上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

渡鹿野島

2008-09-02 00:47:08 | 放言
 9月になってしまった。が、お盆のネタである。
 この夏のかみさんの実家の合宿は伊勢志摩だったので、11時過ぎの新幹線で名古屋まで行って、近鉄特急で賢島まで。宿に着いたのは17時半過ぎで、結構遠かった。
 翌日、甥姪たちが海水浴の間どこか観光を、となるのだが、さすがに伊勢志摩はひととおり行ったことのあるとこばかりだったので、渡鹿野島に行ってみた。ネット上には何かとアヤシイ情報が目白押しの島である。
 宿のバスがスペイン村まで行くので、そこからタクシーで船着き場へ。赤い小旗を掲げた船が来るのを待つ。ほかにも渡船は来るのだが、島にある宿の専用船とのこと。ほどなくやってきた赤旗の船に乗り込む。乗客は我々のほかにはおっさん一人。対岸までは5分ほどで150円。時間帯によって船賃が変わる。


 降り立ってみれば、いきなり歌舞伎町みたいなところであるはずもなく、ごく普通の島の風景。海に面して鉄筋4、5階建てのこぎれいな旅館が建ち並んでいて、想像していたより近代的。ブイを流用した蛙やらアンパンマンやらと、歩き煙草を戒める看板が道ばたにやたらと見られる。





 島の案内地図を見つけられぬまま、島を海岸沿いにぐるりと一周する道はないかと集落の目抜き通り?を右往左往したがあきらめて、斜面にへばりつく建物の路地のような坂道を登り詰めると、やや広い舗装道路に出た。






 島の尾根のようなその道をずんずん行くと、突然下り始めて海に突き当たって唖然。的矢に渡る船着き場で、木製の標識で合図すれば迎えに来てくれる仕組みらしい。ほんとに船着き場のみで、ほかには何もない。




 このまま島を出るのも物足りないので、ばかばかしいが引き返す。炎天下、汗だくで歩いていったら、尾根道はまた海に突き当たり、海水浴場が現れた。途中、下の方から歓声が聞こえていたのはこれだった。こじんまりとしているが、きれいに整備されて、混雑もなく快適なビーチだが、背後にそびえるホテルの廃墟が哀しい。


 まったく味のしないかき氷を食って、船着き場に戻り、その脇の宿の食堂で生ビールを飲んだらすこぶる旨かった。昼飯に冷やしうどんも。
 食後またしばらく集落の中をうろうろしてみたが、ぎっしりと建て込んだ島の家並みに旅情を感じるばかりで、わくわくするようなアヤシさを垣間見ることは結局なかった。昼間はごく普通、とのネット評のとおり。





 唯一の、らしきものはこれくらい。ネットにも出てたな。
 帰りの船に乗る前になって、島の案内図を見つけた。むやみと往復したのは、島のほぼ中央を縦に走る道であった。海水浴場は、右下の砂浜。海沿いの道もある程度はあるようだが、完全に一周することはできないようだ。



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2 コメント

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Unknown (kuwathai)
2008-09-02 08:41:51
翌日の宿も決めないような家族旅行で近くまで行ったときにこの島に行くことを検討しましたが、子供にどうかと思って辞めたことがありました。今はそうでもないんですね。ところでかみさんの実家は毎年合宿するの(笑)
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Re:Unknown (上北沢暗室)
2008-09-03 00:23:32
的矢の牡蛎はリベンジしておきましたか。
宿と海水浴場の間には、子連れ家族も普通にいましたよ。
かみさんの実家は、娘三人とお父さんとで毎夏合宿なんですよ。去年は鳴門でした。冬は実家に集合して年越しです。
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