金冠山・小達磨山登山の帰りは、修善寺温泉。実は初めての宿泊だ。日本百名湯、名湯百選、ニッポンの温泉100、いずれも入っているから、さぞいい泉質だろうと予約した。翌朝は、旅館からは、遠くに達磨山を展望できる。
泉質は、アルカリ性単純泉(低張性・アルカリ性・高温泉)だ。泉温こそ60.1℃と高温、ペーハーは8.51のアルカリ性で、入浴後はややスベスベ。ただし単純泉だから、この泉質の適応症はなく、一般適応症のみ、つまり温かいお湯の適応症のみ。名湯と名高いが、意外にがっかりの泉質だ。
また、分析表には、湧出量は書かれていない。加温、加水、循環、消毒処理はしており、入浴剤のみ未使用。集中源泉で、配管などで各旅館に配湯されてるらしい。名湯で、入湯後はスベスベするから、そんなめちゃくちゃに水道水を入れてはいないとは思うが。
私、自分の手帳を調べると16種類の温泉資格を保有している。お湯の泉質判定には自信があるが、単純泉で、なんで百名湯に? という疑問だ。
これは私の推定だが、修善寺は、源氏をはじめとする歴史があり、散策に程よい施設がある。独鈷の湯、竹林の小径、修善寺など。翌朝、散策してみたが、赤い欄干を、浴衣を着た人が結構歩いてる。つまり温泉情緒があるということだろう。温泉の泉質は代えられないが、温泉情緒は作れるからね。
独鈷の湯(どっこのゆ)
足湯と独鈷の湯
温泉の名称の修善寺。
昨夜の夕食は、好きな梅酒の飲み比べ。日本酒の飲み比べはあるが、梅酒の飲み比べは珍しい。一番左の甘さ控えめの、上等梅酒が一番飲み易かったかな。
これで、累積では、日本百名湯で54湯目、名湯百選で43湯目、ニッポンの温泉100では、60湯目になった。温泉は百名山と違って、まだまだ、めげちゃいけない。