米軍軍属による女性殺害遺体遺棄事件は基地問題や日米地位協定等絡み大きな問題に
なった。
今回被害者女性を追悼する県民大会が沖縄市奥武山公園で開かれ6万5千人が参加。
大会では県民の怒りは限界を超えたとし、沖縄駐留する海兵隊の撤退・日米地位協定
の抜本的改訂を求める決議ししました。
沖縄県民大会はこれまで色々沖縄で大きな問題が起きる度開催されて来ました。
1995年米兵の少女暴行事件・沖縄戦を巡る教科書検定に抗議・オスプレイ配備の
撤回要求・普天間の辺野古移設反対等で多い時は11万人を上回る大会となった。
沖縄問題は我が国や米国の防衛体制の問題でもあってそう簡単な問題ではない。
特に中国の軍事力増大に伴う影響が日本に大きな陰を落とし日米同盟の強化が叫ばれ
れる昨今、特に重要課題となった。
現に中国艦艇が日本の注意を無視して強引に領海に侵入しようとしています。
米国傘下に居てもこの状況ですから、もし単独で日本が防衛しなければならない事態
になったら想像するだけでコワイ。
日本としては、出来れば問題が多い米軍基地はない方がよい。
しかし世界の状況はその様な甘い物ではない。
それに沖縄は前の大戦で米軍に占領され無理矢理沖縄全土を基地化されてしまったと
云う経緯があり今もなお、治外法権的な地域です。
これは屈辱たるもので、いまは其れをなんとか取り戻そうと戦って居る最中です。
沖縄県民の怒りも判るが現実を直視する勇気も持って欲しい。
何で沖縄だけが犠牲にならなければなならないかと云う抗議は判るが、国内でも米軍
基地は沢山あって皆同じ様な苦しみを忍従しています。
共産党や社民党等は責任がないので理想を振りかざす事が出来ます。
その方が簡単で賛同を得ます。
今回の県民大会はこの様な一派が扇動したものと云う立場を政府はとっています。
云わんとする事は判るが、扇動に乗って国を誤った方向に持って行く事だけはしたく
ないですね。