亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

金沢城の鉛瓦

2011-07-18 | インポート

Photo

           稲の花

稲穂が一斉に出てきた。稲も立派な花が咲きます。穂が出てから35日から40日が刈時です。早い人は旧盆辺りから刈りだします。

今回は鉛瓦の話。
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           五十間長屋

綺麗な屋根です。

金沢城の屋根瓦は鉛で出来ている。といっても瓦全体が鉛で出来ているのではない。鉛は重いので全部鉛にするとお城は鉛の重みに絶えられず潰れてしまう。そこで、瓦の形をした木の上に5mm位の鉛の板を貼り付ける。

何故鉛にしたかというと、いざという時に鉄砲弾に出来るからとか。

鉛瓦は初めから白い訳ではない。北陸の冬の空は鉛色と言うくらいだから・・・

所々黒く見えるのは本当の鉛の色。では何故色が白いのだろう。

黒い所は雨水が当たらない所。

昭和35年辺りから、酸性雨が問題になりだし、街路樹や森林が枯れだして社会問題になった。

鉛瓦も酸性雨のあい酸化亜鉛と化し色が白くなるらしい。

いわゆる白いのは、鉛瓦が錆びていると言う事。

鉄の錆びは汚いけど、鉛の錆びは綺麗です。

でも、それは鉛が溶け出していると言う事で決していいことではない。

長い年月の間に瓦はどんどん薄くなって行く、30年ほどで半分になるとか。

鉛は毒で、流れ出してもらっては困る。

石川門の下の植物が枯れているとか。

実際に枯れているか見に行ったんだが・・・。

Web

そんな様子がなかった。

鉱山を探すとき、そこにどんな植物が生えているかが決め手になるとか。

シダ科のヘビノネゴザは鉛をよく吸収するそうで、石川門の下には多く生えているそうだが探して見たけど見当たらなかった。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ごく近年まで、鉛のブロックを船底に貼り付けて、... (鷲谷芝嵐)
2011-07-22 10:03:39
ごく近年まで、鉛のブロックを船底に貼り付けて、船底の腐食を防ぐという方法がとられていましたね。
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