法務大臣の諮問機関である法制審議会の部会が性犯罪の厳罰化を検討した。
性犯罪は性の自由化に伴い、近年凶悪化し多発の傾向にあります。
其処で審議会は強姦罪の法定刑の下限を3年から5年に引き上げる。
起訴には必要な被害者の親告罪規定を思い切って削除する。
この2点を中心に下記事項を纏めて秋に法務大臣に答申する事とした。
親族による18歳未満との性行為は暴行や脅迫がなくても罰する事が出来る。
また強姦罪被害者を女性、加害者を男性と限定して居るが男女の限定を削除。
肛門・口での性交も強姦と同じ扱いにする。
強姦罪の下限は懲役5年に引き上げる。
集団強姦罪と集団強姦致死罪は廃止し強姦致傷罪の下限を懲役6年に変更。
強姦強盗罪は無期または7年以上の懲役。
強姦罪のネックになって居る被害者の告訴に必要要件親告罪規定は削除。
これは告訴を取り下げて居る場合を除き、改正刑法施行前に遡及する。
女性にとっては、強姦事件は暴力による人格の否定で許し難い事ですが、世間体や
プライド等で泣き寝入りさせられるケースが多くかねてから懸案事項でもあった。
今後は被害者からの親告がなくても犯罪として警察が取り上げる事が可能となる。
本当に今回の審議会答申の刑法改正が、被害者のためになればよいですがね。