隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ちゃんとしないとなあ- 『朝日新聞』 「人脈記」「メメントモリ」より

2009年01月16日 17時55分38秒 | 日記
2009年1月16日 (金)

■そのうち暴動だって…
 文句を言うのは簡単だよな~と言われそうだけど、でも…。
 ちゃんとしてほしい、あるいはちゃんとしなくちゃマズイでしょ、という人や群れに限って、ダメダメな日々。
 それでも日本人は、いいのか悪いのかわからないけど暴動は起こさない。日比谷公園の派遣村はちゃんと整然としていたし、数多くのボランティアが集まっていた。
 決して事態は上向かないけれど、職を得て住まいもどうにか見つけられた人も多いときく。
 だけど、国民の8割近い人が「どうなの?」と疑問をもっている給付金を潔く引っ込める勇気と決断をもたない人間が国を率いている怖さ、情けなさ。
 ちがう使い道を考えてくれ! ほんとうに必要な人のところに届くことに使ってくれ!
 必要な人も必要な場所も、枚挙にいとまがないくらいなんだけどね。
 「朝日新聞」の特集「歩く-介護報酬が上がっても」で書かれている介護現場の状態。目を覆うばかりだけど、介護報酬アップのために使われる予算と、役人の天下り先の組織に配られる「金」、この格差に、桁の違いには怒りより悲しみさえ感じてしまう。


■ちょっとはしゃんとしたいから
 最近あまりにイヤなニュースばかりだからか…。新聞も、だからこそ!といわんばかりに、ちょっと胸に届く特集を組んでいる(と勝手に解釈)
 「人・脈・記」の中小企業のみなさんのがんばり。
 それはもちろん数少ない成功例なんだろうけど、でも、私なんかの心に迫る何かを伝えてくれる。
 やっぱり自分の手で得たものが大きな力になるんだってこと。うまくはいかないかもしれないけど、でも、やっぱりそうやって生きていきたい、っていうか、生きていくしかないんだろうな、とそんなことを。
 大きな成功ではなくても、かっこいいエピソードなんかなくても、ひそかに自負できるものを抱えていたいなあ、なんてね。
 それから「メメントモリ」(のみなさん。「しんどくても、生きる」かー。情けないことにすぐに落ち込んで激しく動揺する自分が恥ずかしくなる。
 回り道しても、どう見られても、地に足をつけて歩いている人がいるんだよなあ。
 文章にはあらわれないところに、きっともっと過酷なことがあるんだろうし、記事になった時点で「きれいごと」になっていることもあるだろうけど。
 だけど、それでもちょっとこっちの心がしゃんとしてくる。そういう力のある記事だ。
 弱気になるのは人間だからしかたないけどね(と、まだ自分を慰めてる…)。
 人に優しくなるのが難しいご時世だけど、ちょっとはまともになりたいな、などど思う今日この頃です。


メメント・モリ (memento mori) : ラテン語で「死を思い出させるもの」という意味らしい。

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