ROCK & CINEMA DAYS

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バブルの幕開け・ライブエイド

2007-02-18 21:33:18 | ロック
映画「バブルへGO!」が話題になっているせいで、最近テレビではバブル時代の特集が多いようです。
バブルってだいたい1986-1990年の間と位置づけられてるみたいですね。
そのころのロックと言えば、私はまず「ライブエイド」を思い出してしまいます。

ライブエイドは1985年だったので正確にはバブル期とは言えないかもしれませんが、当時はマハラジャを筆頭としたディスコが勢いよく、街がキンキラしていました。
そう言えばディスコの前では「黒服」と呼ばれる店員たち(アメフトのような肩パッドのスーツ着用)が、お客の服装チェックをしていました。店員に「ダサイ」と判断されると店に入れません。店がお客を選ぶという今では信じられないことが起こってました。
まあ、だいたい昔というのは現代では信じられないことが起こっているもんですけどね。

で、ライブエイド。
若い方はご存じないでしょうが、バンド名ではありません。
アフリカの飢餓で悲惨な状況にある子供たちを救おうと、当時のアメリカやイギリスのトップミュージシャンたちが開いたチャリティーライブです。
このライブは全世界に生中継されました。
日本では土曜の夜の8時だったか9時だったかくらいに始まり、日曜の昼12時に終わりました。つか、12時きっかりに切られました、日本では。
ちょうどラストの「We Are The World」を出演者全員で合唱している最中に、いきなり画面が「花の新婚カンピューター作戦」という上岡龍太郎の番組にかわっちゃったのよ。
私は大阪で見ていたので「花の新婚~」でしたが、関東は高島忠夫の「ドレミファドン!」だったそうです。
12時までという契約だったんでしょうけど、あまりに唐突な終り方だったんで目が点になりましたよ。

ライブエイドで一番印象に残ったのは、ミック・ジャガーとデビッド・ボウイの2大トップボーカリストが組んだ「Dancin` In The Street」。
もう、当時としてはまさに夢の共演でした。あのPVは今みてもすごい。2人とも40代なのに動く動く。特にミック。
私は昨年ローリングストーンズのライブを観ましたが、ミックはほんと60代とは思えない。ありえん体力。ステージの袖に引っ込むたびにそっくりさんを出してきてるんじゃないかと疑うくらい、奇跡です。
そのミックが今より若い時ですから、元気全開!っつーカンジです。ドラッグでへべれけになっていた20代の頃よりはるかにパワフル。
ボウイもこの頃はまだ宇宙人の面影が残ってます(私はボウイと言うと「ジギースターダスト」のイメージなんで)。この5年くらい前にボウイは焼酎のCMに出てたんですよ。

ライブエイドという大きな祭のあと、日本はバブルへ突入していくことになるのです。
「バブルへGO!」みに行きたいな。
広末涼子の「眉毛、太っ」のセリフにバカ笑いしてしまった40代。