上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

写真展巡り080628

2008-06-29 23:11:15 | 写真展
 日曜は雨の予報だったので、夕方近くなって、チャリで手近なところへ。ギャラリー街道は、チャリを停めるところにすら困るのだが、2台連ねて行ってしまった。

◆小林紀晴/はなはねに/写大ギャラリー
 時としてモノクロームを交えたりもする、カラーバランスの移ろいが、記憶のシーンの時間的な距離感や、そのときの体調とか気分の抑揚を表しているように思えた。何を主張したいのかわからない、という年配者の感想が会場のノートに見られたが、確かに端的な主張など見つからない。私ももしかしたら同様の感想を持ちつつも、同年代の作家の身の回りの事象は、我がことのように思える既視感めいた部分が少なくなく、親近感が湧いた。
◆本山周平/写真の手帖/ギャラリー街道
 鶴川。ニュータウンの高層住宅が遠く背後に見える田園風景。展示されていたのはずいぶんな黒焼きだったが、会場に置いてあった、出展作を編んだ冊子は、普通の濃度だった。印刷の加減でやや眠いが、こちらの方が見やすい。
◆長藤さつき/荒川土手は天国のようなところだなぁ/ギャラリー街道
 黄色っぽいカラープリントの川辺の風景。ひろびろとして、ほのぼのとしていて気持ちのいい景色だ。。多摩川かと思ったら荒川だったか。荒川といえばその名の通り荒涼とした風景しか思うかばなくて、実に意外。
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