ROCK & CINEMA DAYS

映画とROCKと猫が大好きです

加藤和彦さんもお亡くなりに

2009-10-17 21:35:00 | ロック
今年ってミュージシャン亡くなりすぎの感ありありです。
キヨシローのショックさめやらぬうちに
加藤和彦死去。

うちの店に飾ってある昭和の雑誌の中に
加藤氏の記事があるんじゃないかと探してみたら
…ありましたありました。
ちょっと皆様にお見せしちゃいますわ。



これは週刊平凡1971年6月25日号。
「あの素晴らしい愛をもう一度」がヒットした時です。
上の画像は日本テレビのスタジオ
下の画像は、おそらくラジオ局の食堂で居眠りしてるところでしょう。
顔ははっきり写ってないですが
加藤氏のイメージとちょっと違うかな、と思いました。
サングラスかけてる姿は珍しいですね。

ちなみに
この週刊平凡の表紙はこれ。



表紙モデルは
山口果林と山田吾一です。
わかんないよねえ。
私なんか、岡崎友紀とうっかり八兵衛だと思っちゃったもんな。

以前のブログにも書いたんですが
加藤和彦は、とにかくかっこよかった。
長身で甘いマスクでおしゃれで
メロディメーカーとしても天才的で
「日本のポール・マッカートニー」とたとえられたほどでした。

これからテレビやラジオで何度も流されるであろう
「あの素晴らしい愛をもう一度」は
中学生の合唱の定番になっていますし
放送禁止の憂き目にあった「イムジン河」は
映画「パッチギ!」のおかげで
若い世代にもその美しいメロディが広く知られることとなりました。

70年前後のフォークブームの頃
「四畳半フォーク」と呼ばれた東京のミュージックシーンに対し
おしゃれだった関西フォーク。
その最前線が、加藤和彦&ミカ夫妻でした。
伝説のサディスティック・ミカ・バンド。

日本のロックの名盤のトップに名前があがる
サディスティック・ミカ・バンドの「黒船」。
シングルカットされた名曲
「タイムマシンにおねがい」。
このイントロのかっこいいこと!

「黒船」についていたメンバーの写真もかっこよかった。
和彦&ミカ夫妻は言わずもがな
高橋幸宏・高中正義・今井裕・小原礼(←この人が特にかっこいい!)
もう、音楽やる人はやっぱかっこいいわ!と納得させられてしまうバンドでした。

日本で初めて海外進出したバンドでもありましたね。
イギリスでは非常に評価が高かったとのことです。
あのロキシーミュージックの前座に出たら
バカウケしてロキシーを食っちゃったんですってね。

大腸ガンだったと言う情報もあり
何が彼を自殺に追い込んでしまったのか
遠い私たちにはわからないし、知る必要もないわけですが
ただただショックです。

加藤さん、素晴らしい音楽をありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。