17年4月から消費税率は10%となる予定ですが、それに伴う低所得者対策が問題に
なって居ます。
買い物の度に低所得者とそうでない者の判別は難しく、酒類を除く飲食料品から2%を
削減する事を販売者に義務つける事は困難で不可能に近い。
其処で政府は巧い手を考え出した。
来年1月から施行されるマイナンバー制度の利用です。
買い物の際該当者は個人番号カードを提示して10%の消費税で買い物を済ませる。
個人番号カードに集積されたポイントを年末調整等で還付する方式です。
個人番号カードは10月配布される番号通知書とは違い、是によって希望者が顔写真
を添えて市町村に提出して交付されるカードです。
此のカードには、氏名・住所・生年月日・性別・顔写真・電子証明書有効期間・セキリティー
コード・臓器提供意志表示欄等記載されて居ます。
因みに個人番号は裏面に記載されて居ます。
この方式だと現在ストアー等の買い物の際のポイント制度に似て居て一見大変便利
そうですが是が國相手となるとそう簡単になりません。
現在消費税8%引き上げ時低所得者向け負担軽減で14年度は1人当たり1万円を
15年度からは6千円を年に現金給付が行われています。
是が還付制度導入後が給付廃止となり還付金限度額をどうするかが問題となって来た。
今後は財源との兼ね合いで上限額を年4000円にする事が検討されて居ます。
其処で又問題が起きて来て居ます。
まず問題の個人番号発行は個人の希望で当分無料で交付されますが、交付する市町村
の手続き処理能力に限りがある事。
政府は初年度個人番号カード発行は1000万枚と予定して居るが是ではとても追いつかない。
是では個人番号カードを手にする事が出来ず消費税軽減措置が受けられない人が出て
来る可能性も出て来た。
又全国津々浦々までカード情報を読み取る端末を設置出来るか?
酒類を除く飲食料品を扱う店は実に膨大な数となる。
設置されて居る店を選びわざわざ年4000円の軽減のため買い物するか?
政府は軽減を受けない人人が多くでて財源が少なくすむ事を見越してしるのではと言う
言う意地悪な見方もできますね。
今回の消費税軽減措置は飽くまで個人の選択で面倒臭いと思えばしなければ良いと
言う物で、その代わり税の還付は受けられないと言う事です。
政治家は何か面倒臭い政策を遣りたがるものですね。
現行の8%引き上げの儘の制度続行でよいのではないか?
公明党の尻馬に乗って酒類を除く飲食料品に限り低所得者は減額すると言う遣り方は
どうも無理の様だから、この儘その儘がベストではないか?
最もこれは余り関係ない野次馬の1人語とではありますが。