初夏になると 舞鶴のとっておきの味覚が始まります。
全国的に有名な若狭湾のとり貝
「丹後とり貝」です。
舞鶴湾は、とり貝の養殖では、
国内最大の出荷量を誇り、
その品質のよさもあって、
他産地にはない大きさと味が
京阪神の高級料亭などで引っ張りだこだそうです。
舞鶴産の丹後とり貝は、6月の半ばに
舞鶴湾沖の養殖ものが最盛期を迎えます。
丹後とり貝はその大きさに驚きです。
なんといっても肉厚で大きくて
(普通の2~3倍ほど)あるんじゃないでしょうか?
今年もこの季節がやってきたので、舞鶴旬の味を
早速いただきました。
噛締めるたびに、
甘みが じゅわ~じゅわ~と
出て・・・ホント おいしかったです(*^_^*)
今年は、キリンビールの全国旨いものめぐりにもこの
「舞鶴の丹後とり貝」が選ばれたそうですよ。
丹後とり貝について もっと知りたい!と
舞鶴で2箇所しか許されていない丹後とり貝の
加工場の1つを特別に見学にさせていただきました。
ひとつひとつ丁寧に開き、身を取り、
包丁で開き、内臓を取り除きます。
さっと湯がき・・
水洗いして・・・
完成!・・・なんと美しい丹後とり貝でしょう!!
お値段は、やはり高め・・
この後、高級料亭や料理やさん、お寿司やさんなどへ
出荷されていくのでした。
やはり丹後とり貝は高嶺の花という方は
「丹後とり貝のひも」もおすすめですよ。
さて、「丹後とり貝のひも」のお味は?
・・といいますと、
弾力と歯ごたえがあって、
貝の旨みをぎゅっと凝縮したお味でした。
お酒のおつまみには、
めちゃくちゃ合いそうですヨ!
うまく時期があえば、舞鶴の料理屋さんなどで
酢の物などで食べられるかもしれませんね。
天然の「丹後とり貝」 ・・海の恵みを大切に・・・
天然のとり貝の漁は、6月の上旬から半ばにかけて、
嶋七前の舞鶴港でも行われます。
ですが、近年では、不漁が続いたり、
突然豊漁だったりと
とても不安定なものになってしまいました。
このとり貝の養殖、乱獲などで漁業資源が減る中、
京都府立海洋センターなどが
長年かけて研究してきたものだそうです。
京都府水産事務所によると、
この 特別に開発された「丹後とり貝」は
大きく 肉厚だけでなく、約1年と成長も早いのが特長。
その秘密は無煙炭という
水道水のろ過材としても使用される
綺麗な材質を貝のベッドとして用いているからだそうです。
資源を大切にしながら、これからも丹後の特産を
守っていって欲しいですね。
ちなみに養殖の丹後とり貝のいかだを組むのも
我が家のちょうど前でやっているので、
我が家と とり貝とは縁が深いようです。
> 舞鶴旬の話題(舞鶴のおいしさ楽しさ体験記)topへ戻る
> 京都・舞鶴かまぼこ嶋七TOPへ戻る