日々好日

さて今日のニュースは

民主党内の消費税増税の攻防はどうなるのか?

2011-12-24 09:12:51 | Weblog
政府・民主党三役会議で、消費税を含む社会保障と税の一体改革素案は年内に仕上げる事を
確認し、来週から連日民主党税制調査会を開催して協議する事とした。

処がこれに反対する鳩山氏と小沢氏は消費税増税には断固反対する事で意見の一致を見た。

小沢グループには2年議員で構成する「一新会」。1年議員で構成する「北辰会」参院議員で
構成する三つのグループがありますが、今回この枠を超えた「新しい政策研究会」を立上げた。

この総合勉強会には106名の議員が民主党グループの枠を超え参加したとの事です。

発足会には小沢元代表も駆けつけ民主党は政権交代時に国民と約束したマニフェストを断固
守り、原点に戻るべきだと力説し参加議員から大きな拍手を頂いたとの事です。

勉強会では来年の経済状況は今年よりもっと悪化する可能性があってとても消費税増税どころ
ではない、もしそれでも野田政権が消費税増税に踏み切ったら離党して新党結成も視野に置く
と言う強い意見も出たとか。

小沢氏は来年は衆院戦が予想されるので来年の小沢グループの新年会は行わないので地元に
帰り票堅めをシッカリする様忠告したと言う。

新人が多い小沢グループの議員さんにとっては消費税増税はトンでも無い話しで断固反対と
なるのでしょう。

國の財政状況よりはまずは自分の生き残りに一生懸命と言うのも理解は出来ます。


処で消費税反対の前に国会議員定数削減が先だと主張するのが元鳩山首相です。
鳩山氏によると国会議員定数削減のための選挙制度改革に時間が掛かるので当分衆院の解散は
なく衆院選はないだろうとの読みだと言う。

何れにしても消費税増税を打ち出した野田首相に対し肝心の民主党の中は様々な思惑が交差
してどうにも身動きが取れない状況の様にも見えます。

一体消費税増税問題はどうなって行くのでしょうか?


野田首相訪中で何が期待出来るのか?

2011-12-24 08:10:05 | Weblog
野田首相は就任後初めて明日から中国訪問に出発します。

予定としては、胡錦涛国家主席や温家宝首相と会談して北朝鮮金総書記死去に伴う色々な
問題とか、来年の日中国交正常化40周年を前に戦略的互恵関係の深化等について話合わ
れるものと思われます。

日本にとって中国は共に深い関係にあって是から両国がお互いに良く理解し合う事がまずは
出発点と言えよう。

処が現在尖閣諸島周辺で発生した中国漁船衝突事件や大陸棚の資源開発問題、或いは中国
海軍軍事力増強等に伴う領海・領空侵犯等多発して緊張が高まって居ます。

その様な中で起きた北朝鮮金総書記死去は一層東アジアに緊張が走り中国の存在が大きな
ウエイトを占めてまいりました。

まず東シナ海の不測の事件・事故に備え双方の関係機関が参加する新たな協議体設置。
日中韓の自由貿易協定のFTAまたは地域経済連携のEPA等交渉早期開始の話し合い。
日中韓三カ国間の投資協定締結。
東シナ海ガス田共同開発に関する条約締結交渉の再開。
北朝鮮核開発問題を話し合う6ケ国協議早期開始についての議長国の協力要請。
北朝鮮拉致家族問題の解決の尽力要請。

等々が話し合われるものと予想されます。

なお東日本大震災で被災した仙台市に中国がジャイアントパンダ2頭貸出し正式合意。

今回の野田首相の訪中は今月12~13日に予定されて居たのが中国からの延期要請で
延びていたのがやっと調整出来実現したものです。

現在日本と中国間には色んな問題が山積し、お世辞にも良好とは言い難い。
果たして今回の訪中でどれだけの成果が期待出来るのか不明瞭ですが、国のため踏ん張って
シッカリ頑張って貰いたい。