隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

草野少年がリアルタイムで購入した雑誌で漫遊記!

2019年03月04日 18時57分21秒 | スピッツ

2019.3.3 21:00
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 先週の導入の続き?
 中高年になると少しずつ物忘れが増えて・・・、例えば、
 草野「英単語の意味を調べようと思ってスマホを見たらメールが来ていて、それを先に読んでいて調べることを忘れてしまう」
 英単語はスマホじゃなくて電子辞書か紙の辞書で調べればいいのだよ、というツッコミは古いんだろうなあ(-_-;)
 続けて・・・。また思い出して調べようとしたら、アップデートのお知らせが来ていて、またそっちを優先させて英単語のことがどこかへ行ってしまう(だから・・・、辞書!)(笑)
 またまた続く・・・。
 草野「飲み物がほしくて冷蔵庫を開けたら、あ、このもずく、そろそろ賞味期限切れるんじゃない?とか思って、なんで冷蔵庫を開けたのか、忘れてしまう」
 あ、これはあるかも。でも、例がもずく、って。この人の冷蔵庫、どんなものが入っているんでしょうね。
 対処法は、「わき目もふらずに目的地に行く心構え」だそうだ。 
 「単語調べるぞ、単語調べるぞ、単語調べるぞ」とか「麦茶、麦茶、麦茶」と言い続ける! それはいいかも。 
 (だけど、落語にありますよね。命じられた用事を忘れないように言い続けて歩いていて、いろんな出来事に遭遇しているうちに微妙に言っていることが違ってくる、という・・・。あれはなんだっけ?)

 今夜のテーマは恒例となっている、古い音楽雑誌を脇において、の1時間。 
 「『MUSIC LIFE ミュージック・ライフ』1980年12月号で漫遊記」。
 今までと異なるのは、本人が古本屋で見つけたものではなく、リアルタイムで購入した『ミュージックライフ』だということ。中学1年の草野少年が「ジャンルにこだわらずに洋楽をむさぼっていた時期」。 


 オンエア曲
 01 つぐみ(スピッツ)
 02 ラヴィン・ユー・ベイビー I Was Made For Lovin' You(KISS)
 03 Hungry Heart(Bruce Springsteen)
 04 Rock Brigade(Def Leppard)
 05 Tonight(Zaine Griff)
 06 No Strings Attached(Wild Horses)
 07 Brass In Pocket(The Pretenders)
 08 Wait for Me(Daryl Hall & John Oates)
 09 ロンリーハート Lonely Hearts(Japanese Vesion)(クリエイション)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「つぐみ」(2010年、36thシングル)。
 草野「この番組で、スピッツのシングル曲は結構かけたと思うんだけど、これはまだかな?」
 優しい声と優しい言葉と心地よいメロディーだ。
 「・・・僕は ここにある♪」の気持ちよい違和感が、ちゃんとスピッツを示してくれる。これがあるから、ずっとついていける。

 そして、今日の1曲目は、KISSの「ラヴィン・ユー・ベイビー / I Was Made For Lovin' You」(1979年、シングル)。
 KISSの大ヒット曲で幕開け。
 
12月号では巻頭カラーグラビアで、見出しは「ついに来日か!」。ドラマーがメンバーチェンジしたころだそうだ。
 ディスコブームの中、「ハードロックバンドのKISSもついにディスコかよ」という批判的な意見もあったそうだけど、大ヒット。 
 
草野「例えて言うのもなんですが、スピッツがDA PUMPより先に『U.S.A.』を出した、みたいな感じ? でも今聴くと、ハードロックの要素もある、すごくいい曲」
 
ディスコサウンドだから当たり前だけれど、気持ちよく浮遊できる楽曲ですよね。

 (そういえば、毎年年賀状に凝る草野くん、KISSのジャケットをマネて自身に白塗りメイクして犬年の年賀状を作成したけれど、テツヤくんは写真を加工したと思った・・・なんてMC、ありましたよね。右目の周りに大きな黒い星を施したポール・スタンレーのメイクかな?)
 どうでもいいですけど、左上がポール・スタンレー(笑)。
 

 この楽曲は、西城秀樹、WINKらもカバーしているそうだ。

 次は、Bruce Springsteenで「Hungry Heart」(1980年、5th『The River』)。
 KISSに続いて、カラーグラビアでライブ写真が掲載され、見出しは「僕たちは、ブルース、君を待っていたんだ!」だそう。Bruce Springsteenといえば、「Born in the U.S.A.」「Born To Run」が有名だが、草野くんにとっては、今でも、Bruce Springsteenといえば、当時初めて聴いたこの「Hungry Heart」なのだそうだ。
 草野「メロディーはポップなんだけれど、内容は、人は誰でも満たされないものをもっているという、深いもので、さすがBruce Springsteenです」
 The BOSSと言われる前の、やっぱり若い声と空気を感じます。
 個人的なことだが、「Thunder Road」は、よく洋楽を語り合った、かつて若かった(笑)男子が初めて出会ったBruce Springsteenで、この歌詞を熱く解説してくれたなあ、と懐かしくなった。
 久々に聴いてみると、ちょっと若返る(笑)。

 1980年といえば、「ジョン・レノンが亡くなった年/東西冷戦の真っただ中で西側諸国がモスクワ五輪をボイコット/山口百恵引退から結婚へ/竹の子族/たのきんトリオ/ルービックキューブ」、そんな年だったそうだ。
 そうか、ジョン・レノンが撃たれたのが12月だから、この号が発売されて1か月後くらい、ということになるんだな。

 次は、Def Leppardの「Rock Brigade」(1980年、デビューアルバム『On Through the Night』)。
 1980年にデビューしたばかりのヘビメタ、ハードロックバンド。
 「アメリカで大ブレイクする前、イングランドの若手メタルバンドのひとつ」という立ち位置だったそうだ。
 草野「アイアン・メイデン、サクソン、ガールなどの次ぐらいに位置していたのではないでしょうか」
 ブレイクしてからは、ボーカルのジョー・エリオットは高音で激しくシャウトするボーカリストになったけれど、「この頃はまだ地声で歌っていて、オレはこのほうが好きなんだけど。地声でも十分セクシーだと思います」と。
 この頃、まさに10代だった方、懐かしく思い出す熱いファンたち、多いんだろうなあ。

 今日のまな板に乗っている『MUSIC LIFE 12月号』。表紙はデビッド・ボウイ。「とてもステキな写真です」
 ここでは芝居『エレファントマン』についてインタビュー記事があり、「この後、『戦場のメリークリスマス』に出演され、アルバム『Let's Dance』で第二の黄金期を迎える」と。
 ただし、今日かけるのは、Zaine Griffの「Tonight」(1980年、デビューシングル。アルバム『灰とダイヤモンド』)。
 ニュージーランドの新人で、雑誌のセンターあたりで、「大型新人、ザイン・グリフに肉薄!」というタイトルで紹介されている。
 草野「中性的なルックスで、第二のデビッド・ボウイと言われていて、曲もかなりデビッド・ボウイっぽい。聴いていただけるとわかると思うんですけど、音が80年代のポップスってこんな感じだったよね~という感じで懐かしい」
 これって、草野くんがよく言ってる「80年代のキラキラした音」?(笑)
 曲終わりで、「マジでデビッド・ボウイの曲?って思っちゃいますけど」。
 アルバム『灰とダイヤモンド』のジャケットはこんな感じです。
 

 ちなみに、2014年に来日し、渋いおじさまになっていました。「80年代ニューロマンティックス・シーン貴公子のひとりが奇跡の初来日」と。

 次は、Wild Horsesの「No Strings Attached」(1980年、1st『WILD HORSES』)。
 元シン・リジイのギタリスト ブライアン・ロバートソンと、元レインボーのベーシスト ジミー・ペインが結成したバンド。カラーグラビアで、来日公演のライブ写真が掲載されているそうだ。タイトルは「飛翔する荒馬たち」。
 草野「ハードロック出身の二人がつくったバンドだけど、意外とポップでメロディアス。だから、硬派のハードロックファン、メタルファンからは不評みたいだったけど、オレはこのバンドの1stアルバムがすごい好きで、いまだに聴くんですよね。いつかこの番組でも1曲かけたいと思っていたので、とてもうれしいです!」
 シン・リジィ特集のときにも触れたけれど(ココ)、草野少年はこのブライアン・ロバートソンの影響でレスポールの音が好きになったので、「そのサウンドにも注目して聴いてほしいです」と。
 1stと2ndアルバム、聴いてみようかな。ホント、シン・リジィとレインボー出身のお二人のバンドとはちょっと思えない楽曲だけど、でもおもしろそう。
 曲終わりで、「ちょっと爽やかなシン・リジィですかね」。

 次は、The Pretendersの「Brass In Pocket」(1980年、デビューアルバム『Pretenders』)。
 「有名なのでご存知の方も」と。はいはい、知ってます。
 草野「クリッシー・ハインドさんの独特のボーカルが印象的。ぶっきらぼうなんだけど、ときどき優しくささやいてくれる。ツンデレ唱法とでもいうのかな。当時はちょっと憧れのロック姉さんという感じでしたね」
 この雑誌ではセンターあたりのカラーページで掲載。この楽曲は当時かなりヒットしたそうだ。
 毅然とした女性の声、という感じ。Pretendersというバンド名にもこだわりが十分感じられるし。
 
 最後は、Daryl Hall & John Oatesの「Wait for Me」(1979年、10thシングル)。
 草野「モノクロ5ページで、雰囲気のいいフォトセッションのようすが掲載されている。・・・紙質もいいぞ」 紙質のレポもしてくれる細やかさ(笑)。
 80年なので、その後のヒット曲「Private Eyes」や「Maneater」より前の時期。でも草野くんにとっては、彼らをリアルタイムで聴いていたのはまさにこの時期だそうだ。

 雑誌の後ろにあるとじ込みの「ロックグッズの申込書」、これがいちばん懐かしかった、と。
 ロンドンで買い付けたバッジが500円で出ていて、「マジでこれ、ほしかったんですよね」。
 草野「中一で500円は高価だった・・・」
 The StranglersとかSupertrampとかのバッジみたいで、「今見ても、これ、結構レアなんじゃないですかね」と、なんだか本当にうれしそうでしたね。
 古い雑誌は、たしかに読む人をタイムスリップさせて、「あの時代」に戻してくれる不思議な生き物だ。それはたぶん音楽雑誌に限らず・・・。


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 今日、掘り出したい楽曲は、クリエイションで「ロンリーハート Lonely Hearts(Japanese Version)」。 
 草野「(今日の楽曲は)埋もれてない? 大ヒット曲なんですけど」
 80年のころの楽曲だそうだ。
 このバンド、クリエイションのギタリスト、竹田和夫さんが監修したロックギター入門の本が草野少年のギターの入門書だったそうで、「竹田さんは実質、オレのギターのお師匠さんということになりますね。お会いしたことはないんですけど、その際はお世話になりました」って。
 同年代の仲間とカラオケに行くと、必ず誰かが歌う、「オレら世代のジェネレーションソング」。
 1981年の大ヒットソングで、TVドラマ「プロハンター」の主題歌。
 そうなんだ~。全然知らない曲です。81年か~。私のミュージックライフ、とくに邦楽はかなり殺風景だったころです。


 そして来週は、いよいよ、「花の名前がタイトルに入ったロックナンバーで漫遊記」。
 「春になってきて、春と言えば、やっぱ、梅とか菜の花とか桜とかチューリップとか、花でしょっ!」ということで、この特集。
 たくさんリクエストも届いたので、春にこだわらず、つまり咲く季節には関係なく選んでくれるそうだ。
 たしか、「桜」はNGでしたよね。桜ソングは多いし。ということは、漫遊前の一曲はなんだろう。
 当然「チェリー」はないだろうし。
 「桃」?(これは花じゃなくて実がテーマ??)、「コスモス」? 「砂漠の花」や「花の写真」は花の名前じゃないし。「ガーベラ」? 「クローバー」もOK?
 「タンポポ」だったらうれしいなあ。作者が存在を思い出してくれたということで(笑)。 


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