話したい時は周りに通訳してもらったりしているらしいです。私たちの国際的な船も(セリフはもちろん日本語ですが)イメージとしてはそういう感じではないかと勝手に想像しています。皆お互いの言葉を覚えるのに頑張っていて、困ったら誰かが助けてくれると… なんだか温かい話ですね!(只今は「国際」と「船」が恐怖の言葉になっているのは残念ですが…)

日本に来て8年目ですが、今でも行ったことのない飲食店などのお店に一人で入ると、見た目からはやっぱり観光客だと思われて、「え~?!!ちょっと…!日本語、大丈夫ですか⁇」と言われることもあります。日本語のわからない観光客は確かに多いので、仕方ないとは思いますが、「国籍・外見・言葉をあまり気にせず暮らせたら…」という想いも…

ただ、カジキタに入った時は最初から そういう外人扱いが一切ありませんでした。「文化の違いを尊重しましょう」というような話をよく耳にしますが、皆と一緒に一人の仲間として受け入れられるのが一番嬉しいと私は個人的に思います。今回のお芝居は子供向けの可愛いお話ですが、関心のあるテーマなので、「仲間の大切さ」を表すセリフが心に響きます。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春うらら♪ | トップ | 毎回 一歩 »
最新の画像もっと見る

カジキタメンバー稽古日誌」カテゴリの最新記事