かっきーの独り言

自転車通勤で実業団レースに挑むガンダム大好きイクメン、かっきーのブログです。遊んで行って下さい。

外国人介護士受け入れ

2008年04月19日 | インポート
ちょっとお仕事の話。

福祉分野の人材確保のため(だけではないが)、外国人介護士の受け入れの話が出てますね。こちらなど。

現在高齢者施設(介護保険事業所)で働いている私ですが、確かに人材不足がひどいです。
欠員が出ても新しい人が入ってこない。募集は常にかかっている状態です。
女性もですが、特に男性職員は結婚、出産を機にどんどん辞めていきます。転職で今の職場に来て4年経ちましたが、現場では私が1番の古株になってしまいました。生え抜きはどんどん居なくなります。

生活できないですから。

お金儲けをするつもりはないですが、家族の生活を支えられなければ続けられません。
やる気があっても辞めざるを得ません。

人材不足は起こるべくして起こっています。

そこに外国人労働者の受け入れの流れ。

断言しますが、状況はさらに悪くなります。

安価に使える外国人労働者でいけるとなれば、国はそちらを基準にした賃金体系にシフトするでしょう。医療の診療報酬と同じく、介護報酬が法律で定められている現状では、各施設、事業所が賃金アップに努めても限界があります。

日本人は介護の現場からどんどん去ります。安くても働く外国人と経験不足の若者だけという事態がきっと起こります。

自分が年をとったときに、そんな環境で安心して介護を受けられますか?あるいは自分の親を託せますか?

外国人だから質が悪いとは言いませんが、介護という仕事には馴染まないと思います。
私自身、何の縁故も無い他県で今すぐ良い介護をする自信はありません。お年寄りが育ち生活されてきた環境、気候風土や歴史に知識と理解がないと、添っていくことは難しいからです。ましてや外国ですよ?!

労働力のサポートにパワードスーツやロボットを導入する話もあります。人生の最後に、機械に世話して欲しいですか?(使う側としては、個人的にはちょっと興味ありですがwww)

小泉政権からの悪い流れがまだ引きずられています。
福祉だけでなく、社会全体がアメリカ型になっている今の日本ですが、アメリカの医療保険制度ががたがたなのは周知の事実です。弱者は完全に切り捨てられています。お金が無くて病院に行けないという事態が今まさに起こっています。

日本も今のままではそちらに向かいます。

このネタ、後期高齢者医療制度に絡めて続けるかもです。


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