隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ロックバンドの癒し曲「ツンデレのデレのほう」~ロック大陸漫遊記

2019年09月24日 10時13分56秒 | スピッツ

2019.09.22 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM



 https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 「秋」と聞いて思い浮かぶ歌、「小さい秋」。
 ZO-3で主旋律をあっさりと聴かせて、「こういう悲しいメロディーの歌なんですけど」。
 でも彼は言う、「秋は収穫の季節。スポーツとかBBQとか、東北なら芋煮とか、楽しいことがいっぱいある」と。
 そしてアップテンポの「小さい秋」を歌ったあと、「こういうメジャー展開すると、収穫した芋を煮て盛り上がるぞ!的な歌にならないですか?」
 (なるかもしれないけど、そんな必要ある?って思いますけど)

 そんなことを最近考えているという草野くん。

 でも昔は今のように空調が整っていなくて、「これから冬に向かうという意識が厳しかったんだろう」。
 (そうだろうな。今だって、冬が好きではないワタシは、ときどき暗い気持ちになるし)
 「母さんが夜なべをして 手袋編んでくれた~♪」
 
「寒いよね~。でもそれがみなさんの心に響いていたんでしょうね。んー」と最後唸っていました。

 さて、今日のテーマは、「ロックバンドの癒し曲で漫遊記」。
 草野「ふだん激しいロックナンバーを鳴らしているロックバンドが、たまに見せる癒しの側面! ツンデレのデレのほう」
 人によって夏のほてりがおさまらない人に「クールダウンしていただきたい」と。「草野独断」だそうです。


 オンエア曲
 01 ありがとさん(スピッツ)
 
02 Sunday Morning(The Velvet Underground)
 
03 Epitaph(Judas Priest)
 
04 Rain(Uriah Heep)
 
05 Baby Baby(The Vibrators)
 
06 Home Tonight(Aerosmith)
 
07 Good Riddance(Time of Your Life)(Green Day)
 
08 Rainbow River(Vashti Bunyan)
 
09 過ぎ去りし日々(紫)



 漫遊前の一曲は、スピッツで「ありがとさん」(2019.10 ニューアルバム『見っけ』)。
 草野「これは(今日の中では)例外的にドタバタしているかもしれませんが」
「化けてでも 届けよう♪」が残ります、胸のどこかに。
 MVも「いい感じ」で撮れてるらしいですよ。
 え、もう見られるの??


 最初の曲は、The Velvet Undergroundで「Sunday Morning」(1967年、1stアルバム『The Velvet Underground and Nico』)。
 60年代のアメリカの伝説的バンド、The Velvet Undergroundは、「オレら世代のロックおたくには、通過儀礼的な存在」と。
 「(これは)ロックとアートを結びつけた重要なアルバム。商業主義に陥らないバンドとして」、後世への影響力も大きい。
 (アンディ・ウォーホルがプロデューサーだしね)
 このバナナジャケットでも有名。
 

 (このジャケットについては、バンド側とウォーホル間でいろいろあったことも有名ですね。解決したのかな?)
 草野くんにとっては、「こういう美しい曲もあるんだけど、ダークだったりサイケデリックだったりするイメージが強いかな」。
 こんなに優しい曲調だけど、歌詞は「いつも誰かがお前を見ているぞ」というようなちょっと怖い感じだとか。
 曲調と歌詞のイメージが異なるのは、「洋楽あるある」だと。
 (私自身は、ルー・リードからさかのぼって、このバンドにたどり着いた記憶がある。)
 下のカバーを聴いてしまった私は、草野くんの言う「怖い歌詞」のイメージの真反対の爽やかな楽曲と捉えてしまったみたいだ(笑)。
Matthew Sweet & Susanna Hoffs - Sunday Morning

 でも、ここでThe Velvet Undergroundの「Sunday Morning」を聴いたら、甘さ控えめの雰囲気が心地よかったな。

 次は、「なんと、ゴリゴリのメタルバンド、Judas Priestの「Epitaph」(1976年、2ndアルバム『Sad Wings of Destiny 運命の翼』)。
 「『メタルゴッド』と呼ばれる重鎮バンド」と。
 草野「実は初期の頃はバラード曲も結構あって、ボーカルのロブ・ハルフォードさんは器用な歌い手さんで、朗々と歌い上げるのもうまい。そのへんを聴いてほしい」
 「たぶんこの曲だけ聴いたら、ヘビメタのバンドとは思わないかも」と。
 ホント。それにしても、感動的な盛り上げ方!
 だけど実は、「人間の老化」についての哲学的な歌詞だったりするらしい。
 (そうとは知らず、癒されてしまった)

 次は、Uriah Heepで「Rain 雨に寄せる抒情」(1972年、5thアルバム『The Magician's Birthday 魔の饗宴』)
 草野「ユーライア・ヒープ・・・またかよ!という声がきこえてきそうですが(笑)。この番組の定番として・・・。大ファンなんで、ついついセレクトしてしまいます」(笑)
 「ハードロックバンドのなかでも優れたバラード曲が多いバンド」と。
 (ああ、この曲は好きだー。ボーカルは初期のデヴィッド・バイロンなのでしょうか)
 草野くんは、「自分を振った彼女への未練をうだうだ歌っている」というけど、切ないきれいな歌詞だと思うけどなあ(笑)。
Uriah Heep - Rain (Live)

 (ライブでの激しめな曲のあとで、これを聴いたら、絶対に泣く自信あるな)

 次は、The Vibratorsで「Baby Baby」(1977年、デビューアルバム『Pure Mania』)。
 「ちょっとマニアックに70年代のパンクバンドがやってるバラード曲」と。
 草野「パンクバンドらしく、バラードっぽい曲でもギターはしっかりひずんでいる」
 当時は「パンクバンドなのにバラードやってんのかよ」と嫌がられたらしいけど、「今聴いてもいい曲なので聴いてほしい」と。
 (原石のバラード曲という感じで、なんだか好感もてる。「Baby Baby」というと、銀杏BOYZを思い出すけど。)


 ここでメッセージコーナー。
 年に数回の職場の上司とも面談で、「悩み事はない? プライベートのことでもいいよ」と聞かれたけれど(これはいい職場なの? 今はこういうのがありなんですか?)、
 「さすがにradikoの早送りが難しい、という悩みは話せなかった」(笑)
 というお話。うん、笑えるけど。
 この方は、ニュースや知らない土地の交通情報まで、諦めて聴いているそうだけど。
 草野くんも、10秒送りや30秒送りとかできればいいのにね、と。
 これからいろいろ工夫されていくのかな?
 (軽く2回タッチすれば10秒進むのは、YouTubeでしたっけ? ちなみに私は、PCのRadikoolに予約録音して聴いているので、早送りも戻しも簡単です)

 次は、20年前に行ったフェスで買ったタオルが、ボロボロになっているのに捨てられないリスナーさん。「マサムネさんにもそういうものがありますか?」
 これは、スピッツのグッズだそうですよ。
 草野くんの場合は、フェスでもらったほかの出演バンドのTシャツで、気に入ったやつは「ぼろくなっても捨てられない」
 よく言っている、ストレイテナーのTシャツと、SPECIAL OTHERSのTしゃつとか・・・。
 ストレイテナーのやつは、ROCK IN JAPAN FES. の特集号の表紙でバンプの藤原くん、テナーのホリエくんに挟まれて写っているときに着ていたTシャツ。黒かと思ったら紺色だそうです。
 今でも持っていると。
 草野「気に入ったものを使い続けるって、むしろ楽しいことだと思うんですが。どうでしょうか。捨てる必要はないと思いますよ」


 そして、Aerosmithの「Home Tonight」(1976年、4thアルバム『Rocks』)。
 70年代のAerosmithが好きで、アルバムでは『Rocks』が最高だという。その中でラストを飾るのが、この美しい曲。
 草野「少女漫画で、ロックバンドがライブの最後に好きな子に向けて歌うような曲だなと、当時は思っていた」
 Aerosmithはいつか特集をやりたいけれど、そのときに「Dream On」(たしか、Aerosmithのトリビュートアルバムで、ロニー・ジェイムズ・ディオがカバーしていた)と迷って、きっと外すだろうな、ということで、今夜これをセレクトしたそうだ。

 そして次は、Green Dayの「Good Riddance(Time of Your Life)」(1997年、5thアルバム『Nimrod』)。
 「Green Day、アグレッシブな曲が多いけど、バラードもあります」と。
 この曲は「旅立つ人への応援歌的な内容。曲調と歌詞の内容に、今の日本人のイメージにも違和感ない感じ」と。
 「パンクロッカーの代名詞的な人物であるセックス・ピストルズのジョン・ライドンさんからは『Green Dayはパンクじゃねーよ』みたいな嫌味を言われてますが、たしかにこの曲はパンクじゃないかもしれないけど、とてもきれいな曲だと思います」
 うーん、たしかに心地よいまでのきれいなメロディーとサウンド。フォークソングっぽい雰囲気さえあり。
 (長く賢く続けることの意味を、ときどき教えてくれるけど、ちゃんと聴いたことのないバンドなので、何とも言えない・・・)

 そして最後は、Vashti Bunyanの「Rainbow River」(1970年、デビューアルバム『JUST ANOTHER DIAMOND DAY』)。
 今回のテーマに外れてしまうけれど、ソロシンガー。
 「曲も全然ロックぽくないけれど、ミック・ジャガー+キース・リチャードの手による曲でデビューしたということで、ロック文脈で語られることのある」人だそうだ。
 そののちに出した自作曲のアルバムもさして話題にはならずに「引退状態」だったところに、ネットで火がついて再注目されて30年ぶりに復帰したという「映画のようなストーリーをお持ちの方」。(実際に映画にもなってるとか)
 草野くん自身は、2015年の来日ライブ(品川に教会で)に行って、「とても気持ちよくて」と(ココ)。
 
(70年前後に、ストーンズはVashti Bunyan、ビートルズのポールはMary Hopkin・・・と女性シンガーともつながりがあるけれど、こういうのって音楽評論家の誰かは何か論じていたりするのかな。)

悲しき天使 [日本語訳・英詞付き] メリー・ホプキン


 特集最後に、「ロックバンドのバラード曲にはほかにも名曲が多いので、第二弾もやりたい」。

 「あなたの好きなロックバンドのバラード曲」というテーマでリクエストを募るのもいいかも」とも。


 そして、ここで、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 今夜は、紫で「過ぎ去りし日々」。
 「70年代日本のロックで漫遊記」(ココ)で紹介していますね。
 ハードロックバンドの癒し曲、ということで、今回のテーマにもそっているのでセレクトしたそうです。
 草野「ジーンとくるいい曲。ハーモニーもきれいだし、昭和歌謡のフレーバーもあって、オレにはツボ」


 そして来週は?
 いよいよ、「車にまつわるロックナンバーで漫遊記」。
 「漫遊前の一曲」は、アレでしょうか?




                              



 「関ジャム」で、こんなお知らせも・・・。
 https://tv.yahoo.co.jp/program/63237664/


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