隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「たんたん たこたこ♪」~ロック大陸漫遊記

2018年04月03日 02時30分31秒 | スピッツ

2018.04.01(日)21:00
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 導入のお話は?
 4月に入って、新生活、新入学、新学期で、「大変な人もいるのでは?」と。
 お正月にスタートした当番組も「あっという間の3か月」。
 「当初はもっとマニアックな番組になるんじゃないかと思っていたけど、意外と普通に落ち着きつつある?」という反省(なのか?)の弁のあと、「気持ちも新たにおもしろい番組にしていきたい!」と。
 なんだか、最初から、ちょっとテンション高めの明るめな進行役です。

 先月のエレファントカシマシファン、Mr. Children、スピッツの3バンドのイベント(草野「ミスチルとスピッツがエレファントカシマシファンをお祝いしている」)について、ちょっと語る。
 トップバッターだから、あとはゆっくり楽しめて、いろいろ勉強になった、すごく楽しかった!と。
 エレカシのすごさを「空間の支配力」と表現し、「宮本さん、若い!」。
 その余韻の中で、椎名林檎トリビュートアルバム『アダムとイブの林檎』(ココ)のバンド theウラシマ'Sとしてのレコーディングが行われたそうで、ミスチルのJENと「エレカシすごい!話」(本人はこんなこと言っていません)で盛り上がったらしい。


 そして、今夜のテーマは「たんたん たこたこで漫遊記」。
 草野「何じゃこりゃ?という方も多いと思いますが・・・」、要するに「頭打ちの曲」。「頭打ち」、つまり拍の四分音符にドラムのスネアを叩く、ということ。
 「愛のしるし」のプロデュースをムーンライダーズの白井良明さんにさんにお願いしたとき、その譜面のイントロの頭打ちのところにタコの絵が描いてあって、「それがすごくおもしろくて、それ以降、スピッツ内では頭打ちの曲を『たんたん たこたこ』と呼ぶようになったのが由来」だそうだ。こういうスピッツ内だけで通じる面白語録、たくさんありそう。

 「それでは、みなさんも『たんたんたこたこ』しながら、最後まで楽しんでください」
 え、どーすればいいの?



オンエア曲
 01 愛のしるし(スピッツ)
 02 Be My Baby(Vanessa Paradis)
 03 THE DIFFERENCE(THE WALLFLOWERS)
 04 LISTEN, LEARN, READ ON(Deep Purple)
 M5 まんをじして(奥田民生)
 06 Rock The Nation(Montrose)
 07 BYE(L⇔R)
 08  涙の理由(Be Modern)


 1曲目は、スピッツの「愛のしるし」。
 リクエストされた方のエピソード。
 小学校・中学校の頃、お昼の放送で流れていて、お気に入りだったけれどCDを買うという発想もないままに、大学時代にスピッツファンにCDを購入したら、そのなかにこの曲があって、「運命の再会!」。な~んだ、スピッツの曲だったのねって。「私って、スピッツファンになる前からスピッツが好きだったのね」と誇らしいと。
 草野「うれしいですね~」
 スピッツがPUFFYの曲をカバーしてるって思ってる人もいるらしいけど、「もともとはオレが作った曲なんだよ」とちょっと自慢気?に。

 次は、Vanessa Paradisの「Be My Love」。1992年リリースの同名のアルバムから。当時、仕事仲間の音楽好きな若い女性が、「キライ!」って言ってたなあ(笑)。この舌っ足らず感、ハスキーな声と倦怠感。私は嫌いじゃないですけど。男性ファンのほうが断然多いんだろうな。
 「基本たこたこ」だそうだ。レニー・クラヴィッツがプロデュースのアルバム。「60年代のガールズバンド、シュープリームスなどをモチーフにしているのでは?」
 「頭打ちのリズムはこんなおしゃれな曲にもなるし、次のようなロックな曲にもなる」と。

 そして、そのロックな1曲がTHE WALLFLOWERSの「THE DIFFERENCE」(セカンドアルバムから)。このバンドのリードボーカル ジェイコブ・ディランはボブ・ディランの息子。
 レコーディングの際のサウンドチェックなどに参考にするリファレンスCDとしてスピッツが採用しているそうで、「サウンドもいい!」と。

 ロックだけど、どことなく心地よいリズムの一曲。

 そして、草野氏が「高速たこたこ」と例えたのが、Deep Purpleの「Listen, Learn, Read On」。1968年のアルバム『The Book of Taliesyn』より。そういえば、このアルバム、『ディープ・パープルの華麗なる世界』とか、そんな邦題でリリースされてたなあ。すごいネーミングだ。
 「ディープ・パープルには『Space Truckin'』という有名な『たんたん たこたこ』の曲があるんだけど」という前置きのあと(これは1972年リリースのアルバム『Machine Head』に収録)、「Listen, Learn, Read On」は、ハードロックになる前の第I期ディープ・パープルの時代、イアン・ギランは入る以前のロッド・エヴァンスのボーカルで、「渋い声も聴きどころです!」と。
 私事ですけど、このあたりのディープ・パープル、嫌いじゃない派です。ちょっと小気味のいい古さ?がクセになる。なんだか懐かしい。久々に聴いちゃった。ロック大陸、ありがとう。

 曲終わりに、「この頃の初期のディープ・パープル、いいっすよ!」 ロッド・エヴァンスはやめたあとのアルバム『Captain Beyond』(1972年)のなかなかいいそうです。彼は短い間しかバンドにいなかったし、のちに騒動もあって、ちょっと寂しい立ち位置です。
 「それと、イアン・ペイスの細かいドラムも大好物です」だそうです。

 そして、「満を持して」(笑)、奥田民生の「まんをじして」。
 草野「この番組、始まって3か月たつのに、まだ民生さんの曲かけてなかった・・・。民生さんは結構、たんたんたこたこ好きで」
 その中から選んだのが、2002年のシングル曲「まんをじして」。
 ギターソロが気持ちよくて、かっこいいなあ。
 奥田民生さんの曲へのリクエスト、たくさん届いているそうですよ。

 
 メッセージコーナー。
 4月9日の「EARTH×HEART LIVE 2018」のチケットを手に入れた40代の男性から。初スピッツライブを楽しみにしているそうだ。
 チケットがとれたことを息子さんに話したら、「じゃ、うちわ作らないとね」と言われ、「ジャニーズじゃないんだし!」と返したと。
 「草野さん、スピッツのライブでうちわはどう?」と聞かれて、
 草野「全員がうちわを持ってたらひいちゃうけど、そうでなかったら、全然ありですよ」
 彼にも、誰かのライブでうちわを掲げた経験ありだそうだ、「誰とは言いませんけど」って。アイドル?

 NHKのうたコンで布施明さんが「空も飛べるはず」を歌ったんですね。佐渡での収録?
 お母さんが布施明ファンで、マサムネ赤ちゃんを抱っこして握手会に参加したときのこと、ライブのMCで話していましたね。「うちの母親、迷惑なファンだった」(笑)
 佐渡は今まで二度旅したことがあって、「スピッツでも行きたいですね」と。

 「ラ・ママ」でのミスチル×スピッツの対バンに参加された方から。
 ミスチルの曲で、お客さんがみんな手をつなぐ楽曲があって、「隣の人に満面の笑みで手を差し出されて戸惑った記憶が・・・」って(笑)。周囲を見ると、スピッツファンはみんな自分と同じような表情をしていたそうだ。
 草野「今はそうでもないけど、当時はみんな勝手にノッテくれ!というスタンスでいたから」
 今はそれほどのこだわりはなく、「スポーツ観戦なんかで見知らぬ人と喜び合うのもステキなこと」と感じるようになった草野青年です。


 さてさて後半1曲目は、Montroseの「Rock The Nation」。
 カリフォルニアのハードロックバンド。この曲は「1973年の曲とは思えない、まさにヘビメタの音を先取りしている」と。
 モントローズのボーカル、サミー・ヘイガーはのちにヴァン・ヘイレンに加入したそうだ。

 この曲は「跳ねてる たんたん たこたこ」だそうで、草野くん「たん たん たっこ たっこ」と何度もうれしそうに、というか、ノッてる感じで繰り返す。ちょっと笑っちゃうテンション。
 彼は当初、番組タイトルとして、Rock The Nationをもじって「ロック ザ ニーチャン」を提案し、鮮やかに却下されたそうです(笑)。却下されてよかった。
 曲終わりで、リフを実演したあとで、「手癖で、ツアーの楽屋でよくこれを弾いてます」と。

 そして、最後は、L⇔Rのシングル曲「BYE」(1995年)。
 曰く、「サビだけ たこたこ」。後半やサビを盛り上げるのに「頭打ちリズム」はうってつけだそうで、この曲では巧みにアレンジされていて、ポップ職人L⇔Rならではの楽曲!と絶賛。

 最初から耳に飛び込んでくる感じのL⇔Rらしい曲。
 「黒沢君が亡くなって1年以上たってしまいましたが、イカした曲が多いので、ほかの曲もこれからかけていきたいと思います」と。


 そして、「ちょっぴりタイムマシーン」のコーナー。紹介のあとの自己拍手、ちょっと長め?(笑)
 今日は、Be Modernの「涙の理由」(なみだのわけ)。
 草野少年が10代の頃に見ていた深夜の音楽番組「VIDEO JAM」。ソニーのオーディションに合格した若手バンドが出ていたそうで、そこで「かっこいい!」と思ったのが、このBe Modern。
 1986年の2ndアルバム『Heart Of the Country』に収録されていたのが「涙の理由」(草野くんは『Heart of Century』と言ってたけど・・・)。
 Be Modernはその後、八熊慎一さんをはじめメンバー3人がSPARKS GO GOを結成。
 草野「その後のJ-POPのやっていたことを先取りしていたような、少し早すぎたバンド」
 あとで、この曲も「サビだけ、何気にたこたこ」と解説していたけれど
、「なみだのわけは だれにもsecret なみだのわけは・・・♪」のところ、ちょっと脳内で回っています。




 エンディングで、
 「『たんたん たこたこ』だけ取り上げた番組って今までなかったのでは? オレも楽しめました。『たんたん たこたこ』は元気が出る音楽だと再認識」
 元気が出るかどうかはさておき、たしかに体が気持ちよく動き出すような、そんな曲ばかりだったような気がする。もっと聴きたい。

 来週は「70年代の日本のロック」。
 「あんまりラジオでかからないし、コアな内容になるかも」ということ。
 何が聴けるかな? スターリンとか、キャロルとか、RCサクセション? 頭脳警察、村八分・・・。
 草野マサムネだからね、もっとおもしろそうなバンド、教えてくれるかも。
 また再来週以降は、1つのバンドを特集する、という形もとりたいそうで、コレクターズとか、ユーライア・ヒープ・・・。
 「ユーライア・ヒープ・・・。これ、まずやりたいんだよな。ユーライア・ヒープにまつわるエピソードとかあったら教えてほしいんだよなあ。ないかなあ」
 と言ってました。スピッツ草野と田村が最初に出会って、ユーライア・ヒープを語り合えた・・・というエピソードがまずありますね(笑)。

 ・・・どうでもいいことですけど、「たんたん たこたこ」はひらがなじゃなくカタカナで書くべき? 「タンタン タコタコ」? ま、いいか。



                              


 そういえば、2月の風邪から復帰して1か月あまり・・・。
 気づいたら、あんまり匂いを感じていない。トイレのにおいとか、生ごみの匂いとか、とくにイヤな匂いがまったくしない。
 そんなに神経質な人間ではないけれど、結構匂いに敏感で、石鹸とかシャンプーとか柔軟剤とかオーデコロンとかでも、強いのが好きではない。だから、ここ最近、すごく暮らしやすいんだけれど、でもたぶん味があまりわかってない? だから料理するときに塩加減とか、味噌の濃さとか、よくわからなくなっている。
 気になって、仕事の途中で耳鼻科へ。
 初めての先生だったけれど、鼻の中に器具を入れながら、「ま、トイレの匂いなんかしないほうがいいですけど」なんて真面目な顔で言うから、吹きそうになって困った。
 抗生物質やアレルギーの薬を処方してくれて、「全部飲み切って治らなかったら、また来なさい」と。
 原因とか、あまり説明してくれなかったけど、ネットで調べてちょっと「え!」と思ったことがあったので心配したけど、そうでもないのかな。
 ま、四日後を楽しみに・・・。


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ヴァネッサ・パラディ (ハチの針)
2018-04-03 14:25:34
かけらさん、こんにちは。

昔、シャルロット・ゲンズブールが大好きで、父親のセルジュ・ゲンズブールがプロデュースした彼女のアルバムをよく聴いていました。

当時、タイプは全然違うけど、私の中で彼女に次ぐフレンチアイドルだったのが、ヴァネッサ・パラディ。
レニー・クラヴィッツと恋人同士だった彼女が、すきっ歯で舌足らずの英語で歌う「Be My Baby」を、私はすごくおしゃれだと思っていた(笑)。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカヴァーなんて、彼女の退廃的な雰囲気によく合ってたけどなあ。

その「おしゃれ」に惹かれてライブにまで出かけたのですが、当日、渋谷のBunkamuraの入り口で「本人、急病のため公演中止」の貼り紙に、がっくり肩を落とし、2時間以上かけて来た道のりをすごすご引き返すハメに。
なんともダサい結末。
あれ以来、女性シンガーのライブには一度も行ったことがありません。

彼女とジョニー・デップの娘が出ているシャネルのCMを見るたびに、時の流れを感じる今日この頃です。
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Unknown (かけら)
2018-04-04 16:42:18
こんにちは!

ハチの針さんも、本当にいろ~んな音楽聴いていますよね。ハードロックからシャルロット・ゲンズブールから、ヴァネッサ・パラディのライブまで。
私も今思うと、同じ時期にいっしょにこういうのを同時に聴いていたのかな、と不思議な気持ちになることもあります。
きっとそういう方、多いんでしょうけど。

私にとっては、娘より父親のゲンズブールのほうが思い出あるかな。フランソワーズ・アルディとか。おしゃれというより、時代もあって、ちょっと暗かったり。
バンド追いかけつつ、フレンチポップスとか、もっと幼いころはカンツオーネとか・・・。
雑種です、まさしく。

でも、ジョニー・デップとの間の娘は、スタイルも抜群で、なんだかまぶしい(笑)。
ゲンズブールにしてもそうだけれど、血筋をたどると名の知れた人が次々出てきて、そういう裏話だけでちょっと盛り上がったりします。蛇足ですけどね。

ハチの針さんは、その時以来、女性歌手のライブは未経験なんですね~。

それにしても、今日も暑い。
外歩きが続いて、水分不足気味です。
気をつけましょう!

ゲンズブールとか語るには、外が明るすぎます(笑)。

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