■小さな戦士の休息
心の色が微妙に変わる
手に取るようにわかったつもりの錯覚
そう やっぱり錯覚だ
分厚いカーテンで仕切られた中で
どんなふうに揺れているのだろう
想像だけ 不用意にふくらむけど
何も見えていないことはわかっている
遠ざかる幼子の顔は もう記憶の外
それでも知りたいと思う愚かな願い
いつから こんなに弱気になって
歩み寄ることを恐れるようになったのか
未回答の箱は小さすぎて
ふたが閉まらないと騒いでいる
ノートには知らない言葉が歪んでいる
つかまるところが見つからないなら
ここで少し休めばいい
それくらいのスペースは
きっとまだここにあるよ
心の色が微妙に変わる
手に取るようにわかったつもりの錯覚
そう やっぱり錯覚だ
分厚いカーテンで仕切られた中で
どんなふうに揺れているのだろう
想像だけ 不用意にふくらむけど
何も見えていないことはわかっている
遠ざかる幼子の顔は もう記憶の外
それでも知りたいと思う愚かな願い
いつから こんなに弱気になって
歩み寄ることを恐れるようになったのか
未回答の箱は小さすぎて
ふたが閉まらないと騒いでいる
ノートには知らない言葉が歪んでいる
つかまるところが見つからないなら
ここで少し休めばいい
それくらいのスペースは
きっとまだここにあるよ