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インド料理にまつわる蘊蓄

2020-05-31 16:23:53 | グルメ
よくよくカレーの他ではタンドリー・カバブ・ナンなどが有名だけど実際はパンジャーブ料理でインド中部以南では米料理・野菜のカレーなどが中心でしょうね。インドカレーを作るときはよくバスマティライスを炊くけど正確には茹でて蒸すってところでしょう。また、インド人はバスマティライスを常食する人なんて滅多にいない。何かの祭りで食べるぐらいでぜいたく品だとみていい。まぁ手で触った感触の良さはほかの米の追随を許さない。パンはチャパティ。ナンと違って割と簡単に作れるのがいい。

何故そのような食文化の中でナン・タンドリーがインド料理の代表格のようになったかといえば、中央アジアからティムールの流れを引くムガル帝国がやってきて北インドを統治したことから宮廷料理としてインド料理の代表格のように日本に入ってきたのかもしれない。

ティムール帝国はサマルカンドを中心に栄えた帝国だが今でいえばウズベキスタン。やはりウズベク料理にはナン・タンドリー・カバブ・サモサなどおなじみのメニューがある。

ウズベク人はパンジャーブよりさらに北、アフガニスタンでは北部同盟のドスタム将軍が有名ですね。彼はタジク人で僅か7騎でソ連の戦車隊を蹴散らしたマスード将軍の後の北部同盟を率いた。
ちなみにウズベキスタンでは日本人の評判がいい。かつてウズベキスタンのインフラの多くを日本の抑留者がまじめに働いて整えたことに端を発している。

ただ、抑留者の手記を見ることがあったが、ウズベキスタンでロシア人のためにプールを作らされているとき、ソ連の監視兵が現場を離れるとドイツ人はメチャメチャしていて、そんな中日本人が黙々と働いているのを見て手信号で「ロシア人のためにまじめに働くなんて、やめとけやめとけ」って送ってきたそうだ。それに対して日本人側は負け戦も2度目となると団結力もメンタルも強くなると羨ましく思ったそうだ。

この頃思うのが、失敗しないことより失敗をカバーできること、負けないことより負けても立ち直れること、実直さより面の皮の厚さのほうが大事じゃないかと思うようになった。

異国の丘

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