やまめの庭つくり

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いつのまにか前向き

2015-03-06 | 植物
この時期のお庭の主役はクリスマスローズ.

いつの間にか種類も増えました.

今年のお気に入りは,草丈20㎝くらいのかわいいクリスマスローズ.
すこし黄色がかった白色の花がコンパクトにたくさんつきました.

夏場に葉がそれほど多くなかったのに花をこれだけ咲かせるエネルギーに感心しました.
丈夫な植物です.



もう一つは,近づいて見ることが出来ない場所に植えてしまった,この株.

きれいなピンクで,花びら(萼ですけど)が多く,ウェーブがかってひらひらしているところが好きです

ヨネヤマプランテーションで突如始まったタイムセールで衝動買い.
超お買い得だった子です.

昨年は全部下向きに咲いていたと思うのですが,今年はなぜか前を向いて咲いています.



下向きもいいけれど,陽の光を浴びて輝くように咲く姿もいいなkirakira2

こんもりと・・・

2015-03-05 | ガーデニング
家にいる日にお天気がいいと,せっせと洗濯物を干すことが多くなります.

そのついでに植物たちに水をやり,花がらを摘み,枯れ葉を取り,枯れ枝を切り,伸びた蔓を誘引し,どこかから飛んでくる枯葉を掃除し,バラやコデマリの葉が展開しはじめたのを見,ディモルフォセカのツボミが大量に付いているのに気づき・・・・いつのまにか小さな庭を数往復.

洗濯物のことを忘れていることもしばしば・・・

先日テレビで,ストレスをため込まず,好きなことをやっている人は病気になりにくいという知見が紹介されていましたが,風邪も引かないのは庭の植物たちのおかげかも,と本気で思いました.
早春でまだ賑やかさが足りない庭ですが,秋に植えたビオラ達,今が一番整っていて美しい状態なのかも知れません.

やけにこんもりと咲いているなぁと思って写真を撮ってみました.









どれも当初より2倍から3倍大きくなっているようです.

花の付き方もボールのよう

品種が素晴らしいのか,植え方や時期が良かったのか,リン肥として混ぜ込んだ「こっこりん」のお陰なのか・・・

いつもの年よりいいかも.

ただの「勘」ですけど.

バラitem2で証明されるといいな.





ひなたぼっこ

2015-03-05 | 季節・自然
今年の啓蟄は6日だそうです.

啓は「ひらく」,蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で,大地が暖まり冬眠していた虫が春の訪れを感じ,穴から出てくる頃のことだそうです.

昨日,今日はまさしくそんな陽気でしたね.

わが家の庭でもハムシのような,か弱そうな虫がバラの樹のまわりで大量に飛んでいるのを見かけました.

昼には,ブルーベリーの幹の上でじっとしているテントウムシ発見kirakira2



カメラに気づいたのか,素早く幹を上下して,裏に隠れてしまいましたが・・・

土曜日は再び5℃くらいになって冬の気温になるらしいですね.

まだまだテントウムシにとっては土の近くが恋しい日が多いのかも.

寒さにやられないで,これからきっとたくさんやってくるアブラムシを完食してほしいなぁ



一才桜の植え替え

2015-03-03 | ガーデニング
わが家の唯一の盆栽,旭山桜の植え替えを行いました.

夕方,時間もないし寒いし,初めてのことなので,少量の盆栽用の土を購入してみました.
赤玉小粒に比べて,ものすごく細かい粒だったので,本当にこんなのでいいのかと心配になりつつ,手早く植え替え実施.

こうして見ると花後にビヨーンと伸びた枝を放置していたため,全く樹形がダメですねdokuro

これは花後に剪定して直してみようと思います.



鉢から出してみたら,まだ根っこがそんなに張っていませんでしたalienase2



やはり下(根)が良くないと上(枝)も貧相になってしまうんだなと,今日も実感しました.
去年はカイガラムシも付いていましたし・・・



箸で土を落としてみると,太い根がブツリと切られた様なところと細くて粗めの根がある状態.

少しだけ根を切って植えてみました.

今年は花後にちゃんと肥料をやって,花がらをきちんと摘んであげようと思います.

桜だから剪定しない方がいいのかなとか,盆栽だから大きくならないように肥料やらない方がいいのかなとか,勝手に色々敬遠していましたが,今年は積極的に関わってみます.

来年,たくさん花が見られるといいのですが・・・sakura



植治の庭

2015-03-01 | 庭園見学
今日は麻布十番にある国際文化会館でお仕事,行ってきました.

東京の地下鉄がとにかく苦手なやまめ・・・

地下鉄に乗る前から無事に着けるか心配でしたが,なんとかたどり着きました.

google mapと親切な駅員さんがいなければ,地下鉄からすんなり地上に出て目的地に行くことは出来ないなぁ・・・aliensymbol5


ところで,国際文化会館がお仕事の会場だったのですが,恥ずかしながらこの建物について何も知らなかったので,HPでにわか勉強してから行きました.



note国際文化会館の庭園及び敷地は江戸時代は大名屋敷(多度津藩),明治になってからは,井上馨,久邇宮邸,赤星鉄馬邸,岩崎小彌太邸と変遷し,戦後は国有地となっていたものを1951年に払い下げてもらって,現在に至っているそうです.

1951年,戦後まだ間もない頃といっていいのかわかりませんが,敗戦から立ち上がって世界と交流して行くにあたり,政治経済だけでなく,異なる文化や価値観に対して相互理解を推進していくための場を造ろうと立ち上がった有志の方たちの熱い気持ちを想像しました.

旧館の建築は1955年に当時の第一線の建築家,前川國男,坂倉準三,吉村順三の三氏による共同設計,新館は1976年に前川國男氏により池に張り出した平安時代の釣殿(寝殿造りの南端に池に乗り出して造られるもので,船遊びの乗降場や,雪見,月見,納涼など,庭や自然と生活が深く結びついて使用される場所)風の建物を意識して設計されたもの.

庭園は1930年(昭和5年)に岩崎小彌太が7代目植治こと小川治兵衛に作庭を依頼したものだそうです.pencil

岩崎邸は空襲で焼失してしまったとのことなので,たぶん庭の樹木などは一緒に燃えてしまったんじゃないかな・・・と思うのですが,本当はどうなのでしょう?


前置きが長くなりましたが,このように,歴史もあり,現在も国際文化の交流の場や結婚式場として,多くの人が集う場である現役の建築や庭を見る機会を得ました.

といっても国際文化会館の見学目的で訪れたわけではないので,使用者の一人としてロビーや階段や全体の雰囲気などを感じることしか出来ませんでしたが・・・yellow13

ロビーは大きなガラス窓によって明るく,外の緑が爽やかで,室内は華美ではないけれど重厚さと温かさを感じ,心地よい落ち着いた空間でした.
カフェでゆったりお茶しながら眼下に広がるお庭を見たら,きっと気持ちがいいと思いました.

お庭は5時少し前にほんの数分,階段を駆け下りて見学してきました.

雨が降っていたので,庇の下から見るだけでしたが.


右の建物が釣殿風のデザイン.




とても大きな石を多用した石組みですが,石の穏やかな表情と,広々した空間に吹く風が,何ともおおらかな気持ちにさせてくれました.


地図で見たら,そんなに広くないお庭のはずですが,不思議です.

深呼吸すると,庭を流れる空気からいいものがたくさん身体の中に入ってくるような気がして,急に元気になりました



実際,回遊式庭園なので本当に歩いて見ることが一番お庭を体感できていいのですが,散策してもいいのかどうかは確認できませんでした.

それに,披露宴や結婚式の撮影でなかなか足を踏み出す勇気もないのですが・・・