隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「これ、いいかも。誰の曲?」~検索アプリで出会った曲たち

2023年07月10日 20時51分25秒 | スピッツ

2023.07.09
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 7月第2週!
 「ファイア・フェス」(Fyre Festival)の話題から。
 『ファイア・フェス~夢に終わった史上最高のパーティー』とは、2017年にバハマで開かれる予定だった、歴史に残る大失敗だったフェスのドキュメンタリー映画。
 ゴージャスでオシャレな富裕層向けのフェスを、インフラも宿泊施設もないような離島を会場にして、2か月くらいで準備する、という非常にずさんな計画。「オーガナイザーが詐欺師まがいのひとだったらしい」
 だけど、100万円くらいするチケットも結構売れてたらしい・・・。
 この映画をミュージシャン目線で見るとちょっと異なる見方もできるそうで。
 野外フェスの企画から当日までを見ると、「スタッフサイドは本当に大変なんだな」と。
 「出演する側として、そこまで考えていなかったと反省」しつつ、今年の夏に野外フェスに参加される方々も、「スタッフサイドのご苦労にちょっと思いを馳せてみるのもいいのでは?」と。

 今回のテーマは、【検索アプリで出会った曲で漫遊記】
 カフェや洋服屋さんで流れている曲で、「これ、いいかも。誰の曲?」ということがよくある、という草野くん。
 昔はわからないまま忘れてしまったことも多かったけれど、ここ10年くらいは、スマホの検索アプリで調べると、「だいたいわかっちゃう」。
 「そんな検索アプリで、ワタクシが出会った曲を聴いていただこうと思います」


 オンエア曲
 01 美しい鰭(スピッツ)
 02 Bad Self Portraits(Lake Street Dive)
 03 Down in Front(Roger Joseph Manning, Jr.)
 04 K.C. Reeves(The Courtneys)
 05 Two Stones In My Pocket(Neil Halstead)
 06 Suspicious Minds(Fine Young Cannibals)
 07 Radioactive Rain(Smith & Thell)
 08 リフレイン(国分友里恵)


 漫遊前の一曲は、「美しい鰭」(2023年5月17日リリースの17thアルバム『ひみつスタジオ』)。
 この曲、「いろんな方がカバーしてくれてて」、「ぷらそにか」というユニットがカバーしている動画がある。「たくさんのシンガーがリレーで歌ってくれてて、一人一人の歌声の個性が興味深かったです」。
美しい鰭 / スピッツ (cover)
 (これ、ここにあげていいのかな?)

 最初の曲は、「ボストンのバンド」、Lake Street Diveの「I Bad Self Portraits」(2014年、4thアルバム『Bad Self Portraits』)。
 今年の3月ごろ、都内の某エキナカのスタバでひと休みしているときに流れてきた曲だそうです。
 (スタバにもいるんですね~(笑)。)
 それまではバンド名も知らなかったそうで、これからアルバムも一時期よく聴いていたそうです。
 (Lake Street Diveというバンド名もいいですね、光景が浮かぶ感じ)
 「ボーカルのレイチェル・プライスさんがいい声でクセになる」と。
Lake Street Dive - "Hypotheticals" [Official Music Video]

 
 草野くんが利用している楽曲検索アプリは「SoundHound」という。
 以前は、ヒット曲には強くても、懐メロやクラシックにはあまり強くなくて、「鼻歌はなかなか聴きとってもらえなかった」。けれど、「今は精度がどんどん上がって、重宝しています」。
 インターネットやスマホが普及する前は、ラジオで流れた曲は「ラジオ局に直接電話して」尋ねていたけれど、有線の場合は、周りの人に聞くしかなかったそうだ。鼻歌で「こんな曲、知らない?」などと聞いて、結局わからなかったこともあった。

 
 次の曲は、Roger Joseph Manning, Jr.の「Down in Front」(2008年、2ndアルバム『Catnip Dynamite』)。

 この曲は、アウトレットのColumbiaとかNORTH FACEなどのアウトドア用品の店で流れていたそうだ。「チープ・トリックとELOを足したみたいで、メチャメチャ気になるなあ」と検索。「シンセの音以外はほぼチープ・トリックの音」と。
 Roger Joseph Manning, Jr.はもともと、ジェリーフィッシュのキーボード担当ということがわかって、「ああ、納得!」。ジェリーフィッシュは90年代のアメリカのパワーポップのバンド。
Roger Joseph Manning Jr - Too Late For Us Now
 (いい曲だなあ)

 次の曲は、The Courtneysの「K.C. Reeves」(2012年、デビューEP(カセットのみ)/2013年デビューアルバム『The Courtneys』)。
 都内の古着屋さんで雑貨を見ているときにかかった曲で、「カッコいい!と思って、すぐに検索」。
 The Courtneysは、オルタナやパンクの匂いが強めのバンドで、「尖がっててすごいカッコいいです」。
 カナダ、バンクーバーの女性三人組。「オレから見てもマニアックなバンドだと思うので、検索アプリがなかったら出会わなかったかな、と思う一曲です」。
The Courtneys on Audiotree Live (Full Session)

 次の曲は、Neil Halsteadの「Two Stones In My Pocket」(2001年、ソロデビューアルバム『Sleeping on Roads』)。
 これもアウトドア用品の店で「寝袋とか見てるとき」に流れた楽曲。「アウトドアのお店で気になる曲がかかること、多いかもしれないですね」
 コロナ禍でのキャンプブームの中、「オレもつられて無性に行きたくなって、マイクロストーブで沸かしたお湯でコーヒー飲みたいな、とか、山ん中でお汁粉食べてみたいな、と思ってお店に行った」ときにBGMで流れていたNeil Halsteadさんのこの曲が「アウトドアへの憧れを盛り上げてくれた」。
 Neil Halsteadはもともとシューゲイザーのバンド、Slowdiveのメンバーで、「Neil Halsteadさん自身はインドアの人だったりしてね」。
Neil Halstead - "Digging Shelters" (Official Video) | Bonnaroo365
 (ステキな声だなあ。インドアじゃなくて、やっぱりアウトドアで静かにソロキャンプの人かな・・・)


 メッセージコーナー。

 「福井に来たらぜひ!」とオススメの「だるまぷりん」。
  https://daruma-pudding.com/
 だるまのガラス容器に入ったプリン。
 このメッセージをきっかけに検索した草野くん、「メチャメチャかわいい」と。実はだるま好きで「うちに何体もだるまがある」。
 で、福井公演の前にスタッフに「こういう情報をもらったんだけど」と言って、永平寺まで行って買ってきてもらったそうです。
 (ココのMCで話していますね~)
 美味しかったし、だるまが描かれた瓶がかわいくて、「もちろん持ち帰って飾っています」。

 無人販売所を利用しているリスナーさん。ちゃんと支払っているのに、「ドキドキしてしまう」。
 「マサムネさんも、何も悪いことはしていないのに、びくびくドキドキしてしまうこと、ありますか」という問いかけに、「これ、すごいわかる。コンビニで『袋いりませ~ん』と言って、商品をそのまま持って出るとき?」。
 「万引きとかじゃないんですよ。ちゃんとお金払ってるんですよ~」って心の中で言い訳しつつ。
 若い人はそういうこと慣れてるかもしれないけど、「○○さんもオレと同世代だから、そういう人多いかもしれないですね。払ってるんですよ、払ってるんですよって」。


 次は、Fine Young Cannibalsの「Suspicious Minds」(1985年、デビューアルバム『Fine Young Cannibals』)。

 「結構有名なバンドですが、この曲は、撮影スタジオで流れていた」。
 ヒットした「She Drives Me Crazy」は知っていたし、「ボーカルのローランド・ギフトさんの見た目が地元のおじさんにいそうで親近感がわいた」けれど、リアルタイムではそれほどはまらなかった。
 でもこの曲は、プレスリーのヒット曲のカバーで、「バンドっぽくて哀愁があって、ステキです」。プレスリーの感じじゃなくて、「イギリスっぽいオシャレなアレンジになっています」。
 曲終わりで、「結構売れたんですね~。なんで知らなかったんだろう」。
Fine Young Cannibals - Johnny Come Home (Official Video)
 (地元にいるおじさん風?)

 最後の曲は、「ビクター・テルさんによるユニット」、Smith & Thellの「Radioactive Rain」(2021年、16thシングル/2021年、2ndアルバム『Pixie's Parasol』)。
 とある街のUNIQLOで流れていた楽曲。「自分が作る曲と、コード進行やメロディーの傾向が近いかも?」と。
 「女性ボーカルと男性ボーカルの組み合わせが美しくて耳を奪われた」と。
 スウェーデンの方たち。
 スウェーデンと言えば、ABBA、The Cardigans、Ace of Baseなどなど、ポップな曲の産地。「この人たちも、その流れなのかな? 本国ではかなりの人気だそうです」
 この曲は、「歌詞は結構シリアスで、皮肉もきいているのかな」。
 曲名は「放射能の雨」。「放射能の雨の中で踊りましょう」と歌っている。
Smith & Thell - I Feel It in the Wind (Acoustic Version)
 (ほかの曲も聴いてみよう・・・)


 特集の最後に。
 「SoundHound」で検索してもわからない曲もたまにはあるそうで、「例えば、古いエスニック音楽。タイ料理のお店でかかっていた懐メロ風ポップスというのはわかんないことが多い」。
 「でも、ホントにいろんな曲との出会いをくれてありがとう! 感謝しています。SoundHound、ありがとう」
 (個人的には気になる曲もあったので、いろいろ聴いてみたいな)


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナーは、国分友里恵さんの「リフレイン」(1986年、2ndシングル「流れるままに~落下流水~」のカップリング曲)。
 このコーナーも「検索アプリで出会った曲」で。
 この曲は、「ZARAだったかなあ? ファストファッションのお店で流れていました」。
 ZARA(実は、H&Mらしいね)やUNIQLOはロックTの新作がでるのでチェックするそうで、「ロックトラベラーの制服はロックTだから、制服を探しに行っている」ということですって。
 国分友里恵さんは1983年にデビューしたシンガーソングライター。「失礼ながら最近まで存じ上げなかった」という草野くん。
 この曲もシングルでいけるんじゃない?というくらいに「キャッチーで耳の残る」。「少し懐かしい感じのシティーポップで、昭和世代としては高校生くらいのときの雰囲気が蘇ってきて、キューンとなります」。


 そして来週は、ワンアーティスト特集、【ボストンで漫遊記】です。
 マサチューセッツ工科大学出身の理系エリート、トム・ショルツ率いる、「緻密でハードなんだけど、ポップで温かみもある、70年代当時には革命的と言われていたサウンド。ボストンの世界を漫遊しようと思います」。
 (楽しみです!)

 「草野さん、夜景のきれいなところは、昼の眺めも見たほうがいいと思います」
 (言い得て妙では?)


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