隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

馬のリズムで疾走感を体感!~「お馬さんリズムで漫遊記」

2019年07月29日 18時44分06秒 | スピッツ

2019.7.28 21:00
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM

 
 https://www.tfm.co.jp/manyuki/



 最近のスピッツ! 創作活動から、ライブモードへの転換時期?
 最近はそうでもないと言うけれど、20代までは強度のあがり症だったわれらがボーカル。
 よく言っているけれど、それが極度になると「眠くなる」と。
 なんで?と調べてみたら、「緊張すると脳が緊張を和らげる物質を分泌する。まれに分泌が多すぎるケースがある」そうで、「そのまれなケースだったみたい」。
 陸上の大会で、スタート前に眠くなったりしていたらしい(笑)。
 草野「スタート地点でコテッと寝ちゃったりしたら伝説になってたかも」
 「人間の脳って不思議だな」,ホントに・・・。

 さて、今日のテーマは「お馬さんリズムで漫遊記」。
 「パッパカ パッパカ パ~ン」(笑)と馬が走るようなリズムを「お馬さんリズム」と称しているようで、「バンドメンバーにはかろうじて通じている」そうだ。
 「8ビートの一種だけれど正式な名称はない」らしい。
 草野「馬が駆け抜けるような躍動感あふれるロックナンバーで漫遊していきましょう!」


 オンエア曲
 
01 鳥になって(スピッツ)
 
02 In A Big Country(Big Country)
 
03 Killers(Iron Maiden)
 
04 さらばシベリア鉄道(大瀧詠一)
 
05 Run Runaway(SLADE)
 
06 Children Of This Time(Europe)
 
07 天使のためいき(France Gall)
 
08 だれかが風の中で(上条恒彦)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「鳥になって」(1991年、3rdシングル「魔女旅に出る」のカップリング/1999年、アルバム『花鳥風月』に収録)。
 お馬さんリズムの、アマチュアの頃からの楽曲。
 声も演奏も、笑っちゃうくらいに若い。今ライブで聴くと、また違った感動があるね。
 草野「お馬さんリズムの特集なのに『鳥になって』ってね」(笑)

 1曲目は、「世界的大ヒット曲」、Big Countryの「In A Big Country」(1983年、3rdアルバム『The Crossing』)。
 個人的には、1983年の周辺は、「私の音楽視聴欠落期」で、この頃のヒット曲は国内外を通じて経験なく、曲もあとになって知ったものばかり。この曲もそう。90年代になってたかなあ・・・。
 草野「オレにとっては、お馬さんリズムの代表曲」
 Big Countryはスコットランドのバンドで、「ギターのフレーズがちょっとバグパイプっぽいのが特徴」。
 若い方へ。こんなバンドです。
 Big Country - In A Big Country (Official Video)


 スピッツで新曲を合わせるとき、「ここは、タンタンタコタコで」「ここはツンタンビートで突っ切りたい」というのと同じような感じで、「この曲は、お馬さんリズムでいきたい」のように使っているそうだ。

 「タンタンタコタコ」は「頭打ち」、「ツンタンビート」は「2ビート」などと言えるけれど、「お馬さんリズムはほかに言いようがない」と。

 次は、Iron Maidenで「Killers」(1981年、2ndアルバム『Killers』)。
 「メタルキング!」、アイアン・メイデン!
 メタルやハードロックにはお馬さんリズムの曲が多いそうで、「メタルだけで選曲もできそうだったけど、あえて少なめに(笑)。でも、この曲は外せない」と。
 「かなり速く走るお馬さん」だそうで、「スライドさせながらハーモニクスを弾いているのが印象的」と、ZO-3でハーモニクスを聴かせてくれる。
 本当に、あっという間に目の前を走り去る馬!という感じだ。

 そして、「ガラッと方向性をかえて」、大瀧詠一の「さらばシベリア鉄道」(1981年、アルバム『A LONG VACATION』)。
 草野「世代的には、(アルバム『A LONG VACATION』は)マストアイテムだったので、パンクやメタルを聴きつつ、カセットで聴いていましたね」
 太田裕美さんへの曲をセルフカバーしていて、「西部劇の『夕日のガンマン』なんかに近い感じ」と言って、口笛で再現してくれる。
 草野「でも、残響感や大瀧さんの声のひんやり感で、一気にシベリアにもっていってしまう。そこがすごいですね」
 バックのリズム。まさに「お馬さんリズム」だ・・・。

 次は、SLADEの「Run Runaway」(1983年、11thアルバム『The Amazing Kamikaze Syndrome 神風シンドローム』)。
 SLADEは、「70年代はグラムロックにカテゴライズされていたが、印象としてはTレックスやデヴィッド・ボウイさんをもっと愉快にした感じのロックンロールバンド」。独特の表現(笑)。でもわかる。ホントに愉快!
 草野「70年代はドタバタな曲のイメージだったけど、80年代に入るとスマートになってきて・・・。でもみんなで盛り上がれる雰囲気ですかね」 
 サッカーの応援にも近い感じ。で、「さっきのBig Countryとは違った感じでバグパイプっぽい音も入っていたりして、愉快です」と。
 ココココで、SLADEの「Cum on Feel the Noize」をクワイエット・ライオットやオアシスがカバーした話題が・・・。

 次は、Europeで「Children Of This Time」(1983年、1stアルバム『Europe』)。
 スウェーデン出身のハードロックバンド。
 「The Final Countdown」のさわりを歌って、「これで有名なバンド」と。
 草野「デビューした頃のヨーロッパは、素朴な感じのメロディアスなハードロック。悪く言えば、ちょっとイモっぽい・・・」
 この「Children Of This Time」も「ちょっとぎこちない感じはするけれど、前のめりなエネルギーを感じさせる良曲」と。
 草野「中学の頃はよく聴いていたんですよね。世代的には、スウェーデンといえば、ABBAかヨーロッパ」
 ヒット曲「The Final Countdown」のMVはこんな感じです。
Europe - The Final Countdown (Official Video)


 「ハードな感じが続いたので、最後はキュートめな曲」、France Gallの「天使のためいき」(1965年、8thシングル)。
 草野「ロックじゃなく60年代のアイドルだけど、ロックなゲンズブールさんの作品なので紹介したいと思います」
 ほんとうに改めて聴くと、「シンプルなお馬さんリズムの曲」だ。
 そして、フランス・ギャルといえば、「夢見るシャンソン人形」。
夢見るシャンソン人形 Poupée de cire, poupée de son

 たしかに、アイドルですね~。


 そして今回も、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 今日は、上条恒彦の「だれかが風の中で
 上條恒彦さんといえば、「出発の歌」も有名で、「どちらも小室等さんの作品」。
 「出発の歌」はスピッツでもカバーしている。
 私は、1993年のMONTHLY ライブ「春夏夜会」第3回(at 渋谷 ON AIR)で聴いているみたいです(記録にありました)。聴いた記憶はあるけれど、いつのことだったかは・・・。
上條恒彦&六文銭 出発の歌.m4v

 草野くんにとって、「だれかが風の中で」は時代劇『木枯し紋次郎』のテーマ音楽として記憶に残っているとか。私もそうです。
 草野「ドラマの中の中村敦夫がメチャメチャかっこよくて、憧れてましたね」
 今日のテーマである「お馬さんリズム」のところもあるので、「そこにも注目して聴いてください」と。


 そして、馬に関するエピソード。
 以前に阿蘇の撮影でメンバー4人で馬に乗ったとき、「馬は賢くて人を見るから、なめられないように」と言われたそう。優しいと言うことをきかないよ、と。
 そうしたら、﨑ちゃんが乗った馬だけ勝手な方向に歩いていってしまって、「﨑ちゃん、優しいんだ」と・・・。やっぱりね。
 2000年初めくらいの会報の写真だったか・・・。雄大な風景の中、なかなかステキな写真だった記憶があります。
 それにしても、普段はリズムなんて気にせずにぼ~っと聴いているワタシなので、へ~、この曲がこんなわかりやすいリズムの曲だったなんて、と思えて、とても新鮮でおもしろかったです。

 そして来週は、「フラワーカンパニーズ 鈴木圭介くんと漫遊記」。
 彼の選曲によるオンエア曲も楽しみですね~。
 
メンバー、クージー以外では「初のゲスト!」だそうです。


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2 コメント

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Unknown (まつ)
2020-01-04 12:15:56
はじめまして。

けっこう前のブログに変なタイミングでコメントしてしまってすみません…
「お馬さんリズム」はずばり「ギャロップ」ではないかと思われます(そのまま)。
学生時代、吹奏楽部で合奏した際に顧問が「ギャロップテンポで」と言ったのをふわっと覚えていました。
検索してみたらいくつか出てきました↓

http://www.smyhk.com/music/ongakuyougo-58.html

https://blog.goo.ne.jp/hirochan1990/e/d830953589022e497eb0b13a22aaf58e

あの時何を演奏したのか覚えていないのですがbpm168ほどの2拍子の曲だったのでしょう…
ただ、何となくスピッツのみなさんには変わらず「お馬さんリズム」でいってほしいなと思ったので、こちらでひっそり記憶を共有させてください。
返信する
共有しますよ。 (かけら)
2020-01-05 10:55:59
はじめまして、まつさん

いえいえ、前のブログに反応してくださって、うれしいです。
私の話題はまったく時流に乗っていないので、ずいぶん前の記事にコメントくださる方がいて。
そんなときは昔の自分の文章を読んで、ちょっと恥ずかしかったりするんですけどね。

おもしろい、まさしく「まんまのギャロップ」。
でもちゃんと特徴をつかんでいるということで、OKですよね。
はい、私も「お馬さんリズム」でいってほしいので、ここでこっそり共有させていただきます。

福田氏の「絶対音感ならぬ絶対テンポ」発言。おもしろく読ませていただきました。
ありがとうございました!!
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