隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「いろんな考え方があるよね~」ではすまないこと。

2018年07月28日 18時03分51秒 | 日記

2018.7.28(土)



 東京は昨日あたりから、暑さがすっかり和らいで、夜の寝心地といったら・・・。愚かな私は、感覚的に「猛暑」を忘れかけている。
 外は雨。ときどき雨脚が強まるけれど、まだそれほどでもない。
 スマホの天気図を見ると、西の方へ旋回するあまり見覚えのない台風の予想進路。言葉にすると空しいけれど、被害を受けたばかりの地域に鈍足の台風が立ち寄らないことを願うばかり。
 「通例では考えられない」「今までの経験があてにならない」・・・、気象の専門家のこういう表現は、過去の記録や数字を並べ立てて危険を伝えるより、時には「影響力」がありそうで、それも怖いと思う。

 仕事を始める前に母のところに行ってきた。
 今日は「電話モード」の母。普段、私が預かっている母の携帯で、物忘れが進む友人や、認知症の妻を抱えた親戚の男性や、実家近くの知り合いや・・・。
 この前は覚えていたのに母の声を忘れてしまった友人、妻のことを語るばかりで「おばさんはどう?」とは尋ねなかった親戚の男性、耳が遠くなって娘さんが代理で出てくれた古い友人・・・。
 「長生きするのはいいけど、誰もいなくなるわね」と、夫(私の父親)がかつて口にしたのと同じ言葉を繰り返す。
 それでも、自分の年齢を相手に伝えて、「ホント、申し訳ないくらいに元気なのよ」と母。
 どちらも今の正直な気持ちか。

 台風が来ても地震があっても、母が以前のように一人でいるのではないということが、私たちの大きな保険になっている。それですべてOKというわけではないことはわかっているけれど、そこに逃げ込むととても気持ちが楽になることは確かだ。ずるいんだろうけど。


■ スピッツからのお知らせ 
 ☆ 広島でのゴースカ(7.31)
  CLUB QUATTROでのライブは予定どおり行われるそうだ。
  ただ、参加予定の方で、7月の豪雨の影響で参加が危ぶまれる人には救済処置をとってくれると。
  ココで、公演の振り替えや払い戻しのことが・・・。

 ☆ 大阪でのゴースカ(7.28と7.29)
  台風12号が接近しているけれど、今のところは予定どおり開催されるそうですよ。
  ただ、状況によっては変更のあるかもしれないので、オフィシャルサイトのニュースをご覧ください、と。
  みなさん、どうかお気をつけて。

 ☆ MONGOL 800のイベント「What a Wonderful World!! 18」
  スピッツ出演決定だそうです。
  http://www.www800.asia/2018/
  11月のこの季節の沖縄(個人的には懐かしい)、そして豪華+ユニークなメンバー。
  行きたいなあ・・・。
   

■「いろんな考えがあるよね~」
 ・・・は、私が周囲の人を判断したり、新たな付き合いを始めるときのスケールの隅っこにいるちょっとした踏み台になっている。
 その踏み台を、軽くでも、よっこらしょでもいいから、とりあえず乗り越えられたら、つながりは続けるし、付き合いもスタートをきる。
 だけど、乗り越えられなかったとき、つまり「いろんな考えがあるよね」の中で相手の「いろんな考え」がどうしても受け入れられなかったら、仕事上ならばそれだけの付き合い、プライベートなら、今回限りでバイバイってことになる。我慢をしてまで誰かと付き合うほど、私の人生に時間的な余裕はない。

 議論できる問題ならいいだろう。原発推進・脱原発、それなら熱く話せる。平行線でも、また次回、と言えたりする。そこで相手の人格までは問わない。
 でももっと根幹にかかわることだと、平行線はきつい。相手に最低限の敬意をあらわせなくなる。
 差別の問題、ヘイトの問題、そしてLGBTへの理解。
 LGBTについては、それぞれの受け止め方で「理解はできない」という人もいるだろう。ただ、理解できないことを排除するのではなく、想像すること、自分はそうではないとしても受け入れること。それは人としても基本だと思っている。だって、本当に「人はそれぞれ」ですよ。びっくりするくらいばらばらで存在している。それは、これまで生きてきて、たった一つ自信をもって言えること、と宣言してもいいくらいだ。そこを通過して、私の世界は明らかに広がった。
 だから、私は、自信も誇りもないけれど、生きていくことには貪欲でいられる。
 生まれてきた私たちは、それだけで1個の存在として認められるのだ。義務を果たさなくても、障害があっても、人と違っても、まずは誰もが同じ生き物として存在しているのだ。
 
 私は杉田水脈氏の「『LGBT』支援の度が過ぎる」(『新潮45』)の文章をすべて読んではいないので、ここでああだこうだは言えないのだけれど、ネットの放送で「生産性がない人たちに税金を使うこと」への異論を熱く語っているのは見ている。
 私人ならば、付き合わなければいいだけだ。でも政治家として仕事をしていく人の根底に、こういう意識があるのはすごく問題だ。
 所属する自民党が(政府が?)LGBTへの緩やかな理解を示したはずなのだから、「人それぞれ政治的立場、いろんな人生観、考えがある」「右から左まで各方面の人が集まって自民党は成り立っている」ですませていいはずはない。これは政策上の考え方のエトセトラではすまされない、「人権」にかかわることだ。

 理路整然と物事を整理できない自分がもどかしいワタシらしい、最後のひと言。
 「感情的には、どうしようもなく不愉快だ!」
 以下も、ああそうなのか、と、すべて納得はしないけれど、うーん、あるかも・・・。
 
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/174784/072600152/



■ カタルシス
 http://www.tbs.co.jp/gibomusu_blues/
 『義母と娘のブルース』は今後、そんなにあっけらかんと笑っていられるあらすじではないようだ。
 だけど、気持ちよく突っ走る義母を、なんともかわいらしい娘が少しずつ認めざるを得なくなっているところが、こちらとしては気持ちがいい! たまには理屈じゃなく「気持ちいい」ドラマで泣きたいし。
 義母の疑問や提案は突拍子もないけれど、でも大人の事情なんか飛び越えて正論だ。
 竹野内豊さんのパパが、大きなものを抱えながらも、流れにまかせて穏やかで救われる。

 http://www.fujitv.co.jp/gooddoctor/
 『グッド・ドクター』、理屈じゃなく、素直に心を揺さぶられて、毎回泣いています。
 
今の私には、それだけでありがたい!
 純粋であることなんか無縁に、私はどれくらい生きてきちゃったんだ?


 http://www.bs-j.co.jp/gokudomeshi/
 『極道めし』、あとはこれです(笑)。
 福士誠治さんは、わが家では二人にとって気になる役者さん(現代劇主演は14年ぶりとか? そういえば時代劇のイメージ)。
 なんだか不思議な感じでおもしろくて、深夜に録画を見て笑っています。



                              


 たった今、私たちのスマホと母の携帯に、隣接する2つの市から、「避難準備」「高齢者等避難開始」の知らせが!
 大きな音にちょっとびっくり。
 雨もかなり強くなってきた。
 みなさんも、どうか的確なご判断を!           


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