隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「未来未来~♪」な曲たちで漫遊記

2023年09月26日 14時28分10秒 | スピッツ

2023.09.24
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 9月も4週目。(朝晩の涼しさよ。例年はこれが普通?)
 「心に余裕がある方も、意外といっぱいいっぱいだという方も、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」

 今回の特集は、【『未来未来』なタイトルで漫遊記】
 スピッツで言えば、「未来未来」や「子グマ!子グマ!」のように、2つの同じ単語を繰り返すタイトル曲を、「ワタクシ、草野のプレイリストの中からセレクトしておおくりします」。
 結構あるそうで、オール洋楽です。


 セットリスト
 01 未来未来(スピッツ)
 02 Come On, Come On(CHEAP TRICK)
 03 Doctor Doctor(UFO)
 04 MISTER MISTER(T.Rex)
 05 Funny Funny(Sweet)
 06 Gang Gang(Brigitte Bardot)
 07 Fire Fire(Motörhead)
 08 Tonight, Tonight(Smashing Pumpkins)
 09 BABY BABY(GOING STEADY)
 10 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「未来未来」(2023年、17thアルバム『ひみつスタジオ』)。
 「どれにしようか迷ったのですが、話にも出たので・・・」
 (ライブで聴きたいなあ。ホールツアーのセトリはまだ見ていないんだけど、どうだったんだろう。アリーナツアーでやってくれるかなあ)
 「山形出身のシンガーソングライター、もちろんすごい有名な民謡歌手でもある朝倉さやさんにボーカルで参加していただいています」

 最初の曲は、「ワタクシ草野マサムネも多大な影響を受けている」、CHEAP TRICK の「Come On, Come On」(1977年、2ndアルバム『In Color 蒼ざめたハイウェイ』)。
 (「未来未来なタイトル」ときいて、最初に浮かんだのがこの曲でした)
 Cheap Trickは「私のロックミュージシャンとしてのルーツでもあるバンド」。『In Color』は「人生でいちばん聴いたアルバム。今後もたぶん破られないと思います。この曲も何百回聴いたかな」。
Cheap Trick - Budokan 1978: Come, On Come On (from Budokan!)

 次の曲は、UFO の「Doctor Doctor」(1974年、3rdアルバム『Phenomenon 現象』)。
 この曲に関するエピソード。
 中学のころ、草野くんの友達がこのタイトルについて英語の先生に聞きに行ったら、その先生の回答は「Doctorという名前の先生ではないか」。(「Dr. Doctor」ということか)
 草野くんは、「えっ? 『ドクター、ドクター』で呼びかけてんじゃないの?」と横からツッコみたかったけど、「勇気がなくて我慢した」。
 また高校のときには、この曲をバンドでカバーしたことがあって、「そのときは、ドラム担当だった」(へ~)
 「人生で一度だけ、ステージでドラムを叩いた」という曲。「一曲ドラムでやらせてよ」という軽いノリだったらしい。「シャッフルの曲で、ドラマーとしては初心者向けの曲」と。


 そして、次の曲は、T.Rex の「MISTER MISTER」(1973年、5th(通算8th)アルバム『Tanx』)。
 コココチラで、特集を組みました。(「マーク・ボラン」特集ですけどね)
 このアルバムは、「T. Rexの中でも地味というか、人気が落ち着いてきてからのもの」。
 草野くん自身は、「T. Rexの中では、このアルバムをいちばん聴いたかな。ガチャガチャしていて楽しげなようすに見せかけて、全体としてすごく哀愁のあるアルバム」。
 この曲も「楽しげだけど、どこか哀愁を感じる」と。

 次は、Sweetの「Funny Funny」(1971年、5thシングル/1971年、デビューアルバム『Funny Funny, How Sweet Co-Co Can Be』)。
 「かなり前に特集」したことあります」(ココ
 彼らは70年代半ばにハードロックのバンドとして大ブレイク。それより前のSweetは「ちょっとアイドルっぽいバンド。バブルガムロックなどと呼ばれ、子供向けのロックだと揶揄されたりしたらしい」。
 でもその頃の曲も「今聴くと完成度が高い」。音楽制作もコチラで特集した「チン&チャップマン」のチーム。
 この曲も「売れ線職人」の魂を感じる、と。
 (かわいくてポップで)

 次は、Brigitte Bardotの「Gang Gang」(1966年、27thシングル/1968年、4thアルバム『Show』)。
 ブリジット・バルドーさんは60年代を代表するフランスの俳優。
 これは、彼女のテレビ番組のサントラ盤に収録されている曲。

 学生の頃にフレンチポップにはまっていたころ、渋谷のHMVで購入したそうで、「メチャメチャ気に入って聴いてました」。
 「歌は下手なんだけど、それが生々しくて好きだった」。
  


 メッセージコーナー。
 またまた「ハッピー・アイスクリーム」の話題です。
 「ハッピー・アイスクリームは初耳だったというリスナーさんには双子のきょうだいがいらっしゃるそうで、「同じとき同じセリフ」は日常茶飯事だった、とか。
 言葉がぴったりすぎて、自分が言ったのか相手が言ったのかわからなくなったり、別々の部屋にいて、同じ歌の鼻歌を歌っていたり、突然発した単語が同じで笑い転げたり・・・。
 「このハッピー・アイスクリームを知っていたら、アイスクリーム食べ放題状態だったね」とラジオを聴きながら話していたそうです (すごい!)
 「すごいね、双子のシンクロ率!」
 草野くんの双子の友人も「シンクロ率が非常に高い」という話をしていた。「遠くにいても、相手のうれしい気持ちや悲しい気持ちが伝わってきた」とか。
 (これは三輪姉弟のことではないんですね)
 個々の差はあるだろうけど、双子じゃない人間からしたら、「すごい、不思議だね」という感じか。
 「今後も仲良く、ぜひ『ハッピー・アイスクリーム』システムを取り入れてください」

 「半年ごとに職場で目標と評価を繰り返し提出しなければならないのが苦痛」というリスナーさん。「以前のマサムネさんの発言、先のことを考えなくちゃならないと憂鬱になる」に共感!
 「1か月先のことも考えないでいたいので、人生設計をきちんと立てている人からは行き当たりばったりに見えるかも」と。
 将棋の羽生さんは「人生のゴールは考えない、勝ち負けの意味など考えるとおかしくなる」とおっしゃっていたそうです。
 社会で生きていると長期計画とか迫られるけど、「どう生きたって自由だもん」と、草野くんの発言をきいて納得したんだそうです。
 草野くんも、バンドの活動を考えれば、ツアー会場やレコーディングスタジオを早めにおさえておかなければならないスタッフサイドの事情も理解したうえで、「長期的なことはうっすら半開きの目で見て(笑)、とりあえず今日のことをしっかりがんばろう、という姿勢で生きている」と。
 「きっちりやるときついから、そんなふうに緩急つけながら暮らしてみては?」と。


 次は、Motörhead の「Fire Fire」(1980年、5thアルバム『Ace of Spades』)。
 この曲が収録されている『Ace of Spades』は、Motörheadの最高傑作アルバムと言われている。
 西部劇のコスプレみたいなジャケットもカッコいいんだけど、草野くんはいつも「背景が合成みたいだな」と思っていた。
 今回の資料によると、撮影のためにアリゾナまで行ったけれど、天気が悪かったので空の色がイマイチで、あとでエアーブラシで加工したらしい。
 「忙しいときの撮影に限って天候に恵まれない」は、あるあるだそうです。
  
 (ギターソロもパワフルで、いつ聴いても暑苦しい楽曲。褒めてます)

 最後は、Smashing Pumpkins の「Tonight, Tonight」(1995年、3rdアルバム『Mellon Collie and the Infinite Sadness メロンコリーそして終りのない悲しみ』)。
 以前に、ストリングスの入った曲の特集(ココ)でかけました。
 これは、Smashing Pumpkinsがグランジロックのバンドからさらに発展していく足掛かりとなったドラマティックな曲。
 歌詞は「ざっくりと言うと、つらくても状況はつねに変わっていくし、人生の転換点は今夜かもしれないよ、という応援歌的な内容」。
 聴いていて、元気をもらうときもある、と草野くん。
 (本当にドラマティックだ!)


 特集の最後に
 今回、「2回単語を繰り返す曲」を探っていたら、「3回繰り返す曲も「結構あった」。
 「Youth, youth, youth」とか「Baby, baby, baby」とか。「その線でも特集できるかも」と。
 (今回もいろんな曲が聴けて、楽しかったですね~)


 最後は、このコーナー、「ちょっぴりタイムマシン」
 今日は、GOING STEADY の「BABY BABY」(2000年、2ndシングル「星に願いを」のカップリング/2001年、2ndアルバム『さくらの唄』)。
 (イントロは、「子グマ!子グマ!」)
 このコーナーも「未来未来」的なナンバーで。
 「この曲、23年前の曲なんですね。懐メロじゃん!」と。
 GOING STEADYは、「ラフなようで芯の部分がしっかりあって」、草野くん自身がロックミュージシャンとして迷いがあるときに聴くと、「ああ、ロックってこれだったよなとニュートラルに戻れる曲が多い」。
 Deerhoofとか、そういうバンドはいくつかあって、「GOING STEADYもそういうバンドですね」と。
 この「BABY BABY」は、「ラフなんだけど、すごく美しい曲だと思います」。
 (シンプルで率直で、若いときに出会ってたら絶対に好きになったバンドです)
 以前にココでも語っている草野くんです。


 来週の特集は、「オイパンク(Oi!)で漫遊記」。
 パンクロックの一カテゴリー。
 以前に特集したシャム69(ココ)あたりを源流とする「みんなでsing alongするタイプのパンクロック」。
「以外にポップな曲も多いし、結成当時のスピッツもちょっとだけ影響を受けているし」と。


 「草野さん、実は私も名字が草野さんです!」(笑)

 FM山形の放送時間が深夜になる、というお知らせのあとで、「遅いなと思われる方は、radikoを駆使して、『追っかけ漫遊』してください」って。



                            



 昨日は、都心に墓参りででかける。
 爽やかな空気の中、蚊に刺されるハプニングもあったけれど、父と弟に半年ぶりのご挨拶。
 今年の秋彼岸は26日までらしいけれど、平日のせいか、広い都立霊園の中に人影は少ない。
 十代で両親を亡くした母が申し込んで手に入れた都立霊園の墓地は、管理費も安価で、煩わしい決まり事もない。父と母が通い、父が亡くなってからは母に付き添うようにここを年に2回訪れるようになり、その母が施設に入ってからは相方と二人で。
 最近、とくに耳にする「墓じまい」問題はひとごとではない。私たちは2つの墓の行く末を考えなければならない。
 でも・・・、とふと立ち止まる。この墓を若くして購入した母の代理で?毎年墓参りをしている私が今考えるべきではないことのような気がして、先送りにする。

 墓参りの帰りに、母は私や相方との食事をいつも楽しみにしていて、「何がいい?」と言いながら、そういえばいつも母の好きな店にばかり行っていた。
 昨日は、相方の父が大好きだった牛タンの店に行き、父のことを思い出して、二人で笑った。
 父は自分の妻の今の状況をどんなふうに感じているだろうか。そういう煩わしさからは無縁のどこかで穏やかに生きているのなら、墓なんて大層なことのように考える必要はないんじゃないか、そんな気もしてくる。


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