私たちが 最初に触れてきた 明治憲法には
「大日本帝国は 万世一系の 天皇 これを統治す。」ということになっていた。
現憲法では 憲法上の 天皇は 現人神デハナク人間天皇が明記されている。
したがって 天皇は政治に一切かかわりがないということである。
国事行為にとどまる。けれとも やはり日本人にとって 天皇の存在は
国民感情の源ともなっている。例の山本太郎議員が 園遊会に招かれて
陛下に 手紙を差し上げた。ごうごうたる非難があっちこっちから起こった。
逆に陛下が 山本議員の身を案じたという話まででた。不敬罪というのは
現在でも 存在するらしい。ところで 現在の総理阿部氏や麻生氏その他歴代総理の中に
天皇家の親戚筋が たくさんいる。田中角栄とか、村山さんとか など無関係の人もいるが
とにかく そうそうたる貴族社会を構成している。
阿部、麻生両氏が天皇を囲んで食事している写真を見て ああこうなっているのか。
これじや これから平民宰相出るのはむつかしいなあ。
小澤がさんざんたたかれるのも 彼が貴族社会の名簿から抜けているからか。
だから私が陛下をどうこう言うものではない。貴族社会には虫唾が走るが
我々は 防人として 教育訓練されている。日本という国は 何はともあれ
渡来人によって 現在に至っている。そして渡来人が伝えた文化を 育てて
現在は 技術立国として 世界をリードしている。
現在ヘイト主義をあらわにしている特任会の構成員にしても 先祖をたどれば
とある方面から日本に住み着いたものに違いない。ただ貴族社会と平民社会があり
宗教ですら 貴族の専有物になっていた。それを改革したのか 親鸞などによる念仏
宗教ではないのか。
共産党がある日は党名を変えるかもしれない。日本大衆党そこまで変わったら
政治の風景もだいぶ変化してくることだろう。
日本貴族党と日本平民党というのも面白い。しかし、日本的ではない。日本人は
お山の大将型だから 維新とか未来とか いろいろ軽薄な党名を就けて山の大将ぶっている。
其れもまたよきかな。