映画「純黒~」の感想です。いつもどおりネタバレ全開ですので未見の方はご注意を。
というわけで見てきました。今年の映画「純黒~」です。実は事前の広告がガンダム対決ばかりだったのでさほど期待もしておらず、連休明けにでも…と思っていたのですが、見に行った灰原クラスタ様方の評判があまりにすごい!ということで、急きょ予定を変更して月曜日のレイトに行ってまいりました。もしかしたら今までで最速かもしれません。
そしてまずは2017年第21弾製作決定おめでとうございます。といいながら実は組織とは別方向で黒い彼の声は聞こえていたものの、映画に圧倒されてそれどころではない私の耳はじゃっかんスルー気味でした。どこまでも間の悪い服部君クオリティはすでに今から炸裂している模様です(笑)
で、今年の映画ですが、
めちゃくちゃ面白かったです!
私としてはコナン映画としては「天国~」と双璧をなす映画でした。いや、もう本当に文句なし!まあ強いていうならもうちょっとあと30分欲しかったと思わない事もないですが、しかしそこは観る側が十分に補完できるクオリティですし、まさにこういう組織映画がみたかったという作品でした。
これまで組織を扱った映画としては「天国~」と「漆黒~」がありました。「天国~」は灰原ファンの聖典ともいうべき名作ですが、「漆黒~」はまあお祭り的というか「これTVスペシャルでよくね?」という内容でした。そこへきて今年の「純黒~」は映画という特性を十二分に生かした劇場版ならではの作品でした。ここ数年では間違いなくずば抜けた作品ですし全20作の中でもご本の指に入ると思います。
できればもう一度は見に行きたいなあと思ってはいるのですが、まずは初見で覚えているかぎりの感想を順を追って行きたいと思います。
冒頭、警察庁の中に忍び込んだスパイを追いつめる安室率いる公安とのカーチェイスからのスタートです。首都高を派手に走る漆黒の組織員の車体を追いかける公安の白い悪魔こと安室君のMS愛車RX-7、さらに思いっきり横槍をいれるのはシャア赤井のサザビーマスタングとのっけから赤井VS安室VS組織の展開です。そしてそこからのカーアクションがまた迫力でした。全体的に派手な爆発シーンが少ない今作ではもっとも力の入った動きのあるシーンだっと思いますが、確かにすごかったです。いきなりのクライマックス感に否が応でも期待は高まります。
そして本人にその気はないのでしょうが、とにかく人の神経を逆なですることに定評のあるシャア赤井にアオリ耐性もゼロな本名降谷零こと安室君がバチバチとケンカしている間に、何とか逃げ切った組織のスパイのスレンダー美女ですが体はボロボロ。カーチェイスをしながらも要点だけ送信に成功したスマフォも壊れてしまったようで、フラフラと消えていきました。
そしてここでいつもの「体がちっさくなってしまっていた」の紹介です。今回は漫画のコマを紙芝居展開するような流れに事件現場のキープアウトテープがアクセントというスタイリッシュな作りで、私は結構好きでした。コナンの正体を知っている人紹介も哀ちゃんだけでかなりシンプル。ここでちょっと違和感を感じた訳ですが、確かに今回のボリュームだったらこの辺りは出来る限りカットしていかないと無理ですよね。
そして一転して今度は探偵団&博士とコ哀でお出かけシーン。車の中で前日の事件のニュースを見ているコナンの両隣はもちろん哀ちゃんと歩美ちゃんです。ちくしょう!江戸川裏山あ!!と思っていたというのはここだけの話です。
行先は新しくなった東都水族館。ランドマークは観覧車です。まあこの観覧車については観覧車好きとしては色々と言いたいことは満載なんですが、しかしまずは映画の話です。
観覧車にも乗りたいということになってここでお約束の博士のクイズタイム。しかし中々の難問ということで、子どもたちが可愛い両親コ哀の二人がさくさくヒントを出して終了です。こういう描写結構好きです。哀ちゃんが「博士、チケット代よろしくね」とか素直に甘えてる姿は本当に可愛いですよ。ええ、毎年ですが今年もいいますよ。阿笠親子万歳。
観覧車に乗りに行く探偵団&博士の後ろからつづく安定の保護者ポジションのコナンを哀ちゃんが発見したのはベンチにぼんやりと座る傷だらけの銀髪オッドアイの美女。そりゃもう怪しいなんてもんじゃありません。冒頭で見事なドライビングと奇跡のスマフォメール技術を見せてくれたあの女性ですが、どうやら彼女は記憶喪失中。というわけで成り行きで彼女の身元と記憶をはっきりさせる手伝いをすることになるコ哀&探偵団というか主に探すのコ哀。もうこの辺りの相棒ポジションはいつもの事ながら本当にありがとうございます。ごちそう様でございます。十分に堪能させていただきました。
お姉さんと仲良くなる探偵団の子供たち。子どもたちの無邪気な笑顔と優しさに次第に打ち解ける女性。そこへ声をかける博士の「あなたの博士ですよ~」ってかわいすぎか!!可愛いオッサン大好きです。思いがけないばくだんをありがとうございます!!そして鳩に囲まれる博士をみて「え?今回の博士ってKID!?」って思ったのは私だけではないはず(笑)
観覧車を乗りに行ったところでトラブルが発生して元太がいきなり大ピンチ→それをお姉さんがミラクルキャッチ→灰原センサー発動。ついでにベル姐さんの接触してきてお姉さんが記憶を失っている組織員「キュラソー」であることが判明してということでここから自体は一気にVS組織へと移行します。
とここからは組織のターン!キュラソーが盗み出した組織の二重スパイをどんどん始末していきます。しかも世界を又にかける複数作戦の同時展開。今までになく組織が仕事しています。最近はこいつら本当に怖いのか?と疑問を持ってしまうこともあった黒の組織ですが、あ、やっぱりこの人たち悪の秘密結社なんだな、と安心させてくれるほどの仕事っぷりです。だってあのウォッカすら失敗してないんですよ?
そして標的は日本にいる二人のNOCにうつります。そう、キールとバーボンです。というか久しぶりだねキール。まだいたんだねキールという「あの人は今」的な出演ですが、それにしてもこの人は出るたびに手錠で繋がれている気がするのは気のせいでしょうか?
そんなピンチの二人を助けたのは阿笠博士の技術力。いつもにましてお茶目キャラが前面にでていますが、今回も博士の発明はキレッキレです!いやもう、本当にすごいです。まずは壊れたスマフォからメールの送受信情報をサルベージして世界的なスパイ組織を欺く加工を施してそのメールを再度送信するという離れ業を見せてくれます。すげえよ、博士!
一方、探偵団の子供たちはさらにキュラソーと親交を深めます。メッチャ仲良し。みんなで楽しんでいたオセロがひっくり返るのですが、それをキュラソーがもくもくと基に戻すという小ネタもあったんですが、時間の関係かここはスルー気味な描かれ方だったのが残念でした(この辺を補完した「完全版」を円盤を出すときに特装版に入れてくれれば迷わずに諭吉さんを投入するんですけどね)
そして子どもたちにいいように使われる大人代表高木君。流石です。しかしお姉さんは公安の風見君に連れて行かれてしまいます。ということで気分一新で観覧車を乗りに行こう!ということで、ここでさらに子ども達の頼れる見方が登場です。そう鈴木財閥の園子さまってわずか6歳にして人脈の使いどころを心得ている光彦は全く末恐ろしいです。でも私はこのまま鈴木財閥は光彦とのパイプを維持して将来は大番頭として育成していくというルートを推奨したいと思います。
で、まあここで園子が出てくるとなると当然現れるのが蘭ですが、今回は本当に毛利親子は空気でしたね。ま、これはもう組織編の時の宿命でしょうね。
そしてそれぞれの思惑が交差する中で舞台は東都水族館へ。
ここからはめまぐるしくそれぞれのキャラの立ち位置が変わっていき話はさらに加速していきます。いや、もうまさに神展開!!
まずは今回前面に押し出されている安室VSシャア赤井。まあ確かに多くの方が指摘するように安室君は大人げないっちゃ大人げないんですけど、シャア赤井も赤井で「人の神経を逆なでするスキルA+」を如何なく発揮して安室君を煽る煽る(笑)。うん、あれですねシャア赤井は本当に人でなしだよね。
と残念な大人二人がケンカしている間に着々と作戦を進行させるのは今回の「働く大人」こと黒の組織の皆さんです。作戦通り観覧車のゴンドラごとキュラソーを収容するためにベル姐さんは電気トラップを仕掛けてから司令塔にジンの兄貴以下実行部隊は空からの急襲と今までの「名古屋駅無駄に待機」とかはなんだったの?というくらい大忙しですよ。海外からのとんぼ返りからずっと休みなく働く姿はまさにブラック企業(違)。
途中で満を持して記憶を取り戻すキュラソーですが、安室君はシャア赤井に「日本の公安は使えねえとか思ってんだろ!?」みたいなこと言ってますが、とりあえず風見君のダメさを見る限りは私が赤井でもきっと苦笑いに必死だと思います。彼には謹んで「公安のウォッカ」もしくは「公安のキャメル」という二つ名を進呈いたします。
そんな部下の失態を知らず有能ブラック企業の兄貴が仕掛けた爆弾を解体するアムロ君。ええ、ここはあえてカタカナ表記ですよ。ガンダム小ネタですね、わかります。と頷いていたらさらに今回の公式はぶっこんできます。彼に爆弾解体を教えた友人はまさかのあの人!これは。ええええええ!!!!松田あああああ!!!!!
と素直にびっくりしました(映画が終わって帰る時にお友達と来たと思しきお嬢さんがご友人に一生懸命「松田っていうのは……萩原っていう友達が…」と説明してましたが、まあ普通は忘れてますよね)。
そして記憶を取り戻したキュラソーに告げるベル姐さんの台詞がカッコいいんですよ。
「そろそろ時間よシンデレラ。そのままカボチャの馬車を待ってなさい」
ってもうなんというハードボイルド!!くうう!!良い!良い!!カッコイイっす!!!!
今回全編を通してとにかく組織の人たちはハードボイルでカッコ良かったです。そしてそんなキュラソーの奪還に現われたのはジンの兄貴の秘密兵器!!ええええええ!?オス〇レイ!!!!!いや、もしかして私が思ってるより黒の組織ってすごいんじゃないだろうかと、半信半疑でしたが、でもアレはどう考えてもオ〇プレイですよ!!ってかオスプ〇イで観覧車のゴンドラ引き上げる発想は無かったわ!!!!
いやあ、こんなところまで今回の映画は魅せてくれます!これはもうテンション振り切らざるを得ませんよ!!哀ちゃんがピンチとかそういうことはちょっと置いといても兄貴の登場にこんなにドキドキしたのは20年アニメを見てきて初めてでした。
でここからは本気を出した黒の組織の恐ろしさを存分に見せていただきました。いや、もう兄貴の本気、半端ないです。いつもどジンとか言ってホントすいませんでした!!
機銃操作を受ける観覧車とか車軸が取れて転がる観覧車とか、とにかく今回の「悪夢」ってのは観覧車の事だよね?と思うくらい痛めつけられる観覧車。あああ、何て可哀想なんでしょう。
大丈夫か!観覧車!!とドキドキしてたら、最後は博士のスーパー技術とキュラソーの執念で観覧車は止まりますが、この辺は改めて哀ちゃんとキュラソーとの感想で書きたいと思います。
安室、シャア赤井、コナンの例系プレイをうけてボロボロのオスプレ〇がついに制御不能に!というところで、「どけ!」とコルンから操縦桿を奪って機体を立て直すジンの兄貴はかつてなく頼れる兄貴で、私がウォッカでも一生ついていこうと思ったと思います。
でも、すべてが終わりキュラソーの遺体を確認しないのか?というウォッカに兄貴が
「死んだやつの事なんて興味ねーよ」
といいますが、とろあえず兄貴はプロセスと結果の検証をきちんとやった方が良いと思います。
というわけで今回の映画の雑感ですが、予想以上にど直球に組織との対決を描いた作品としてとにかく思白い映画でした。20周年に相応しい傑作だったと思います。私、これからもうヘタムロっていうのはやめますね。
ま、しかし風見くんとウォッカとキャメルについて、いつかそれぞれの上司に居酒屋で愚痴ってもらいたいです(笑)
というわけで見てきました。今年の映画「純黒~」です。実は事前の広告がガンダム対決ばかりだったのでさほど期待もしておらず、連休明けにでも…と思っていたのですが、見に行った灰原クラスタ様方の評判があまりにすごい!ということで、急きょ予定を変更して月曜日のレイトに行ってまいりました。もしかしたら今までで最速かもしれません。
そしてまずは2017年第21弾製作決定おめでとうございます。といいながら実は組織とは別方向で黒い彼の声は聞こえていたものの、映画に圧倒されてそれどころではない私の耳はじゃっかんスルー気味でした。どこまでも間の悪い服部君クオリティはすでに今から炸裂している模様です(笑)
で、今年の映画ですが、
めちゃくちゃ面白かったです!
私としてはコナン映画としては「天国~」と双璧をなす映画でした。いや、もう本当に文句なし!まあ強いていうならもうちょっとあと30分欲しかったと思わない事もないですが、しかしそこは観る側が十分に補完できるクオリティですし、まさにこういう組織映画がみたかったという作品でした。
これまで組織を扱った映画としては「天国~」と「漆黒~」がありました。「天国~」は灰原ファンの聖典ともいうべき名作ですが、「漆黒~」はまあお祭り的というか「これTVスペシャルでよくね?」という内容でした。そこへきて今年の「純黒~」は映画という特性を十二分に生かした劇場版ならではの作品でした。ここ数年では間違いなくずば抜けた作品ですし全20作の中でもご本の指に入ると思います。
できればもう一度は見に行きたいなあと思ってはいるのですが、まずは初見で覚えているかぎりの感想を順を追って行きたいと思います。
冒頭、警察庁の中に忍び込んだスパイを追いつめる安室率いる公安とのカーチェイスからのスタートです。首都高を派手に走る漆黒の組織員の車体を追いかける公安の白い悪魔こと安室君の
そして本人にその気はないのでしょうが、とにかく人の神経を逆なですることに定評のあるシャア赤井にアオリ耐性もゼロな本名降谷零こと安室君がバチバチとケンカしている間に、何とか逃げ切った組織のスパイのスレンダー美女ですが体はボロボロ。カーチェイスをしながらも要点だけ送信に成功したスマフォも壊れてしまったようで、フラフラと消えていきました。
そしてここでいつもの「体がちっさくなってしまっていた」の紹介です。今回は漫画のコマを紙芝居展開するような流れに事件現場のキープアウトテープがアクセントというスタイリッシュな作りで、私は結構好きでした。コナンの正体を知っている人紹介も哀ちゃんだけでかなりシンプル。ここでちょっと違和感を感じた訳ですが、確かに今回のボリュームだったらこの辺りは出来る限りカットしていかないと無理ですよね。
そして一転して今度は探偵団&博士とコ哀でお出かけシーン。車の中で前日の事件のニュースを見ているコナンの両隣はもちろん哀ちゃんと歩美ちゃんです。ちくしょう!江戸川裏山あ!!と思っていたというのはここだけの話です。
行先は新しくなった東都水族館。ランドマークは観覧車です。まあこの観覧車については観覧車好きとしては色々と言いたいことは満載なんですが、しかしまずは映画の話です。
観覧車にも乗りたいということになってここでお約束の博士のクイズタイム。しかし中々の難問ということで、子どもたちが可愛い
観覧車に乗りに行く探偵団&博士の後ろからつづく安定の保護者ポジションのコナンを哀ちゃんが発見したのはベンチにぼんやりと座る傷だらけの銀髪オッドアイの美女。そりゃもう怪しいなんてもんじゃありません。冒頭で見事なドライビングと奇跡のスマフォメール技術を見せてくれたあの女性ですが、どうやら彼女は記憶喪失中。というわけで成り行きで彼女の身元と記憶をはっきりさせる手伝いをすることになるコ哀&探偵団というか主に探すのコ哀。もうこの辺りの相棒ポジションはいつもの事ながら本当にありがとうございます。ごちそう様でございます。十分に堪能させていただきました。
お姉さんと仲良くなる探偵団の子供たち。子どもたちの無邪気な笑顔と優しさに次第に打ち解ける女性。そこへ声をかける博士の「あなたの博士ですよ~」ってかわいすぎか!!可愛いオッサン大好きです。思いがけないばくだんをありがとうございます!!そして鳩に囲まれる博士をみて「え?今回の博士ってKID!?」って思ったのは私だけではないはず(笑)
観覧車を乗りに行ったところでトラブルが発生して元太がいきなり大ピンチ→それをお姉さんがミラクルキャッチ→灰原センサー発動。ついでにベル姐さんの接触してきてお姉さんが記憶を失っている組織員「キュラソー」であることが判明してということでここから自体は一気にVS組織へと移行します。
とここからは組織のターン!キュラソーが盗み出した組織の二重スパイをどんどん始末していきます。しかも世界を又にかける複数作戦の同時展開。今までになく組織が仕事しています。最近はこいつら本当に怖いのか?と疑問を持ってしまうこともあった黒の組織ですが、あ、やっぱりこの人たち悪の秘密結社なんだな、と安心させてくれるほどの仕事っぷりです。だってあのウォッカすら失敗してないんですよ?
そして標的は日本にいる二人のNOCにうつります。そう、キールとバーボンです。というか久しぶりだねキール。まだいたんだねキールという「あの人は今」的な出演ですが、それにしてもこの人は出るたびに手錠で繋がれている気がするのは気のせいでしょうか?
そんなピンチの二人を助けたのは阿笠博士の技術力。いつもにましてお茶目キャラが前面にでていますが、今回も博士の発明はキレッキレです!いやもう、本当にすごいです。まずは壊れたスマフォからメールの送受信情報をサルベージして世界的なスパイ組織を欺く加工を施してそのメールを再度送信するという離れ業を見せてくれます。すげえよ、博士!
一方、探偵団の子供たちはさらにキュラソーと親交を深めます。メッチャ仲良し。みんなで楽しんでいたオセロがひっくり返るのですが、それをキュラソーがもくもくと基に戻すという小ネタもあったんですが、時間の関係かここはスルー気味な描かれ方だったのが残念でした(この辺を補完した「完全版」を円盤を出すときに特装版に入れてくれれば迷わずに諭吉さんを投入するんですけどね)
そして子どもたちにいいように使われる大人代表高木君。流石です。しかしお姉さんは公安の風見君に連れて行かれてしまいます。ということで気分一新で観覧車を乗りに行こう!ということで、ここでさらに子ども達の頼れる見方が登場です。そう鈴木財閥の園子さまってわずか6歳にして人脈の使いどころを心得ている光彦は全く末恐ろしいです。でも私はこのまま鈴木財閥は光彦とのパイプを維持して将来は大番頭として育成していくというルートを推奨したいと思います。
で、まあここで園子が出てくるとなると当然現れるのが蘭ですが、今回は本当に毛利親子は空気でしたね。ま、これはもう組織編の時の宿命でしょうね。
そしてそれぞれの思惑が交差する中で舞台は東都水族館へ。
ここからはめまぐるしくそれぞれのキャラの立ち位置が変わっていき話はさらに加速していきます。いや、もうまさに神展開!!
まずは今回前面に押し出されている安室VSシャア赤井。まあ確かに多くの方が指摘するように安室君は大人げないっちゃ大人げないんですけど、シャア赤井も赤井で「人の神経を逆なでするスキルA+」を如何なく発揮して安室君を煽る煽る(笑)。うん、あれですねシャア赤井は本当に人でなしだよね。
と残念な大人二人がケンカしている間に着々と作戦を進行させるのは今回の「働く大人」こと黒の組織の皆さんです。作戦通り観覧車のゴンドラごとキュラソーを収容するためにベル姐さんは電気トラップを仕掛けてから司令塔にジンの兄貴以下実行部隊は空からの急襲と今までの「名古屋駅無駄に待機」とかはなんだったの?というくらい大忙しですよ。海外からのとんぼ返りからずっと休みなく働く姿はまさにブラック企業(違)。
途中で満を持して記憶を取り戻すキュラソーですが、安室君はシャア赤井に「日本の公安は使えねえとか思ってんだろ!?」みたいなこと言ってますが、とりあえず風見君のダメさを見る限りは私が赤井でもきっと苦笑いに必死だと思います。彼には謹んで「公安のウォッカ」もしくは「公安のキャメル」という二つ名を進呈いたします。
そんな部下の失態を知らず有能ブラック企業の兄貴が仕掛けた爆弾を解体するアムロ君。ええ、ここはあえてカタカナ表記ですよ。ガンダム小ネタですね、わかります。と頷いていたらさらに今回の公式はぶっこんできます。彼に爆弾解体を教えた友人はまさかのあの人!これは。ええええええ!!!!松田あああああ!!!!!
と素直にびっくりしました(映画が終わって帰る時にお友達と来たと思しきお嬢さんがご友人に一生懸命「松田っていうのは……萩原っていう友達が…」と説明してましたが、まあ普通は忘れてますよね)。
そして記憶を取り戻したキュラソーに告げるベル姐さんの台詞がカッコいいんですよ。
「そろそろ時間よシンデレラ。そのままカボチャの馬車を待ってなさい」
ってもうなんというハードボイルド!!くうう!!良い!良い!!カッコイイっす!!!!
今回全編を通してとにかく組織の人たちはハードボイルでカッコ良かったです。そしてそんなキュラソーの奪還に現われたのはジンの兄貴の秘密兵器!!ええええええ!?オス〇レイ!!!!!いや、もしかして私が思ってるより黒の組織ってすごいんじゃないだろうかと、半信半疑でしたが、でもアレはどう考えてもオ〇プレイですよ!!ってかオスプ〇イで観覧車のゴンドラ引き上げる発想は無かったわ!!!!
いやあ、こんなところまで今回の映画は魅せてくれます!これはもうテンション振り切らざるを得ませんよ!!哀ちゃんがピンチとかそういうことはちょっと置いといても兄貴の登場にこんなにドキドキしたのは20年アニメを見てきて初めてでした。
でここからは本気を出した黒の組織の恐ろしさを存分に見せていただきました。いや、もう兄貴の本気、半端ないです。いつもどジンとか言ってホントすいませんでした!!
機銃操作を受ける観覧車とか車軸が取れて転がる観覧車とか、とにかく今回の「悪夢」ってのは観覧車の事だよね?と思うくらい痛めつけられる観覧車。あああ、何て可哀想なんでしょう。
大丈夫か!観覧車!!とドキドキしてたら、最後は博士のスーパー技術とキュラソーの執念で観覧車は止まりますが、この辺は改めて哀ちゃんとキュラソーとの感想で書きたいと思います。
安室、シャア赤井、コナンの例系プレイをうけてボロボロのオスプレ〇がついに制御不能に!というところで、「どけ!」とコルンから操縦桿を奪って機体を立て直すジンの兄貴はかつてなく頼れる兄貴で、私がウォッカでも一生ついていこうと思ったと思います。
でも、すべてが終わりキュラソーの遺体を確認しないのか?というウォッカに兄貴が
「死んだやつの事なんて興味ねーよ」
といいますが、とろあえず兄貴はプロセスと結果の検証をきちんとやった方が良いと思います。
というわけで今回の映画の雑感ですが、予想以上にど直球に組織との対決を描いた作品としてとにかく思白い映画でした。20周年に相応しい傑作だったと思います。私、これからもうヘタムロっていうのはやめますね。
ま、しかし風見くんとウォッカとキャメルについて、いつかそれぞれの上司に居酒屋で愚痴ってもらいたいです(笑)
ありがとうございます!
いつも共感しまくり笑いまくりです(*^▽^*)
とりあえず、公安のキャメル、公安のウォッカにつぼりました笑笑
突然失礼致しましたm(_ _)m
こんにちは。停滞ぎみのblogですが、読んでくださってありがとうございます。
共感&爆笑いただけてとても嬉しいです。
風見くんとウォッカとキャメルはきっと良い友達になれると思うんですよね。それぞれの上司自慢とか盛り上がりそうで(笑)
当blogでは今後も彼らの活躍に注目して行きたいと思います。