消費税増税まず１３年までに８％案浮上

消費税増税はもう既成の事実として値上げ時期や値上げ幅が政府与党間では
協議されて居ます。

今回２０１３年１０月までにまず３％アップして８％とする事。
２０１５年４月に消費税は１０％とする。

是は社会保障の充実と、政府の財政健全化目標である１５年度基礎的財政収支
プライマリイバランスの赤字半減を同時に達成するには必要条件であると判断。

消費税１％上げると２兆５０００億円は確保出来ると云われて居たが現在は
消費税１％で２兆円がやっとの事と推測されます。

３％アップで６兆円の財源確保です。

現在消費税５％の内訳は４％が国庫納付で後の１％地方消費税となって地方
自治体の自前の社会保障等に使用されて居ます。

今消費税をアップした場合どれだけを地方消費税にするか綱引きが行われて居る。
國はあくまで現行通り１％として後は國の交付税等で手当すると云う算段です。

地方自治体は消費税がアップされれば当然地方消費税もアップして然るべきとの
考えです。

其れはさておき現在の社会保障費の国庫負担金は２０兆円チョットですから消費税
を１０％にすれば計算上は丸々補填される事になります。

ただ現在の日本の財政は底が破れたバケツの様なものですから幾ら沢山の水を増や
しても貯まらないのが現実です。

思い切ってバケツを新調して新しい方法で貯める様にしないと何時まで経っても
同じ事の繰り返しです。

１５年度のプライマリイバランスの半減など覚束ないのでは・・・

どうなる朝鮮半島状況

どの新聞も金正日北朝鮮総書記急死の情報が一面で大きく踊って居ます。

列車内で心筋梗塞との事で或いはと云う疑惑もあるが異例の解剖が行われ
病死と断定されたとの事です。

何か独裁国ならではの処置と思われ奇異な感じがします。

承継者に決定して居る三男の金正恩党中央軍事委員会副委員長は就任して
まだ１年足らずで、軍の信望も権力も完全に把握してないと云われて居る。

北朝鮮で権力を握るのは軍を如何に操れるかにかかって居ると言われて居る。

亡くなった金正日総書記さえもその完全掌握には相当の年月がかかった。
ましてや親の七光りで承継者となった金正恩氏にとっては厳しいものが予想
されます。

軍部内には長男金正男氏を後継者に押し、金正恩氏への権力承継を快く思って
無い人が居るらしく金正恩氏が後継者に決定後に小規模の粛正があったと云う
噂もある。

何れにしても金正日の妹婿の張成沢朝鮮労働党行政部長が後見者になって陰で
操る集団指導体制で暫くは進むものと思われます。

しかし逼迫して来た食料事情や経済状況の中で国内を何時まで抑えられか？

また核拡散等で六ケ国協議も停止状況の中で益々孤立を深めて行くと過去の
日本の二の舞が心配されます。

また中国が金正日亡き後の北朝鮮を何処まで面倒みるか？
一挙に自分の支配下に置く事も考えられ益々緊迫化の可能性があります。

今一番恐れられて居るのは一部軍部が金正恩を担ぎ暴走する事です。

韓国哨戒艦天安沈没事件や延坪島砲撃事件が金正恩氏の功名心から発生した
のではないかとの噂もあるので大変危険な事が起きそうな予感もする。

この事態になって日本はじたばたするだけでこれと云った手を打って居るとは
思えません。

全て情報は韓国や米国任せで緊密な連絡をお願いしたと言う事です。

北朝鮮が午前１０時頃特別放送を予告したにも拘わらず野田首相は政務優先
で官邸を離れ慌てて帰り安全保障会議を開いた様な状況です。

おまけにこの安全保障会議には肝心の国家公安委員長で拉致担当の山岡大臣
が議員活動で東京を離れ欠席と云うお粗末です。

是では後手後手で適切な対応は覚束ない。

核問題や拉致問題もさる事ながら一番心配なのは北朝鮮の暴走と内乱発生です。

よもやその様な事は起こり得ないと思うが備えだけは充分にして置くべきだ。