某先生がシュテーデル美術館「ルーベンス展」をご覧になり、なぜ今ルーベンス展なのかを語っておられた。画家であると共に外交官でもあったルーベンスの、当時と現在に重なるものを勉強することができた。
https://www.staedelmuseum.de/en/rubens
で、日本でも秋に国立西洋美術館で「ルーベンス展」がある。公式サイトもできたようだ。イタリア美術に与えた影響についても触れる内容のようで楽しみだ。
http://www.tbs.co.jp/rubens2018/
で、思い出したことがある。以前、図書館で借りて読んだフェデリコ・ゼーリ著「イメージの裏側―絵画の修復・鑑定・解釈」に、ベルニーニは若い頃キエザ・ヌォーヴァのルーベンス祭壇画から触発され、あの躍動的な作風に向かったのではないか?と書いてあった記憶がある(間違っていたらごめんなさい💦)。今回の展覧会では果たしてゼーリ説は登場するのだろうか??
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Rubens,_madonna_della_vallicella.jpg
昔撮ったピンボケ写真です(汗)
ピーテル・パウル・ルーベンス《ヴァリチェッラの聖母》(1608年)キエザ・ヌォーヴァ(サンタ・マリア・イン・ヴァリチェッラ聖堂)
ちなみに、キエザ・ヌォーヴァにはカラヴァッジョ《キリストの埋葬》もある(現在は模写作品、実物はヴァティカン)のを忘れられては困るけど
山科さんが記してくださった本文を参照すると、自分の記憶って勝手に意訳して覚えているのものなのだなぁと気が付きますね💦
貧架にゼーリ本がありますので、みてみました。末尾の397-398P
に、
>ベルニーニは、ピーテル・パウル・ルーベンスがローマに残した油絵の研究によって、まさに彼自身になるのです。それも特に新教会キエザ・ヌオーヴァの黒褐色のの絵画群、これは今もその場所に見ることができるものです。そして聖女ヘレナとキリストの受難のふたつの情景、これはサンタ・クローチェ・イン・ジェルサレム教会にありましたが、』現在ではフランスのグラッセ貧救院に移されています。
>
花耀亭さまの記憶は確かですよ。。。
momoさんもいらっしゃったキエザ・ヌォーヴァは、カラヴァッジョ(模写)にルーベンス、バロッチなどの祭壇画もあり、なかなかに見応えある教会ですよね(^_-)-☆
で、ベルニーニ本は石鍋真澄先生の「ベルニーニ バロック美術の巨星」しか読んだことがなかったのですが、なんと新しい本が出ていたのですねぇ(・・;)
momoさんがご覧になったのは「ベルニーニ その人生と彼のローマ」でしょうか?
うむ、さっそく私も丸善で立ち読みしてみよう!(;'∀')
momoさん、貴重な情報をありがとうございました!!
あ〜…キエザ・ヌォーヴァ…
花さまのおススメで、行って良かったです。でもルーベンスの絵ももうちょっとちゃんと鑑賞すれば良かった…と相変わらずの後悔(笑)
ベルニーニに関する分厚い本をいつも丸善で横目で見て来るのですが、ベルニーニがキエザ・ヌォーヴァでルーベンスの絵を観て…までは書いてあったと思うのですが、立ち読み程度では…(*゚▽゚)ノ
ハハハ(^_^;)