ライブイベントの招待券をいただいたので参加してきました。
伝承ホールには両サイドに一段高くなって畳に敷かれている座布団に座る、
(今回は出ませんでしたがその後ろの列になると靴を脱ぎ、壁付き補助席に座る)
桟敷席というものがあり、私たちはそこで鑑賞することに。
寄りかかれないぶん腹筋が試されれますが、つい猫背になってしまいます。ナハハ
視界良い席です。
■文化庁「集まれ!次世代の表現者たち」
第一部は、
「公募により未来を担う若手の人材を発掘する事業。
音源審査にて特に優秀な演奏と認められた4組による選抜公演」とのことで
2曲ずつの披露、セットチェンジの間も進行アナウンスの方が上手く繋いでいました。
ってか皆さん日本語がとても丁寧で美しく、見習わねばと思う。
「高橋直也」
箏
自作曲を披露。
四季をモチーフにしただけあって光景が浮かぶような、癒し系で心地いい。
ひと耳惚れです。
終演後エレベーター待ちの隙にお見かけしたので少しだけお話を。
1984年生まれとのことですが物腰が柔らかく紳士的な雰囲気でした。
東京でのライブをぜひともお待ちしています♪
「響喜」
箏 植野由美子
三味線 万響
ふだんは篠笛や和太鼓などのメンバーもいるところ、今回は二人での出演とのことでした。
音階も違う箏と津軽三味線、でも「六段」という同名異曲があるとのことで
それを一緒にやってみるとどうなるかという「六段×六段」が、
箏の「六段」は有名なので聞き覚えがあったこともあり面白かったです。
お二人の衣装、着物の生地で作ったというドレスがとてもとても美しくて。
大阪にあって現在は東京にあるという「蓮音」という店で作られたものだそうで。
(高橋さんの前にこれまたエレベーター待ちしているところに)
控え室から出てこられたので衣装のことを話してみて
「後ろにチャックがあって~」と聞いているうちに、
わらわらと同じように質問に寄ってくる方でいっぱいになってしまったので早々に退散~。ククク
「大野利可」
篠笛
ステージとは違うところから音色が聞こえてきて、音のするほうへ顔を向けると
客席後方から吹きながら通路を歩いていました。
座敷席の私たちの目の前も歩いていったので、笛の空洞を覗き込みたい衝動にかられました。フフフ
ステージからとは違う音色の響きを感じてほしいとの大野さんの演出でした。
MCでは笑顔も見え雰囲気がまた明るい女性です。
最初がピッコロのような高めだとすると
持ち替えた次はフルートに近い感じ。それぞれの音色の美しさが際立っていました。
神聖な気持ちになります。
「Caplira」
箏 高橋直也
十七弦 鴛海歌凛尚(おしのみ かりんしょう)
高橋さん楽曲を披露して、十七弦の低くまろやかな音色など
深みと幅広さが増し聴き入りました。
「風の贈り物」は聞き覚えあるフレーズだなぁ、とも思っていたり。。
お二人のトーンを合わせた衣装も素敵でした。
短い休憩をはさみ第二部は、MOTONARI PROJECT 日本の風 「鬼の棲処」
「中村仁樹」 尺八
少しだけブログを見ていたら数日前に八潮市の小学校に演奏に来ていました!!!
宣材の写真どおりイケメンでした。フフフ
尺八というと個人的に「うまい、うますぎるっ」十万石まんじゅうCMのイメージが強烈で。。
でも今回、巻き舌のような独特な奏法のインパクトが強く残りました。
「久保田祐司 」 津軽三味線
男性の弾く津軽三味線はパンチがあって体にバンバンくる感じで心地いい。
独特の間もあって惹きつけられます。
春日部に住んでいた頃、公園でよく弾いていた方を思い出しました。
お元気で今も弾いているのかしらん。
「響道宴」 太鼓
「鼓童」メンバーだった経歴もある方。
脚のように鍛え上げたような二の腕が凄い。
暗転のまま太鼓の音だけが静かに始まったオープニングも驚かされました。
中盤、しなやかにどんどん大きく派手に両面を叩き上げていく場面では
ワーッと観客から拍手が巻き起こりました。
いい縁起をもらった感じです。
それまではステージの半分にカーテンが引かれてあり、それが上がると
先ほどの三人が劇中音楽を演奏していました。
「釼伎かむゐ」
(島口哲郎、福田高士、佐藤有、木元雅友)
あの映画「KILL BILL」では殺陣指導・振付を担当、
島口さん自らもクレイジー88(MIKI)役で出演していたとは!!!
前方の席の方は身を引いてしまうほどの剣さばきもあったり。
一人で、一対一で、一対二で、と技を魅せてくれました。
「大藏基誠」 狂言
ドラマ「白州次郎」の次郎の兄を演じていたのはこの方でした。
そこに現れた鬼(でいいのかな)。
元々いい体格をしていることもあり、その存在感は凄かった。
手からパァーッと蜘蛛の巣を出す演出が何度もあたり。
男たちの目に見えない存在である冒頭から
正体を見せ圧倒的な力で倒していくも、最後には斬り倒されてしまうという、
台詞は無くともアクション一つ一つが物語っていて
効果的な音楽と共にドラマチックな展開を見せるのでした。
力を合わせて鬼を倒したというのに、最後の最後になって
全員も斬り倒し、生き残った一人が(パッと面をつけて)鬼になってしまった、というラストが
ダークサイドな雰囲気を一層盛り上げたのでした。
ところが、終わって照明が明るくなり全員整列すると
軽快な音楽がながれラップが聞こえ始めたので、そのギャップにガクッとさせられました。フフフ
名前は覚えられませんでしたが、その歌のジャケ写では歌舞伎の格好をしていると話していたっけな?
ともあれ、あっという間の二時間ほどの日本の風をめいいっぱい体感して
また新しく素晴らしい方たちを知ることができて、充実したひとときを楽しみました。
快く付き合ってくれた友人たちも楽しんでいたようで嬉しい。ありがとうございました。
[セットリスト]
第一部:選抜公演
高橋直也(箏)
夏休みの冒険
Autumn Road
響喜(三味線・箏)
東日流娘道成寺
六段×六段
大野利可(篠笛)
出逢い
篠の音取り
Caplira(箏・十七弦)
第二部:MOTONARI PROJECT 日本の風
「鬼棲処~ONI NO SUMIKA~」
〈尺八〉中村仁樹
〈津軽三味線〉久保田裕司
〈太鼓〉響道宴
〈剱伎〉島口哲朗 福田高士 佐藤有 木元雅友
〈狂言〉大藏基誠
構成・演出:大藏基誠
2014年1月30日(土)渋谷区総合文化センター大和田 伝承ホール
総合文化センターは桜丘になるのですが、渋谷駅の最寄り出口が半蔵門線ではイマイチわからず
適当に出たらヒカリエという真逆。。
なので歩道橋を二度渡ったわ。。
帰りはとんとんと、さくら通りを下り歩道橋を渡って西口を通り過ぎ、
ハチ公口付近から地下にもぐれました。
ライブ前の腹ごしらえをセルリアンタワーの裏手で
総合センターにも近い店で済ませましたが、
普段ほとんど立ち寄らないエリアだったのでどこも新鮮でした。
総合文化センターにはプラネタリウムもあるので
時間に余裕のある時にはぜひとも立ち寄りたいー。
ちなみに隣のインフォスタワーは
アミューズ本社の入っているビルでした。
伝承ホールには両サイドに一段高くなって畳に敷かれている座布団に座る、
(今回は出ませんでしたがその後ろの列になると靴を脱ぎ、壁付き補助席に座る)
桟敷席というものがあり、私たちはそこで鑑賞することに。
寄りかかれないぶん腹筋が試されれますが、つい猫背になってしまいます。ナハハ
視界良い席です。
■文化庁「集まれ!次世代の表現者たち」
第一部は、
「公募により未来を担う若手の人材を発掘する事業。
音源審査にて特に優秀な演奏と認められた4組による選抜公演」とのことで
2曲ずつの披露、セットチェンジの間も進行アナウンスの方が上手く繋いでいました。
ってか皆さん日本語がとても丁寧で美しく、見習わねばと思う。
「高橋直也」
箏
自作曲を披露。
四季をモチーフにしただけあって光景が浮かぶような、癒し系で心地いい。
ひと耳惚れです。
終演後エレベーター待ちの隙にお見かけしたので少しだけお話を。
1984年生まれとのことですが物腰が柔らかく紳士的な雰囲気でした。
東京でのライブをぜひともお待ちしています♪
「響喜」
箏 植野由美子
三味線 万響
ふだんは篠笛や和太鼓などのメンバーもいるところ、今回は二人での出演とのことでした。
音階も違う箏と津軽三味線、でも「六段」という同名異曲があるとのことで
それを一緒にやってみるとどうなるかという「六段×六段」が、
箏の「六段」は有名なので聞き覚えがあったこともあり面白かったです。
お二人の衣装、着物の生地で作ったというドレスがとてもとても美しくて。
大阪にあって現在は東京にあるという「蓮音」という店で作られたものだそうで。
(高橋さんの前にこれまたエレベーター待ちしているところに)
控え室から出てこられたので衣装のことを話してみて
「後ろにチャックがあって~」と聞いているうちに、
わらわらと同じように質問に寄ってくる方でいっぱいになってしまったので早々に退散~。ククク
「大野利可」
篠笛
ステージとは違うところから音色が聞こえてきて、音のするほうへ顔を向けると
客席後方から吹きながら通路を歩いていました。
座敷席の私たちの目の前も歩いていったので、笛の空洞を覗き込みたい衝動にかられました。フフフ
ステージからとは違う音色の響きを感じてほしいとの大野さんの演出でした。
MCでは笑顔も見え雰囲気がまた明るい女性です。
最初がピッコロのような高めだとすると
持ち替えた次はフルートに近い感じ。それぞれの音色の美しさが際立っていました。
神聖な気持ちになります。
「Caplira」
箏 高橋直也
十七弦 鴛海歌凛尚(おしのみ かりんしょう)
高橋さん楽曲を披露して、十七弦の低くまろやかな音色など
深みと幅広さが増し聴き入りました。
「風の贈り物」は聞き覚えあるフレーズだなぁ、とも思っていたり。。
お二人のトーンを合わせた衣装も素敵でした。
短い休憩をはさみ第二部は、MOTONARI PROJECT 日本の風 「鬼の棲処」
「中村仁樹」 尺八
少しだけブログを見ていたら数日前に八潮市の小学校に演奏に来ていました!!!
宣材の写真どおりイケメンでした。フフフ
尺八というと個人的に「うまい、うますぎるっ」十万石まんじゅうCMのイメージが強烈で。。
でも今回、巻き舌のような独特な奏法のインパクトが強く残りました。
「久保田祐司 」 津軽三味線
男性の弾く津軽三味線はパンチがあって体にバンバンくる感じで心地いい。
独特の間もあって惹きつけられます。
春日部に住んでいた頃、公園でよく弾いていた方を思い出しました。
お元気で今も弾いているのかしらん。
「響道宴」 太鼓
「鼓童」メンバーだった経歴もある方。
脚のように鍛え上げたような二の腕が凄い。
暗転のまま太鼓の音だけが静かに始まったオープニングも驚かされました。
中盤、しなやかにどんどん大きく派手に両面を叩き上げていく場面では
ワーッと観客から拍手が巻き起こりました。
いい縁起をもらった感じです。
それまではステージの半分にカーテンが引かれてあり、それが上がると
先ほどの三人が劇中音楽を演奏していました。
「釼伎かむゐ」
(島口哲郎、福田高士、佐藤有、木元雅友)
あの映画「KILL BILL」では殺陣指導・振付を担当、
島口さん自らもクレイジー88(MIKI)役で出演していたとは!!!
前方の席の方は身を引いてしまうほどの剣さばきもあったり。
一人で、一対一で、一対二で、と技を魅せてくれました。
「大藏基誠」 狂言
ドラマ「白州次郎」の次郎の兄を演じていたのはこの方でした。
そこに現れた鬼(でいいのかな)。
元々いい体格をしていることもあり、その存在感は凄かった。
手からパァーッと蜘蛛の巣を出す演出が何度もあたり。
男たちの目に見えない存在である冒頭から
正体を見せ圧倒的な力で倒していくも、最後には斬り倒されてしまうという、
台詞は無くともアクション一つ一つが物語っていて
効果的な音楽と共にドラマチックな展開を見せるのでした。
力を合わせて鬼を倒したというのに、最後の最後になって
全員も斬り倒し、生き残った一人が(パッと面をつけて)鬼になってしまった、というラストが
ダークサイドな雰囲気を一層盛り上げたのでした。
ところが、終わって照明が明るくなり全員整列すると
軽快な音楽がながれラップが聞こえ始めたので、そのギャップにガクッとさせられました。フフフ
名前は覚えられませんでしたが、その歌のジャケ写では歌舞伎の格好をしていると話していたっけな?
ともあれ、あっという間の二時間ほどの日本の風をめいいっぱい体感して
また新しく素晴らしい方たちを知ることができて、充実したひとときを楽しみました。
快く付き合ってくれた友人たちも楽しんでいたようで嬉しい。ありがとうございました。
[セットリスト]
第一部:選抜公演
高橋直也(箏)
夏休みの冒険
Autumn Road
響喜(三味線・箏)
東日流娘道成寺
六段×六段
大野利可(篠笛)
出逢い
篠の音取り
Caplira(箏・十七弦)
第二部:MOTONARI PROJECT 日本の風
「鬼棲処~ONI NO SUMIKA~」
〈尺八〉中村仁樹
〈津軽三味線〉久保田裕司
〈太鼓〉響道宴
〈剱伎〉島口哲朗 福田高士 佐藤有 木元雅友
〈狂言〉大藏基誠
構成・演出:大藏基誠
2014年1月30日(土)渋谷区総合文化センター大和田 伝承ホール
総合文化センターは桜丘になるのですが、渋谷駅の最寄り出口が半蔵門線ではイマイチわからず
適当に出たらヒカリエという真逆。。
なので歩道橋を二度渡ったわ。。
帰りはとんとんと、さくら通りを下り歩道橋を渡って西口を通り過ぎ、
ハチ公口付近から地下にもぐれました。
ライブ前の腹ごしらえをセルリアンタワーの裏手で
総合センターにも近い店で済ませましたが、
普段ほとんど立ち寄らないエリアだったのでどこも新鮮でした。
総合文化センターにはプラネタリウムもあるので
時間に余裕のある時にはぜひとも立ち寄りたいー。
ちなみに隣のインフォスタワーは
アミューズ本社の入っているビルでした。
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