2019.3.23(土)
この日がいつか来るであろうことはわかっていたし、本人が「最低50歳まで」と言っているにもかかわらず、それがそれほど遠くないのでは?とどこかで思い始めている自分がイヤだった。最近はそんな感じだった。
天邪鬼で、みんなが好き!にはたいてい食指が動かないタイプの相方にとっても、イチローは別格で・・・。イチローが若かったころは、プレイを認めながらも、インタビューでは「言ってることがわかんない」といつも苦笑いしていた。
たくさん、ドキドキをもらった。かっこよくヒットを飛ばしているときはもちろん爽快だったけれど、今いちばん覚えているのはマーリンズ時代。
あの頃、遅めの朝食をとるときに仕事場でメジャーの野球LIVEを見ることがあって、外野の4番手だったイチローの登場を、「今日は出てる? 先発?」「じゃ、代打かな」と言いながら楽しみにしていた。打てないときも活躍するときも、イチローの表情や所作は少しも変わらず、いつも静かな顔で全力疾走だった。
でも試合に勝ったときやチームメイトがHRを打ったりすると、満面の笑みでダッグアウトから飛び出してくる。若いときにはなかった、懐の深さに、なんだかこちらまで誇らしくなるような。
そして、何より好きだったのは、ベースランニングのフォルム、守備のときの敏捷で美しい身体の動き。それは引退するまで、変わらずに美しいままだった。
いくつもの魔術をみせてもらった。忍者みたいにくるくる回ってセーフを勝ち取ったバックホーム、盗塁でベースに入った瞬間に涼しい顔で立ち上がるときの小気味よさ。
「ほんとうに50までやれるかと思ってた」
相方がボソッと。
衰えたものがあるとしたら、それはイチローの不断の努力では補えない何かだったのだろう。
「どれくらい頑張ったかは、人とは比べられない。常に自分の限界を少しだけ越える努力を続ける。そうすればすごい自分が見えてくる」
エネルギーのあるうちに頑張ること、と言ってたっけ。
私にだって少しくらいはエネルギー残っているし、それなりにやっていこうかな、と少しだけ前向きになれる。
これからゆっくり思い出そう。私には長い長い28年だ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190322-00010000-wordleafs-base
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190322-00010005-wordleafs-base&p=1
松井氏とイチローが高校の頃に出会っていた、というのは、ものすごい確率の奇跡かもしれない、と思ったものだ。
https://www.hochi.co.jp/baseball/mlb/20190322-OHT1T50331.html
そういえば、松井氏の引退のときも、こんなことを書いていたっけ。
https://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/ad15c5765c8b21ca4c9ce91c59637011
松坂投手との攻防は、いくつもの場面を産み出した。
「永遠のライバル」か。
https://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20190322-OHT1T50171.html
そして、マーリンズ時代の仲間たち。
それぞれが別の球団に行ってしまって、マーリンズはすっかり知らない選手ばかりになってしまったけれど、優れた選手だった彼らが別のステージで活躍しているのを知るのはうれしかった、
https://full-count.jp/2019/03/22/post325260/2/
一ファンの勝手な願いだけど、つまらない騒ぎに巻き込まれることなく、イチローらしい、イチローにふさわしい?道を進んでくれることを祈るばかり。
楽しい誇らしい時間に、感謝の思いばかりが揺れている。
引退会見。ゆっくり読もう。
https://dot.asahi.com/dot/2019032200005.html?page=1
https://dot.asahi.com/dot/2019032200008.html?page=1
最新の画像[もっと見る]
- ジミヘン・フォロワーで漫遊記! 5日前
- ボーカルがのびやかで演奏スキルが高い!~メロハーで漫遊記 2週間前
- 呪いの噂を跳ね返すエバーグリーンな楽曲たち~バッドフィンガーで漫遊記 3週間前
- そういう夏を迎えているんだ。 3週間前
- ときどき無性に聴きたくなる~トルコのロック 4週間前
- 街に転がるドラマ 1ヶ月前
- 街に転がるドラマ 1ヶ月前
- 同世代バンド Weezer で漫遊記 2ヶ月前
- 「上の世代」・・・ 2ヶ月前
- 「上の世代」・・・ 2ヶ月前