蒲原平野に本格的な秋が来た。10月に入ると黄金色の稲田は全く影を潜め、切り株とそこから芽を出して全面田植え時に似た緑の絨毯を呈している。この新しく出た芽も冬の到来ですべて枯れていく。稲刈りの終わった水田には、転作作物の代表である褐色に変わった大豆が収穫を待っていた。久しぶりに高速道路脇を走ってみた。法面では、シモツケがひっそりと咲いていた。果実ではアキグミが真っ赤な実を沢山つけていた。沢山実をつけていたので収穫し、アキグミ酒を作るつもりだ。エゾイボタの実はまだまだ緑色で成熟までもう少しかかりそうだ。秋を象徴するススキが盛りであるが、ススキが終わりかけるとセイタカアワダチソウが勢力を増してくる。今は仲良く同居している。
弥彦・角田山系の麓を歩くと秋の植物をたくさん見ることができる。国上・弥彦では、ノブドウ・ツリフネソウ・クズの花、ツルリンドウ・ツルニンジン・センニンソウ・オトコエシにオミナエシ。間瀬・五箇峠・角田では、ウンラン・キバナアキギリ・ハマゴウ・ミヤマカタバミ・キツリフネ・ギンリョウソウ・ホツツジ・クルバマハグマ・ヒヨドリソウ・ヤクシソウ・ノササゲ・シオデの実等など。まだまだ多くあるのだが、歩いて目についたものだけをあげてみた。五箇峠で珍しくオオヒナノウスツボの花を見た。
夕日を浴びている巻・潟東インターの分岐点
稲刈りの終わった切り株から新しい芽が出て、緑の絨毯だ。後ろの弥彦・角田山系は蒲原の象徴だ。
我が蒲原平野の転作作物の代表株である大豆(収穫間近である)
季節外れのシモツケがひっそりと咲いていた。
アキグミ実は今年は豊作だ。若い実が目立たなかったから心配していた(インター付近に多い)
エゾイボタの実はまだ若い。もう少し経てば黒くなるだろう。
法面はススキやクズそしてツタなどに被われているが、これからはセイタカアワダチソウだ。
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