やまめの庭つくり

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川端龍子の庭2

2009-07-29 | 庭園見学
今日は母校の体験入学で,「イギリスの庭最新事情」というテーマで講演があり,行ってきました.

今月イギリス旅行から帰国したばかりのホヤホヤのネタ,ねこまたさんのいつものわかりやすく,納得のいく説明で,とてもよかった・・・

現役の2年生も夏休みというのにあさって締め切りのガーデンコンテスト応募に向けておしりに火がついた状態で頑張っていました.

やまめも一昨年の自分を思い出しました

ガーデンショーの審査,無事通って作品を実際に作れることを後輩のために祈りたい気分です.


ところで,昨日紹介しきれなかった川端龍子の庭,細かいところを少し紹介したいと思います.

とにかく意匠にこだわって作ったことがよく分かります.

お金かかったんだろうな~


龍のウロコに見立てた園路を進むと,奥庭に入る手前の建物にあたります.(昨日の写真参照)

ここは,来客が会った際に主人を待つための腰掛けと呼び鈴がついたシンプルな空間になっていました.

茶庭の腰掛け待合いのようです.

ただ,座る部分の奥行きがありすぎな気がしますが・・・
荷物なども置けるようにという配慮なのかも知れません.

呼び鈴,わかりますか?

右の扉近く,上の方に写っている白っぽい点,にしか見えませんが




アトリエの天井はビニールのような素材で,外観は数寄屋風なのに,中はモダンな感じです.

照明も全て自分でデザインしたそうです.







軒下は通気や設備メンテナンスを考えて,あちこち扉式になっていました.

合理的で機能的な面もあるんですね.



down木製の階段.
低い手すりも全部木ですが,とても保存状態がよかったです.



down住居の方の畳も一枚一枚大きさが違っていてyellow25,目地は卍の形になっているということでした.





down建築と沓脱石を接着したかのような,コンクリート製のつなぎ?

間にものが落ちないための工夫だったりしてalienase2





down大谷石を四角に組んだ(ガイドさん曰く)枯山水を象徴したもの???

手水鉢かミニ池にも見えますが.

いずれ,水の風景を表したかったのでしょう・・・