日々好日

さて今日のニュースは

辺野古移設協議決裂政府近く工事再開方針固める

2015-09-08 08:15:01 | Weblog

予想された事であるが普天間飛行場の辺野古移設問題は是まで國と沖縄県と集中協議を
行い理解を求めたが、沖縄県知事は全て否定し平行線の儘でした。

政府もこれ以上続ける事はムダと判断最終会合を開きました。

安倍首相も参加して理解を求めたが翁長沖縄県知事はこれを拒否し協議は決裂しました。

政府も米国政府との約束もあるし普天間基地の恒久化に対抗して何が何でも辺野古移設
は早急の実現させたい処です。

政府は中断して居た移設工事再開方針を打ち出した。

此に対して沖縄知事は辺野古沿岸部埋め立て承認取り消しを念頭に移設反対を阻止する
構えを示しました。

現在の沖縄は現実的には米軍に占領された儘と言うのが当を得てます。

日本は米軍に敗れ米国の核の傘の下で庇護され、お陰で経済復興に没頭出来て今日
の経済大国の仲間入りが出来ました。

基地を提供と言う形になって居ますが現実は米軍に占領された儘です。

米軍は使い勝手の良い沖縄基地を手放す気はないようです。

日本政府も近年中国からの恐喝まがいの脅しで緊迫度が増して来ています。
此処で米軍に見放されたら大変な事になりかねません。

せめて危険度の高い市街地にある普天間基地を、名護市の辺野古沿岸を埋め立てて
其処に移設する事で米国と合意しています。

しかし沖縄県民は基地反対で、日本の何処かか、海外に持って行けと言う理想論を
振りかざして譲りません。

前の大戦であれだけ非道い目にあったので当然の要求ととしては判ります。

其処で政府は我慢してください、その代わり沖縄振興に配慮し過分の交付金等を
配りますと是まで遣ってきました。

しかし県民は我慢出来ないとし沖縄世論を後押しして國に対決を挑んでいます。

被占領国の日本政府何処まで沖縄の要求が受け容れられるか?

難しい問題ですね。


諫早干拓福岡高裁開門認めず佐賀訴訟とネジレ判決出るさて政治は?

2015-09-08 06:30:21 | Weblog

福岡高裁は佐賀県漁業者達が起こした潮受堤防水門開門と損害賠償を求めた公訴審判
で1審の長崎地裁を支持し干拓事業と漁業被害の因果関係を認めず棄却としました。

そもそも諫早干拓問題では佐賀県漁民等が佐賀地裁に起こした潮受け堤防破壊と損害
賠償請求から事が始まった。

佐賀地裁は地元の要望を受けて今まで干拓と漁業被害の因果関係はハッキリしないと
言う此までの判決に対しハッキリ元凶は干拓だと言う判決を出し其れを又福岡高裁が
支持しました。

時の政府は民主党政権時代で、環境や國の公共事業には厳しかった時代でした。

当然上告して然るべきに時の民主党首相の鶴の一声で國が上告断念となった。
ここで最高裁判決まで持って行くべき時に重大な判断ミスを起こしました。

是が後々まで尾を引き國の制裁金2億円と言うムダな出費を起こしています。
この時の首相は福島原発事故でも判断ミスを犯し、後で大きな混乱を引き起こす事に
なりました。

諫早開拓は福岡高裁の判決を受け、其れでは開拓と漁業被害の因果関係調査に
潮受け堤防の開門して調査してはどうかと言う事になった。

この佐賀県漁民等の訴訟はハッキリ云って全て漁業不振を諫早干拓のせいにして
如何に國から賠償金をせしめるかの闘争なんです。

確かに諫早干拓も漁業不振の一因かも知れませんがそれが全てで弁償せよとは
少し飛躍し過ぎと思えてなりません。

現に諫早干拓以上の埋め立て工事は熊本新港工事や熊本水害時の土砂や廃棄物
による実に広い干拓工事が行われて居ます。

佐賀県にしても然りです、現在話題に上がって居る佐賀空港ももとはと言えば有明海
干拓地でした。

佐賀県も同じ様な干拓を行って居るが長崎県の行う干拓に文句をつけるのはオカシイ。

その他有明海沿岸の自治体は、それぞれ國から援助を受けて埋め立て工事を行い
新しい土地を手に入れています。

是をどう見るかです。

ただ諫早干拓はギロチンと言う大々的締め切り工事を行い世間にアッピールしました。

これが世間の反感を買って一気に諫早干拓反対運動に火がついたと言う経緯がある。

長崎県は度重なる水害被害と土地が少ない長崎県での農業振興のためには是非この
諫早干拓が不可欠と言う事情があります。

今回の開門問題は賠償金を取る口実で実際この開門調査しても何も判らず、反面
干拓地は完全に消滅する危険が高いものです。

広い有明海で、少しばかり開門してほんの一部を調査して何が判ると言うかです。

やるなら有明海内の潮の流れ全般の調査が望ましい。

そして結論を出しのなら文句がつけられないと思う。

自然を相手に簡単に因果関係にあると言う判決を出した司法の無責任さが腹立たしい。

國も司法に任せ放しでなく政治的判断をして責任はハッキリ取るべきではないか?

この一瞬でも毎日毎日特定の人に制裁金というムダなカネが支払われて居ます。