(極寒の中、朝から屋外プールで泳ぐ人。わが目を疑った。)
キューバの旅行記最終回。1月31日は朝11時ピックアップ。のんびり起きて1時間ほどの間に駅まで行ってみた。が、切符のない人はホームに上がってはいけません、と書いてあって、車両は見られず。がっかり。
崩れたビル群と対照的なガラス張りの街並みを急ぎ足で宿に戻った。よい天気だがとびきり寒く、湯気の上がっているマンホールがあちこちに。そんなひとつに覆い被さって寝ているホームレスを2人ほど見かけた。この寒さでも屋外で生きていけるのか。
乗り継ぎのためのトロント二泊では、3人の日本人ガイドのお世話になった。カナダの観光シーズンは紅葉の頃だそうで、今度はぜひその時期にカナダへと、皆から一様に勧められた。
初日の方は、オンタリオ湖を挟んで向かいのナイアガラから来てくださったとのこと。20年ぶりの渡米で奇しくもまたこんな近所にやってきたと言ったら、そんなに近くはありませんと、きっぱり。そうか、琵琶湖くらいの感覚だった。カッパを来てシーニックトンネルを歩きましたよ~なんて思い出話をしたら、今はJourney Behind the Fallsというのだそうだ。わかりやすい名前ね。一週間ほど前にわれわれと同じ経路で梨花がキューバに撮影に来ていたらしいことを話したら、トロントはVIPとゲートの区別がなく有名人をよく見かけるが、このところ毎日のように空港に来ていたのに梨花は見なかったと悔しそうだった。ちなみにその梨花のブログ、妻の友人がなぜか読者で、私らのキューバ行きを聞いて教えてくれ、出発前にちょくちょく見ていた。海外からマメに更新しているのは感心なのだが、キューバの気温とか天気とかそういう肝心のことはさっぱりわからなかった。。。
帰りは、もうお嬢様が九州で結婚して暮らしているというベテランの方で、若い頃の遊学先のヨーロッパからモントリオール五輪で通訳をしに来て以来、カナダにお住まいだとか。と言っても、毎年何ヶ月か来日するほか、商社の通訳であちこち飛び回ったりと、ガイド業は趣味のような風情。60歳以上は医療費無料(ともうひとつ何かおっしゃってたような気もするが)というのが、カナダ永住の決め手のように見受けられた。海外に暮らす日本人は、大きな組織に属する人からフリーの人までそれこそ大勢いることだろうが、自分の身には想像のつかないことだけに、その動機や日々の満足度はかなり興味深い。
出発の2時間以上前に空港に着いて、ここでもハバナとは対照的に機械であっという間にチェックイン。窓側の席をゲット。で、また厳しい手荷物検査だが、こんどはフィルム缶をちょっと見咎られただけであっさり。(ちなみにX線カブリと思われるフィルムが何本かあった。鞄のどこに入れてあったものかは不明)
あとは日本までのヒマ地獄。
まずは当然、免税の煙草をガッポリお買い物のはずが…売ってない!。相当探し回って、売り場の隅っこに申し訳なさそうに積まれているのをようやく発見したがマルボロはなかった。しかも1カートン5千円以上。なんということ!。海外旅行といえば煙草の買い出しと同義だったのに。おかげでちょうど帰国の日から全員に義務化された携帯品申告書には堂々と持っている煙草の本数を記載できた。申告書を出す以外、今までと何ら変わらぬ雰囲気だった。
飛行機はA340-300だったかな。窓側はほぼ満席、中央はポツポツといった混み具合。個別のモニタは付いてなかった。。。成田までの直行便で14時間くらいかかるので、乗ってすぐ、降りる前のミール以外に、ほぼ中間地点でカップヌードルが出てきた。まさに日清のそれ。差し出されてつい受け取って食ってしまったが、これはさすがにやめとけばよかった。食ったばっかりにというか、もともとでもあるが、あんまり寝られず、到着4、5時間前からかなりイライラ。トロントでの朝食後以来20時間近い禁煙のおかげで、成田での煙草は本当にうまかった。
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