益々悪化する日本経済GDP

季毎発表されるＧＤＰに一喜一憂しても始まらないが、矢張り日本経済の現況を
数値化して居るので気になります。

内閣府は４～６月期の国内総生産ＧＤＰの速報値を発表しました。

其れに拠ると、実質ＧＤＰで前期１～３月期比で０・３％減少し年率換算で
１・３％もマイナスだった事が判りました。

年換算でＧＤＰが１・３％マイナスだった事は大変な事です。

是は３月に起きた東日本大震災が如何に日本経済に打撃を与えたかを実証する
貴重なデーターでもあります。

東日本大震災は東北地方にある生産拠点を襲い日本全体と言わず世界のモノ
作りに少なからず影響を与えました。

其れと同時に起きた福島原発事故の影響は電力不足や放射能汚染の風評等で
我が国の輸出に大きな打撃を与えた。

今回の異常な落ち込みはリーマンショック以来の大きな落ち込みとか。

輸出については前年同期比で４・９％の減少。これは自動車生産の落ち込み
や更には円高が直撃したのが主な原因と思われます。

今後米国債務上限引き上げ承認に伴う米国国債格付けの引き下げによる不安
円高・株安傾向はまだ続きそうで、明るい展望は望めない様だ。

個人消費も前期比でマイナス０・１％微弱。是は地デジの駆け込み需要で緩和
されたのではないかと推定されるとか。

是に対し公共事業は被災地仮設住宅建設等で前期比で３・０プラスとなった。

総合的にＧＤＰ伸び率は、輸出から輸入を差し引いた外需がマイナス０・８％
内需がプラス０・４％となった模様です。