翌1月25日は6時ピックアップでまた空港へ。
手荷物検査はわりと厳重で、ザックの中を一通り見られた。何台カメラを持っているの?とあきれ顔で尋ねられ、4台と開き直る。今回は普段の街歩きの時と同様の布陣。EOS7と標準・広角・望遠ズーム3本に、ちょろスナ用のナチュラクラシカを腰にぶら下げて、この2台がモノクロ。カラーはパナソニックのコンデジFX-07、記念写真とかメモ用。これにリバーサルが1年以上入ったままのTC-1を予備として持ってきた。海外にはいつもkissⅢにタムロンの高倍率ズームを持って行くのだが、今回は写真がメインなので普段使いのEOS7にした。予備ボディとしてkissも持って行くか迷ったが、7がダメになったらナチュラで撮ればいいやということで置いてきた。
それよりこの直前、預け荷物からフィルムを出すのを忘れてしまった。かみさんも使うのでTMYをたっぷりと70本ほど、せっせと巻いて長尺のブリキ缶5つに入れてきていて結構な重さ。増感したりはしないのでX線かぶりはないと思うけど…。こっちの方がよっぽど怪しい荷物だと思うのだが、このときは尋ねられなかった。
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(結局使ったのは、EOSで25本、ナチュラで6本、かみさんが11本の計42本。
昨日今日で7回現像してやっと2/3終了。今週中に終わるかな…)
で、このあとは出国だよな、と思って歩いて行ったら、搭乗ゲートまで来てしまう。あれ?、そういうことなの。カナダのイミグレは鷹揚なんだな。入国のときは家族単位だし。
待っていたのはエンブラエル190。最新鋭機らしい。外から見たより小さくて2+2の座席配置。やっと窓側に座れた。昨日はバンクーバーまでのB6-300、その後のB7-300ともに通路に挟まれた3人掛けで結構混んでて疲れた。今日これから向かう先はハバナ。キューバである。
なんでキューバにしたのかは、あまりはっきり覚えていない。なんとなくこれまで興味を持っていた国の中で、かみさんも私もぜんぜん行ったことがないエリアということで意見が一致した。子連れでも気軽に行けるようなありきたりなところではない方がよいだろうと(行ってきた後の感想としては、遠くの国に連れて行ける子ならキューバであってもたぶん問題ないだろう)。といっても予備知識といえば「ギャラリーフェイク」でフジタがゲバラのフュミドールを探しに行く巻で、古いアメ車がごろごろ走っているらしいという程度。街がまるごと世界遺産になっていることも知らぬまま、予定していた時期が近づいてきて、かみさんがネットで探し出した近ツリのツアーにほいほいと申し込んだ次第。外国で自分たちだけで動き回る能力も気力もないので、現地係員があちこち連れまわってくれるプラン。
社会主義国への入国は、審査が終わったかと思ったら別の窓口に行けとか不安なことを言われはしたが(これは私だけ。理由は不明)、12年前のベトナムのように長蛇の列に並ぶこともなく終わり、流暢な日本語を喋るキューバ人のガイドに迎えられて、13時半過ぎ宿に送り届けられた。オクシデンタルミラマルという日本大使館の近所の大きなホテル。世界遺産になっている旧市街までは車で15分ほどの距離があるが、周辺にはいくつかホテルが集まっているエリア。館内に両替所があるのが便利。部屋はあちこちほころびが目立つがずいぶん広くて、風呂にジャグジーがあることからジュニアスイートらしい。といっても、お湯を貯めて入る気にとてもならない陰気な風呂場だった。
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(オクシデンタル客室の窓から。正確には3日後に泊まった別の部屋からの写真)
不思議なことに市内観光と夕食には18時にまた迎えに来る、それまでは自由時間、とのことなので、近所にあると教えられたスーパーに水でも買いに行こうと出かける。が、スーパーは見つからず、通りがかったカフェでビールを飲んで戻った。しかたなく水もここで買う。英語は全く通じず。本を読み読み、スペイン語でビールはセルべーサ、ミネラルウォーターはアグアミネラルということをここで覚える。
宿の面する5番街は結構な交通量の大通りで、信号にはカウントダウンの表示が付いていた。信号機は先進的だが車優先で、横断歩道の表示などなく、気をつけて渡らないと左折車にクラクションを鳴らされる。交差点付近の中央帯にポツポツ立っているのは、ヒッチハイクしようとしている人だと、空港からの車中で教えられた。いつ来るかわからないバスは超満員で、市民にはヒッチも日常の足らしい。
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(カウントダウン信号。赤も黄色も秒数が出る。後ろの塔はロシア大使館)
日が暮れかかった頃、ガイドに連れられ革命広場へ。ゲバラの顔が壁に描かれた内務省はここにある。すっかり暗くなってから旧市街へ。カピトリオ(ホワイトハウスそっくりの旧国会議事堂)をちょっと下車して眺め(もう暗くてよく見えない。が、あたりにはやたらと人がうろうろしている)、アルマス広場からカテドラル広場界隈を歩いて、ラ・ボデギータ・デル・メディオで夕食。ガイドと運転手も同席。ガイドブックに載っているとおりのキューバ料理、赤飯のようなご飯と肉料理。モヒートを飲みながら。店は観光客で非常に賑わっていた。壁には無数の落書き、というかサイン。訪れた有名人の写真も並ぶ。といっても知ってる人は橋本龍太郎くらいだったが。
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手荷物検査はわりと厳重で、ザックの中を一通り見られた。何台カメラを持っているの?とあきれ顔で尋ねられ、4台と開き直る。今回は普段の街歩きの時と同様の布陣。EOS7と標準・広角・望遠ズーム3本に、ちょろスナ用のナチュラクラシカを腰にぶら下げて、この2台がモノクロ。カラーはパナソニックのコンデジFX-07、記念写真とかメモ用。これにリバーサルが1年以上入ったままのTC-1を予備として持ってきた。海外にはいつもkissⅢにタムロンの高倍率ズームを持って行くのだが、今回は写真がメインなので普段使いのEOS7にした。予備ボディとしてkissも持って行くか迷ったが、7がダメになったらナチュラで撮ればいいやということで置いてきた。
それよりこの直前、預け荷物からフィルムを出すのを忘れてしまった。かみさんも使うのでTMYをたっぷりと70本ほど、せっせと巻いて長尺のブリキ缶5つに入れてきていて結構な重さ。増感したりはしないのでX線かぶりはないと思うけど…。こっちの方がよっぽど怪しい荷物だと思うのだが、このときは尋ねられなかった。
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(結局使ったのは、EOSで25本、ナチュラで6本、かみさんが11本の計42本。
昨日今日で7回現像してやっと2/3終了。今週中に終わるかな…)
で、このあとは出国だよな、と思って歩いて行ったら、搭乗ゲートまで来てしまう。あれ?、そういうことなの。カナダのイミグレは鷹揚なんだな。入国のときは家族単位だし。
待っていたのはエンブラエル190。最新鋭機らしい。外から見たより小さくて2+2の座席配置。やっと窓側に座れた。昨日はバンクーバーまでのB6-300、その後のB7-300ともに通路に挟まれた3人掛けで結構混んでて疲れた。今日これから向かう先はハバナ。キューバである。
なんでキューバにしたのかは、あまりはっきり覚えていない。なんとなくこれまで興味を持っていた国の中で、かみさんも私もぜんぜん行ったことがないエリアということで意見が一致した。子連れでも気軽に行けるようなありきたりなところではない方がよいだろうと(行ってきた後の感想としては、遠くの国に連れて行ける子ならキューバであってもたぶん問題ないだろう)。といっても予備知識といえば「ギャラリーフェイク」でフジタがゲバラのフュミドールを探しに行く巻で、古いアメ車がごろごろ走っているらしいという程度。街がまるごと世界遺産になっていることも知らぬまま、予定していた時期が近づいてきて、かみさんがネットで探し出した近ツリのツアーにほいほいと申し込んだ次第。外国で自分たちだけで動き回る能力も気力もないので、現地係員があちこち連れまわってくれるプラン。
社会主義国への入国は、審査が終わったかと思ったら別の窓口に行けとか不安なことを言われはしたが(これは私だけ。理由は不明)、12年前のベトナムのように長蛇の列に並ぶこともなく終わり、流暢な日本語を喋るキューバ人のガイドに迎えられて、13時半過ぎ宿に送り届けられた。オクシデンタルミラマルという日本大使館の近所の大きなホテル。世界遺産になっている旧市街までは車で15分ほどの距離があるが、周辺にはいくつかホテルが集まっているエリア。館内に両替所があるのが便利。部屋はあちこちほころびが目立つがずいぶん広くて、風呂にジャグジーがあることからジュニアスイートらしい。といっても、お湯を貯めて入る気にとてもならない陰気な風呂場だった。
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(オクシデンタル客室の窓から。正確には3日後に泊まった別の部屋からの写真)
不思議なことに市内観光と夕食には18時にまた迎えに来る、それまでは自由時間、とのことなので、近所にあると教えられたスーパーに水でも買いに行こうと出かける。が、スーパーは見つからず、通りがかったカフェでビールを飲んで戻った。しかたなく水もここで買う。英語は全く通じず。本を読み読み、スペイン語でビールはセルべーサ、ミネラルウォーターはアグアミネラルということをここで覚える。
宿の面する5番街は結構な交通量の大通りで、信号にはカウントダウンの表示が付いていた。信号機は先進的だが車優先で、横断歩道の表示などなく、気をつけて渡らないと左折車にクラクションを鳴らされる。交差点付近の中央帯にポツポツ立っているのは、ヒッチハイクしようとしている人だと、空港からの車中で教えられた。いつ来るかわからないバスは超満員で、市民にはヒッチも日常の足らしい。
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(カウントダウン信号。赤も黄色も秒数が出る。後ろの塔はロシア大使館)
日が暮れかかった頃、ガイドに連れられ革命広場へ。ゲバラの顔が壁に描かれた内務省はここにある。すっかり暗くなってから旧市街へ。カピトリオ(ホワイトハウスそっくりの旧国会議事堂)をちょっと下車して眺め(もう暗くてよく見えない。が、あたりにはやたらと人がうろうろしている)、アルマス広場からカテドラル広場界隈を歩いて、ラ・ボデギータ・デル・メディオで夕食。ガイドと運転手も同席。ガイドブックに載っているとおりのキューバ料理、赤飯のようなご飯と肉料理。モヒートを飲みながら。店は観光客で非常に賑わっていた。壁には無数の落書き、というかサイン。訪れた有名人の写真も並ぶ。といっても知ってる人は橋本龍太郎くらいだったが。
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テレビ無いのかな。
http://estudio-cuba.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-bf23.html