隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「ちょっと嫌悪してたけど・・・」~ヤンキーロックで漫遊記

2024年12月03日 10時14分01秒 | スピッツ

2024.12.01
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 「12月になりました。ラーメンが美味しい季節になりました」
 高校生の草野くんが訪れていた福岡のラーメン屋さんが「なんと東京にも出店している」と最近知ったそうで。
 「食べたら、高校時代の思い出が鮮やかによみがえるんだろうな」と思っていたら、「あれ?、普通に美味しいラーメン」だったと。
 かつて食べていたのは「博多ラーメン特有のくさくてワイルドなとんこつラーメン」だった。「この40年の間にアップデートされて、ちゃんと美味しいとんこつラーメンになっていましたね」
 懐かしさはなかったけれど、「これはこれでまた食べに行きたいな」。
 「同じように、オレもアップデートしていかないかんな」
 歌舞伎をモチーフにした店名とロゴマークで、それはそのまま使われていたそうです。
 (お店、わかりますね~)


 そして今日は、【ヤンキーロックで漫遊記】
 1980年代前半、日本ではヤンキーブーム。
 リーゼント、短ランボンタン、なめ猫、スクールウォーズ、ビー・バップ・ハイスクールなどなど。
 草野くんは「個人的には洋楽ロックファンだったので、ヤンキー文化、ツッパリカルチャーみたいなのは、実はちょっと嫌悪していました」が、「今改めて80年代のヤンキーな音楽を聴くと、なかなかおもしろいな、興味深いな、と思い」、この特集、だそうです。
 (今までとは、ちょっと異なる雰囲気?)



 オンエア
 01 ブービー(スピッツ)
 02 羯徒毘路薫'狼琉(横浜銀蝿)
 03 On the Machine(翔と桃子のロックンロール)(杉本哲太/LONELY-RIDERS)
 04 スモーキン・ブギ(ダウン・タウン・ブギウギ・バンド)
 05 YES MY LOVE(矢沢永吉)
 06 ノット・サティスファイド(アナーキー)
 07 新型セドリック(THE ROOSTERS)
 08 Rock This Town(Stray Cats)
 09 One Night Carnival(氣志團)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「ブービー」(2019年、16thアルバム『見っけ』)。
 「スピッツには、ヤンキー臭ないです」ということで、ヤンキーからもっとも遠い曲で・・・。
 (ふむふむ、彼なりの大人の抵抗か??)

 最初の曲は、「ヤンキーロックと言えば、まずこのバンドでしょ」ということで、横浜銀蝿の「羯徒毘路薫'狼琉 かっとびロックンロール」(1981年、3rdシングル)。
 今日の特集は、中学時代、草野くんのまわりのちょっとヤンキーな人たちが聴いてたな・・・という事実に基づいてセレクトしているので、「『このバンド、ヤンキーロックじゃないんじゃない?』とか『このシンガーをヤンキー扱いしないでよ』というツッコミを入れながら聴いていただけたら」ということです。
 横浜銀蝿としては「ツッパリHigh School Rock'n Roll」のほうが有名かもしれないが、草野くん自身は「羯徒毘路薫'狼琉 かっとびロックンロール」のほうが好き、らしい。
 「初めての人は、これ、絶対に読めないよね。入力も大変でした」
 「羯徒毘路薫'狼琉 かっとびロックンロール」は、80年代初頭に一大ブームを巻き起こしたバンド。
 「まずバンド名がすごいよね」
 草野くん自身は、「大人が眉をひそめるバンド名(Sex Pistols、打首獄門同好会など)こそがロック!と思うので、スピッツでは無難すぎるかな、と思うこともありますが」。
 当時、「銀蝿一家」として括られていたアーティストとして、嶋大輔、矢吹薫、岩井小百合、紅麗威甦(グリース)など。

 次の曲は、「そのグリースのボーカルだった」、杉本哲太/LONELY-RIDERSの「On the Machine(翔と桃子のロックンロール)」/バッキングは横浜銀蝿のメンバーがサポート」(1982年、デビューシングル)。
 この曲は、草野くんがサブスクで昭和歌謡を漁っていたときにたまたま出会って、「今は多彩な演技を披露する名優がこの曲を歌っていたんだ~」と衝撃だった。
 この曲をきっかけに、今回の「ヤンキーロック」のテーマを思いついたんだそうです。


 メッセージコーナー。

 『SPITZ NOW!』、初日に行ってきたというリスナーさん、「見たり、聴いたり、撮ったり、VR見たり・・・、なかなか忙しく楽しみました」。
 「ロック大陸漫遊記」の再現ブースにZO-3が置かれていたが、「収録のときはどうしているの?」。
 クージーの知り合いのイラストレーター、木原庸佐さんからイラスト入りのZO-3をいただいたそうで、今は収録でそちらを愛用しているとのこと。
 自宅にも1本あって、計3本所有だそうです。
 ただし、ZO-3の製造元のフェルナンデスが事業停止となったので、「これからどうなるんだろう」。


 ここで時代を少し遡って、70年代のpreヤンキーロックの曲をちょっと・・・。

 70年代に活躍したキャロル、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドが「ヤンキーロックの走りだと思うんですよ。わかりやすい昭和の不良のロック」。

 そして、そのダウン・タウン・ブギウギ・バンドで「スモーキン・ブギ」(1974年、3rdシングル』)。
 草野くんの「ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの思い出話」。
 子ども頃、近所で仲よくしてくれたお兄ちゃん(М兄ちゃん)がいた。「見た目もわかりやすい不良でリーゼント」。
 いわゆる走り屋で、MAZDAのサバンナに乗っていた。チューンナップしてあって、内装はベルベットのシートだったとのこと。
 小学校3年のとき、台風で急遽、「全生徒帰宅!」ということになったとき、М兄ちゃんがサバンナで迎えに来てくれて、「得意げにその車に乗って帰った記憶がある」。
 そのとき、サバンナのカーステレオから流れていたのが、この「スモーキン・ブギ」だった。

 そして次は、矢沢永吉の「YES MY LOVE」(1982年、11thシングル/本人も出演したコカ・コーラのCM//今日は2022年のリマスター音源で)。
 矢沢永吉さんは、CAROLの頃は「不良たちのアイドル的人気もあったのではないか」と思われるが、ソロになってからは「そこにおさまらない広い人気を得ている」。
 なので、「ヤンキーロック」に括るには「どうか?と思うのですが、それでもヤンキーからの人気は絶大だったという記憶がある」。
 曲調もヤンキーロックではないが、「実はバラード好きなヤンキーも多いし、そのあたりを聴いてください」。
キャロル (ファンキーモンキーベイビー)


 メッセージコーナー。

 ときどきスポーツ紙を買うリスナーさん。
 11月12日の『サンケイスポーツ』の関西版のカラー面で「スピッツ草野さんが中学先輩 空も飛べるはず」という大きな見出し!発見。
 ドラフト3位で阪神に入団が決まった木下里都投手の記事。「草野さんのようにファンを楽しませていく」と宣言していたとか(ココ)。
 草野くんは「存じ上げなかったが、調べたら、ご近所さんかもしれない。同じ中学を卒業されていました」。
 ちなみに、オリックスの)紅林弘太郎選手は、田村くん、テツヤくんと同じ中学出身だそうですよ。
 大学や高校より「小学校・中学校が同じ、というほうが妙に親近感を覚える」ので、「あ、頑張っているな」という思いで見たいから、「一軍で活躍されることを祈っています」。


 次の曲は、アナーキーの「ノット・サティスファイド」(1980年、デビューシングル/1980年、デビューアルバム『アナーキー』)。
 アナーキーは「パンクロックのバンドだから、エネルギーのベクトルは横浜銀蝿とは真逆かもしれない」。
 ロンドン・パンクからの影響が強く、The ClashやEaterのカバーもしていたし、そもそもバンド名もSex Pistolsの曲名が由来。

 反体制の表現や従来のロックの枠を破壊するという姿勢もあり、メンバー全員、国鉄職員の制服を着ていたこともあって、「すごい印象に残っている」。
 だから、アナーキーのファンからは、「横浜銀蝿はコマーシャリズムに則った歌謡曲だろ」という見方もあったかも。
 でも「サウンドはストレートなロックンロールなんで、全然ロックに興味がない人が聴いたなら、横浜銀蝿もアナーキーも質感が近く感じるかもしれない」。
 両方を検索してみたら、最近雑誌で、「アナーキーの仲野さんと横浜銀蝿の翔さんが対談されていました。読みて~と思いました」。
 テツヤくんがボーカルで、スピッツでカバーしたこともある。

 そして次は、「北九州のバンド」、THE ROOSTERSの「新型セドリック」(1980年、1stアルバム『THE ROOSTERS』)。
 「めんたいロックに括られていた記憶があり、地元のヤンキーの友人にも「THE ROOSTERSを聴いているヤツが多かった」。
 1stアルバムのジャケットもカッコよくて、「ミッシェル・ガン・エレファントもオマージュしてたんじゃないかな」。
  
 「曲調はストレートなロックンロールで、今聴いても色あせないカッコよさがあります」が、その後、THE ROOSTERSは「ダークな内省的なロックに進化していく」。
 (配信が解禁され、ときどき楽しんでいます)

 漫遊最後は、「洋楽で」、Stray Catsの「Rock This Town ロックタウンは恋の街」(1981年、2ndシングル/1981年、デビューアルバム『Stray Cats』)。
 見た目ヤンキーだけど、「オレは違うよ」と言っていた友人たちは、「洋楽では、アメリカのSha Na Naとか、邦楽ではクールス、ザ・ヴィーナスなどオールドアメリカンポップスの雰囲気の強いバンドが好きだったみたい」。
 なかでも人気だったのが、このアメリカのバンド、のStray Cats。草野くんも「大好きで、今も色あせないいかしたサウンドだと思います」。
Stray Cats - Three Time's A Charm (Official Music Video)


 特集の終わりに。
 スピッツでは、ドラムの﨑ちゃんが「ヤンキーカルチャー、詳しそう。彼自身がヤンキーだったかはわかんないけど」。
 でも「オレら世代だと、中高時代の写真見せてもらうと、髪型とか服装で、『あれ、ヤンキーだったの?』っていう人、結構多いんですよね」。
 「今日の漫遊も、懐かしんでいただけたでしょうか」


 今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、氣志團の「One Night Carnival」(2002年、1stシングル/2003年、2ndアルバム『BOY'S COLOR』)。
 (イントロは、「快速」。歌詞もサウンドも大好き。心地よくて、でも切ない歌詞。いつも追いつけない・・・)
 「全然埋もれていないし、古くなっていない曲だけど・・・。すでにエバーグリーンな曲になっている」
 今世紀に入って、「ヤンキーって絶滅危惧種になってるじゃないですか。でもそんなヤンキーカルチャーをユーモア交じりで継承している貴重なバンド」ということでセレクト。
 「ヤンキーロックがテーマだったら、気志團は外せないかな」
 スピッツ仕切りのイベントに出たときは「大ブレイク直前くらいだったけど、綾小路さんはすごいエンターテイナー、メチャメチャ楽しいライブだった」。
 その後の「DJ OZMA」や「氣志團万博」などでの活躍をみると、「おお、すごい人だったんだな、と思います」。
 (私自身は、2010年の夏のイベントで、彼らのパフォーマンスに間に合わなかった苦い経験を思い出します、ココ


 そして来週は、「ラッシュで漫遊記」。
 カナダが生んだ、レジェンドロックバンド。
 カナダやアメリカではスタジアムツアーをやっちゃうくらいのバンドだったけど、「日本ではイマイチ、知名度が低い」。
 プログレだから曲が長いのも要因? そんな中で、「比較的とっつきやすいナンバー」をセレクトしてくれるそうです。


 「草野さん、イモ、栗、カボチャ・・・、1つ選ぶならどれですか」
 (私は・・・、イモかカボチャです)



 そういえば、ここでレジェンド二人の対談も・・・。
  https://jra-fun.jp/ichirokeiba/#movie


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