わたしの霊を注ぐ
(ヨエル2:28-32)
「その後,わたしは,
わたしの霊をすべての人に注ぐ。
あなたがたの息子や娘は預言し,
年寄りは夢を見,
若い男は幻を見る。
その日,わたしは,
しもべにも,はしためにも,
わたしの霊を注ぐ。
わたしは天と地に,
不思議なしるしを現す。
血と火と煙の柱である。
主の大いなる恐るべき日が
来る前に,
太陽はやみとなり,
月は血に変わる。
しかし,
主の名を呼ぶ者は
みな救われる。」
ヨエルは,
神の御霊が注がれることの
約束についての
預言をします。
○
この預言は,イエスの復活の後,
ペンテコステ(聖霊降臨)の出来事
として成就しました。
○
聖霊が降る
(使徒2:1-4)
「五旬節の日がきて,
みんなの者が
一緒に集まっていると,
突然、
激しい風が吹いてきたような
音が天から起ってきて,
一同がすわっていた家いっぱいに
響きわたった。
また,舌のようなものが,
炎のように分れて現れ,
ひとりびとりの上にとどまった。
すると,
一同は聖霊に満たされ,
御霊が語らせるままに,
いろいろな他の国の言葉で
語り出した。」
○
使徒のペテロは
ペンテコステの日に,
この言葉を引用して
説教しています。
☆
ペテロの説教
(使徒2:16-21)
「これは,
預言者ヨエルによって
語られた事です。
『神は言われる。
終わりの日に,
わたしの霊をすべての人に注ぐ。
すると,
あなたがたの息子や娘は預言し,
青年は幻を見,
老人は夢を見る。
その日,
わたしのしもべにも,
はしためにも,
わたしの霊を注ぐ。
すると,
彼らは預言する。
また,わたしは,
上は天に不思議なわざを示し,
下は地にしるしを示す。
それは,血と火と立ち上る煙である。
主の大いなる輝かしい日が来る前に,
太陽はやみとなり,月は血に変わる。
しかし、主の名を呼ぶ者は,
みな救われる。』」
つぎに,ヨエルは,
終末を地上の
「刈り入れの時」として
預言します。
○
諸国民の裁き
(ヨエル3:13-14)
「かまを入れよ。
刈り入れの時は熟した。
来て,踏め。
酒ぶねは満ち,
石がめはあふれている。
彼らの悪がひどいからだ。
さばきの谷には,
さばきの谷には,
群集また群集。
主の日がさばきの谷に
近づくからだ。」
使徒のヨハネは,
新約聖書の「ヨハネの黙示録」に,
つぎのような幻を書いています。
(黙14:15-16)
「もうひとりの御使いが
聖所から出て来て,
雲に乗っておられる方に向かって
雲に乗っておられる方に向かって
大声で叫んだ。
『釜を入れて刈り取ってください。
地の穀物は実ったので,
『釜を入れて刈り取ってください。
地の穀物は実ったので,
取り入れる時が来ましたから。』
そこで,
そこで,
雲に乗っておられる方が,
地にかまを入れると
地にかまを入れると
地は刈り取られた。」
ヨエルは,
ペンテコステの日に
聖霊が注がれること
終末に,困難のあることを
預言しています。
2015-11-01