2匹の獣
(黙示13:1)
「また私は見た。
海から一匹の獣が上って来た。
これには十本の角と七つの頭とがあった。
その角には十の冠があり,
その頭には神をけがす名があった。」
「一匹の獣」とは,
反キリストのことです。
(黙示13:11)
「また,私は見た。
もう一匹の獣が地から上って来た。
それには小羊のような二本の角があり,
竜のようにものを言った。」
「もう一匹の獣」とは,
反キリストを支援する偽預言者です。
この2匹の獣とは不法の者であります。
パウロは,
獣に妥協しない生き方をしたことを,
次のように言いました。
(1テサロニケ2:3-12)口語訳
「わたしたちの宣教は,
迷いや汚れた心から出たものでもなく,
だましごとでもない。
かえって,
わたしたちは神の信任を受けて
福音を託されたので,
人間に喜ばれるためではなく,
わたしたちの心を見分ける神に
喜ばれるように,
福音を語るのである。
わたしたちは,
あなたがたが知っているように,
決してへつらいの言葉を
用いたこともなく,
口実を設けて,
むさぼったこともない。
それは,神があかしして下さる。
また,わたしたちは,
キリストの使徒として
重んじられることが
できたのであるが,
あなたがたからにもせよ,
ほかの人々からにもせよ,
人間からの栄誉を
求めることはしなかった。
むしろ,あなたがたの間で,
ちょうど母がその子供を育てるように,
やさしくふるまった。
このように,
あなたがたを慕わしく思っていたので,
ただ神の福音ばかりではなく,
自分のいのちまでも
あなたがたに与えたいと願ったほどに,
あなたがたを愛したのである。
兄弟たちよ。
あなたがたはわたしたちの労苦と努力とを
記憶していることであろう。
すなわち,
あなたがたのだれにも
負担をかけまいと思って,
日夜はたらきながら,
あなたがたに神の福音を宣べ伝えた。
あなたがたもあかしし,
神もあかしして下さるように,
わたしたちはあなたがた信者の前で,
信心深く,正しく,
責められるところがないように,
生活をしたのである。
そして,あなたがたも知っているとおり,
父がその子に対してするように,
あなたがたのひとりびとりに対して,
御国とその栄光とに召して下さった
神のみこころにかなって歩くようにと,
勧め,励まし,
また,さとしたのである。」
(2テサロニケ2:9,10)口語訳
「不法の者が来るのは,
サタンの働きによるのであって,
あらゆる偽りの力と,
しるしと,不思議と,
また,あらゆる不義の惑わしとを,
滅ぶべき者どもに対して行うためである。
彼らが滅びるのは,
自分らの救となるべき
真理に対する愛を
受けいれなかった報いである。」
竜は,海からくる獣(13:1)
地からくる獣(13:11,12)
大淫婦バビロンを手下として,
教会を迫害します。