隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

今日気になったこと二題。

2006年05月26日 01時25分14秒 | 日記
●食われそう…
 5月の第2週ごろ、このユリの花をもらった。いくつものりっぱなツボミがついていて、どんな花が咲くんだろうと、ひそかな楽しみになっている。
 山に咲くような名も知らない花は好きだけど、ベランダのプランターで育てるような花にはあまり興味がなくて、そういう話にはなかなか加われない。
 でもこのユリの花が2,3日後に1つ咲き、また2日後に1つ咲き…、そして今朝はこんなにたくさんの花が見事に咲いて、それはなんとなく楽しみな時間の流れではあったような。ベランダや庭で丹精こめて花を育てている人たちは、きっとこんなふうに心震わせながら花に水をやったり、どんな肥料をやったらいいの?などと考えたりしているんだろう。暇人の楽しみだ、なんて傲慢なことを言うのはやめよう。
 それにしても、ユリの花の香りっていうのがかなり濃厚だ。最初はビックリしたが、今ではもう慣れてしまった。実は花の匂いが苦手な最悪女なんだけど。
 でも、この花、なんだか「人食い花」っていう感じがしませんか。夜寝る前にリビングの電気を消すとき、ふっと背後に不気味な気配を感じて振り返ることがあるのだが、そのとき、この花がたしかに私を狙っているのだ。「花に食われる」かー、それってメルヘンの世界の話? それともホラー??


●ひとりごと
 今日友人と電話で話していたら、彼女が言うのです、「『渡る世間』見てる?」(見てないよ、あんなの)。彼女が言うには、あのドラマの登場人物が不自然なほど大声でひとりごとを言うらしい。
 そりゃ、あのドラマの不自然を数えあげたらキリがないよ。仕事で半年ほど通っていた作家の妻がファンで、その流れで何回か観るはめになったけど、ビックリ。

① 身内の話をするときに、いちいち「孫の○○がねー」と「孫の」っていう枕詞が入る。(言うか、そんなこと? 孫だってことは誰だって承知だろうに)
② 例えば「そんな道理はない」などという言い回しを登場人物の誰もが使う。子どもも例外ではない。そんな表現をする子どもっているか? ようするに、人物によって表現を区別したり、口癖を工夫したりしてないの。そういうこまやかなことのできる脚本家ではないんだな、あの人。

 どうでもいいことだけど、そういうことを語らせたら夜が明けちゃうくらい。だから「不自然なひとりごと」なんて驚かない。
 あ、「渡る世間」のことはどうでもいいんだ。今日気になったのは「ひとりごと」のこと。
 大声でひとりごとを言うという人は多くはないと思うけれど、自信ありますか、人に聞こえるようなひとりごとは言ってないよって。
 実は私は「自信ない派」なんですよ。こころの中で始終なにかをしゃべっているから、実際に声に出しているかも…、と思うと正直怖い(笑)。
 朝、駅まで歩く12分間なんて、ひとりごとの宝庫です(笑)。ずっとしゃべり続けているもの。名誉のため、内容までは明かせないけど。ひとりごとを言っていると、複雑だった物事が何となく見えてきたり、それからすっごく「波乱な人生」(笑)を歩める自分が見えたりする。ひとりごと、って人生に彩りを与えてくれると思いません?


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