~ 恩師の御講演「心身の神癒」より ~
第一話
七十五、 神には善とか悪とかいうものはなく神は今の今完全無欠に現れてい給う。
もしあなたたちが遍在し給う神が善とあるといい乍ら悪も又存在
するというのであれば、あなたたちの理論は間違っている――
遍在する善の中にいかにして悪が存在しえようか。
七十六、 考え違いが、悪の存在を信じ込ませるのである。
理屈をたてずに、神の愛があなたたちを通して現れるに任せよ。
そうすれば恐れを抱かしめるもの、真実の表現を妨げるものは
本来の無となって解消し去るであろう。
よく考えてみるがよい、
そうすれば恐れと悪とが造り出されているのは実は自分の心の中で
あることが分かるであろう。
なぜならばそれは遍在している神の中には存在しないし、
また存在しえないからである。
七十七、 愛こそは唯一の実在にして常在である。
然らばこの「常在なるもの」は一切の条件に制約されない永遠そのもの
であることを悟得するがよい。
~ 感謝・合掌 ~