主の軍勢の将
(ヨシュア5:13-14口語訳)
「ヨシュアがエリコの近くにいたとき,
目を上げて見ると,
ひとりの人が抜き身のつるぎを手に持ち,
こちらに向かって立っていたので,
ヨシュアはその人のところへ行って言った,
『あなたはわれわれを助けるのですか。
それともわれわれの敵を助けるのですか。』
彼は言った,
『いや,
わたしは主の軍勢の将として今きたのだ。』
ヨシュアは地にひれ伏し拝して言った,
『わが主は何をしもべに
告げようとされるのですか。』」
。
ヨシュアが
エリコの近くにいたときのことです。
ヨシュアは
一人の男が抜き身の剣を手にして,
ヨシュアに向かって立っているのを
見ました。
敵か味方かを問うと,
その人は
「わたしは主の軍の将軍だ」と答えました。
抜き身の剣は,
戦いの準備が整えられているしるしです。
そして,
その人が主の軍の将軍であることは,
この戦いは主が戦ってくださる証拠でした。
☆
主の軍の将は,キリストの現れです。
神ご自身が栄光を持って輝きました。
燃えるしば(出3:2-5)で,
モーセには,神が現れますが,
肉体をとったキリストでは
ありませんでした。
ヨシュアには,
ここでは神が人の姿で現れました。
ヨシュアの業は,
神が成功をなすことを示しました。
主はつぎのように言います。
(ヨシュア6:2)
「主はヨシュアに言われた,
『見よ,わたしはエリコと,
その王および大勇士を,
あなたの手にわたしている。』」
燃えるしば
(出エジプト3:2-5)
ときに主の使は,
しばの中の炎のうちに彼に現れた。
彼が見ると,しばは火に燃えているのに,
そのしばはなくならなかった。
モーセは言った,
『行ってこの大きな見ものを見,
なぜしばが燃えてしまわないかを知ろう』。
主は彼がきて見定めようとするのを見,
神はしばの中から彼を呼んで,
「モーセよ,モーセよ」と言われた。
彼は「ここにいます」と言った。
神は言われた,
「ここに近づいてはいけない。
足からくつを脱ぎなさい。
あなたが立っている
その場所は聖なる地だからである」。
2020.11.24