やまめの庭つくり

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創造の空間3

2011-08-20 | ノンジャンル
金曜,土曜と二日続けてRHSJ-CGセミナーのお仕事でした.

午前,午後とあったので,4つのセミナーを(主催者側という立場ですが)聴講しました.

イギリスのガーデンショーと一般家庭の庭,相互の影響や庭造りの傾向について,とか万年青鉢の歴史,伝統と鉢の製作過程についてとか,大型ガーデンショー出展にまつわるあんな話やこんな話,人気ガーデニング教室を実際に開催するためのノウハウや心得・・・

あぁこの業界,本当に切り口1つで千差万別.

自分はその中で何が出来るのか,何か出来るのではないか,きっと何か出来る,と本気で思ってしまえるパワーをもらいました.


さてさてボンズ工房体験の続きですが,やまめと師匠とあやめさんはペーパーナイフ製作に挑戦することになりました.

15×2.5㎝くらい,厚さ2㎜くらいの銅板を金槌でトントントントン,カンカンカンカンひたすら形を考えながらたたきます.

近所にかなり音が鳴り響く気がしたので,周りに同じような芸術家の人たちが住んでいると精神的にやりやすいんだろうなぁ~なんて考えながら

カンカンカンカン,カンカンカンカンカン



やまめは山女魚型のペーパーナイフを作りたい!と思って一生懸命魚のボディを作成中.

このくらいでやや疲れてきました・・・・yellow22ase2



するとボンズさんが,バーナーで高温に熱し,銅のイオンが暴れてなめしやすくなるようにしてくれました.

これを繰り返していくと,いくらでもどんどん延びていくそうです.



倍近く延びてきたところで最終的な形をとるためマジックでラインを描き,



不要なところはカットしてもらいました.



最後はイオウが入った薬品につけてエイジング.



ボンズさんのアドバイスで山女魚のパーマークではなく,岩魚の背中にある赤い点に見立てて穴を開けました.


ついに完成!



上から,あやめさん,やまめ,師匠作のペーパーナイフです.

やまめ以外の二人は確かに紙を切ったり封を開けられるという基本の機能を具現化していますね.

やまめの作品は...

途中から魚にすることに重点が移っていってしまいましたyellow12

「ひれはつけられないでしょうか?」と聞いてみたところ,

「こういうものはなるべくシンプルに,余計なことは考えない方がいいですよ」

と,ボンズさんにやさしく断られました.

あぁ,ここでもなかなか「シンプル」の境地が遠い・・・


でも,「ペーパーを切る」機能だけはバッチリ実証済みですよ

作品には各人の性格が面白いように反映されているようですalien

銅は殺菌作用があるから台所に置いてお豆腐を切ったりしたらどうかという意見もありましたが,とりあえず玄関のフライロッドと岩魚の木製起きあがりこぼしの間に架けてみました.


なかなか,いいと思います.