上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

えちぜん鉄道

2008-01-22 00:46:54 | テツ
 1月3日、朝8時半頃に宿を出、ミスドに寄ってから9時26分発の勝山行きに乗る。福井駅は北陸新幹線の着工に合わせて高架化したのか、ちょっと前の札幌駅のような、線路が地べたにあった跡っぽい空間が目に付く。作りかけの新幹線の高架の脇に仮設っぽいえちぜん鉄道の駅舎があった。




一日乗車券を購入。かみさんはキティも。


 車両は、えちぜん鉄道に生まれ変わって導入されたと見られる新しい電車。アテンダントが乗っていて、きっぷの販売や案内などの接客を行っている。ドアの開閉は運転手の役目。車掌の仕事をやらせるには業法上の資格などがあるのかも知れない。私が最前部の席で、前と左右3方にせかせかとカメラを向けるせいで、乗降口付近は本来彼女の持ち場なのだろうに居づらくさせてしまった。


 福井口駅で大きく右に進路を変えた電車は、白山に向かって九頭竜川沿いに雪原を走る。雪国だけに汚れた窓だが、低い日差しがあたるとそれはそれで写真的。
 50分ほどで終点の勝山着。折り返しまで30分あったが、駅は町はずれで特に散策するでもなし。静かだ。


 勝山永平寺線の戻りの電車を福井口で下車して、三国芦原線に乗り換え。昨日福井鉄道の「シャトル電車」で訪れた田原町を過ぎたところで、その福井鉄道でネコババしてきたビニール傘を、さっきの永平寺線の電車に置き忘れて来たことに気付く。雨はもう上がっているのでまあいいやと、拾った傘のくせに後悔しかけたのを押しとどめたところで、だんだん空が暗くなり、激しく雨が降ってきた。海辺に向かう線なので、車窓の雪はなくなっている。雨が窓ガラスを打つ。思いっきり後悔したところで終点三国港。幸い小振りになっていた。


 予想通り駅のまわりに手頃な飯屋は見あたらず(事前のカニ探索の成果、というか、学生の頃学会で福井に来て、非鉄の友人たちを無理矢理乗せてここまで来た記憶がある。電車も駅ももっと朽ちた感じだったと思う)、10分の折り返しで一駅戻って三国で昼食にした。
 帰りの便のアテンダントはなかなか接客熱心な人で、かみさんのカメラのSDカードがもう満杯で新しいのを1枚買おうと昨晩もちょっと探したのだが見あたらなかったので、福井駅近辺の電気屋を尋ねてみたり、えちぜん鉄道のマークの由来を聞いたりとか。
 福井まで戻らず福井口で永平寺線から芦原線への乗り換えたので、予定より1時間早く福井に戻った。結局、駅近所に家電量販店はないようなので、ぐずぐすせずにJRに乗り換え、金沢に行ってSDカードを探すことにした。
 金沢行きを待っていたらトワイライトエクスプレスが!。


 好対照なことに金沢行きの普通電車は塗装のひび割れた年代物だった。。


 三国の寿司屋で包んでもらった太巻きをつまみつつ1時間半ほどで金沢。雪景色もさかなにしてカップ酒でも飲むべきだっただろうか。
 駅とその周辺でSDカードを売ってたのは、駅ビル内の写真店だけ。512MBだったのでパス。駅から宿までの間、宿に荷物を置いてからも、本屋とか携帯ショップまで覗いてみたが、ずらりとSDカードが並んだ店は皆無。とにかく家電店がない。北陸の人はどこでで電気製品を買うのか。ロードサイドのショッピングセンターオンリーなのか。結局やっとのことで香林坊のデパートで2GBを発見。よくぞ置いててくれました。昨日も今日もこうしてSDカードを探してばかりでろくに町歩きもせず、チェーンの居酒屋で一杯やってこの日も暮れたのであった。ちなみに金沢は雨で、着いてすぐに折り畳み傘を買った。
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