やまめの庭つくり

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やっと・・・

2012-08-19 | 京都庭園紀行
造園の勉強をするために専門学校に通いはじめた日から早7年目.

10月末に京都庭園巡りをしてくることになりました.



2008年くらいに京都に行かなければ!と思ったのですが,何となく行っても何を見たらいいのかわからない気がして,今まで決心がつきませんでした.

庭園と言ったらやはり京都のお庭を実際にこの目で見ておかなければいけないのでは,という焦りのようなものだけを抱えていました.

有名なところさえ,しっかり見ていない気がして.

歴史的なこともかなり怪しい感じですし.

ちゃんと「見た」と言えるように.

頭の中にきちんと景色が浮かんでくるように.

もちろん,修学旅行や卒業旅行,出帳や単なる旅行で何度も京都に行ったことはあるのですが,「庭」を見た記憶がほとんどありません.

造園の勉強をした後の自分の目で何か感じられるかどうか.

色々な本を読んだり,人と話すときにも幾度となくそんなことを考える事がありました.

ある人が,「ネコもしゃくしも京都,京都って・・・.東京にだって素晴らしい庭園がたくさんあるんですよ.京都なんてそんなにいいと思いません.」と,言っていました.

確かに関東にも庭園はたくさんありますが,このような発言は,色々な庭園をたくさん,しっかり見たことのある人が言える言葉ですよね.

やまめのレベルだと,京都も東京もありません.

両方とも,それ以外のところも,まずしっかり知らなければ,と考えています.

卒業してから毎年自分探しをしているような気もしますが,学生の時と比べると少しは成長したかもしれない目で,「感じる」ことができるのか・・・・

まずは下調べをしっかりして自分の引き出しを増やすために頑張りたいと思いますkirakira2



ムスカリの球根

2012-08-18 | 植物
ムスカリは大好きな花の一つで,庭や鉢のあちこちに植えっぱなしで毎年勝手に咲いてもらっています.

品種もそれなりに多く集めているつもりなのですが,最近,葉が出てきているのに気づきました.

そうか,やっぱり立秋くらいを境に葉が出て,冬越しの準備をしつつ,来春の開花に備えるんだなぁ~

葉がすでに展開しているものや,これから芽を出すようなもの,品種や植えられている条件で,幅はありますが,これからどんどん育っていくことでしょう.








気になったのは,球根がまるで置かれているみたいにほぼ全部土から出ちゃってますよね.

植えっぱなしですが,春はここまで露出していなかったような気がします.

どうして出てきてしまうのでしょうか.



雨氷

2012-08-16 | 季節・自然
「雨氷」って,知っていますか?

やまめは,先月の八ヶ岳旅行で行った,恵泉蓼科ガーデンのガーデナー,Oさんから教えてもらいました.

ガーデナーにとって,厳しい冬は束の間の休息でもあり,来るべき春からの作業計画を練る時期でもあります.

そして,冬は冬ならではの自然を楽しみがあるということでした.

八ヶ岳の冬は厳しく,もう11月の早朝などで-10℃にもなり,髪もカメラも凍るそうです.

そんなときは室内でバラの実のリースなどを作ったりして,庭で収穫したものを利用する楽しみを味わうことも.

2月には更に寒さも厳しくなりますが,降っている雨が徐々に凍りついて,自然の氷によるコーティングの芸術が見られる時があるとのこと.

これを「雨氷(うひょう)」と言うのだそうですdown

*恵泉蓼科ガーデンで販売されている絵葉書を一部拡大したものです

寒いのは苦手ですが,見渡す限りの景色がこんな神秘的な芸術作品になってしまうなら極寒にも耐えてみたいと思ってしまいました.

ちなみにネットで「雨氷が作り出した美しい景色」というのも見つけました.

参考までに見たことない人はどうぞ



ガーデナーOさんのお話は,聞いていた全員が,心から自然とガーデンを愛しているんだなぁ・・・と感服し,日常の色々なものにまみれ,ストレスと戦ったりして,ついつい疲れ気味になっているかもしれない人々の心に,忘れていた純粋な気持ちをプレゼントしてくれたような気がしました.

あるがままの自然に向き合い,人間の力だけでは作り出せない世界というものを受け入れ,美しいと感じ,刺激を受けて感受性豊かな人に変わっていくことで,見る人にも何かしらの影響(感動)を与えられるような「恵泉らしい」ガーデンにしていきたいとお話しするOさんは輝いていましたkirakira2





万年青,復活?

2012-08-16 | 植物
最近気づいたのですが,昨年10月に知り合いの方からいただいた万年青が,新しい芽を持っているようです.

約一年前の状態はこんな感じですdown



実はまる2日間くらい,わけあって根っこが露出したままビニール袋に入った状態で放置されていたものですから,その後の成長が悪いのはこの時のダメージのせいなんじゃないかと思っていました.

かなり,根っこのダメージがひどかったので.

ダメもとで鉢に植えたとき,地上部は何とか立派に見えていたのですが,その後,葉っぱが次々と茶色くなって枯れ,もうお亡くなりになる寸前・・・という感じでした.

もともとのダメージのせいか,置き場所か育て方か,はたまた日あたりのせいなのか,とにかくやまめの世話の仕方もイマイチだったのでしょう・・・dokuro

かといってどうしたらいいのかよくわからなかったため,まぁ,枯れたら枯れたで仕方ないかなぁ~と見るたびに思っていたのですけれども.

先日,いつもグラグラして力のない葉っぱの根元に硬い何かがあることに気づき,何だろうかと思っていたら,どうやら新しい葉っぱの赤ちゃんみたいです.



遅まきながら育て方を調べてみたら,万年青は夏,ほとんど休眠状態な上に,日中は絶対水をやってはいけないようなことが書いてありましたyellow22symbol6

なぜ今頃芽が成長しているのか,よくわかりませんが・・・

もしかして,立秋も過ぎ,植物的にはもう「秋」と判断したのでしょうか.

そういえば,庭の葉っぱが全くないまま2ヶ月くらい経ってしまった薔薇たちも最近急に葉を展開しだしているし.

とにかく,死にそうだった万年青,復活の兆しです.



クマツヅラ科

2012-08-15 | 植物
あと少しでお盆休みが終わってしまいますが,予定外のことがたくさん起こってしまったため計画していたことが全然出来ていません

あと一日,集中して頑張らなければ・・・yellow24symbol3



ところで,一ヶ月くらい前から,コンテナに一本だけ草が生えてきていました.

雑草の可能性が高いなぁ・・・と思いつつ,やけに立派な雑草だなぁと経過観察してました.

でも,いくら考えても何か植えていたわけではないと思っていたのですが,つい数日前に花が咲いているのを見て思い出しました.

こぼれダネなんだろうかalienquestion



バーベナ・ハスタータ‘ホワイトスパイヤー’
(クマツヅラ科クマツヅラ属)

学名:Verbena hastata 'White Spires'
別名:スワンプバーベナ

学校で,「クマツヅラ科」と初めて習ったときには,animal3+ツヅラ?・・・なんて,勝手に妄想しましたが,先生の発した一言,「クマツヅラ科の植物の特徴は“茎が四角い事です”」に,びっくり.



茎が四角い植物ってなかなか見ないですよね.


こぼれダネといえば,庭先の歩道に咲いているど根性サンジャクバーベナは,いい感じにコンパクトになり,立派に咲いています.




バーベナ・ボナリエンシス
(クマツヅラ科クマツヅラ属)

学名:Verbena bonariensis
別名:サンジャクバーベナ,ヤナギハナガサ

庭にあるものより,遙かに安定感のある草姿kirakira2

そして,これも茎が四角い仲間です.